キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

2015つくばマラソンその3 レース経過(30kからゴールのザ・ポエム花盛り)

2015つくば、シリーズその3。
レース経過のつづき。30k以降。
きょうはゴールまで、たどりつき隊。

もういらねえかもしれないケド、お約束ですもん。
とりあえず、ジャーン(↓)。 ====
image
ネット3時間11分55秒。
グロス3時間12分51秒。

記録証に戻してみた。
画像をクリックすっと、ラップタイムが見える程度まで拡大する。
(オン・パソコン)



きょう。
ようやくキンニクツウがひいてきた。
これ(↓)も、何ともないくさい。
ただのかまってちゃん行動だったくさい。よかた。

ただ、ひどすぎるキンニクツウにまぎれて
まだよくわからないが
右ヒザをやっちまったかもしれない。

すぐにでも、次に向けてリスタートしたいとこだが。
カラダのずっと奥のほうにダメージが残ってる。
のが、いままで史上もっとも抜けない。

「これが加齢ってやつか?」は措いても、
ちょっと慎重にやってこうとおもう。



30~35km
21:37/2:37:06(4:16、4:25、4:16、4:18、4:22)
21:42/2:38:45

29kのムネコフポイントを過ぎてから。
「うおっしゃ! きょうはイケる!」
と、4分10台前半にペースを据えた。

も、4分16。
いきなり、サブスリーペースからもこぼれてる。

「言行不一致かよ!」

てめえを叱咤しながら(おれ的には)ぐんぐん進む。
でも「叱咤」。罵倒ではなく。
じぶんにじぶんで、すげえ期待してる感じ。

体調的にもモチベーション的にも、けして悪くない。
脳内でジョックロックがとどろきまくってるし。
レッツゴー習志野がオニバしまくってるし。



ここらへん。
キロ表示を通過するたびに
「(3時間10分まで)あと何分何秒」
みたいなことを考えながら、走ってる。

この感じならとりあえず、ヒトケタは堅い。
4分30でいけば、だいたい10分。
ロンのモチ、4分30もかけるつもりは、ビタ一文ねえ。

徐々にペースダウンしてることは、自覚してた。
んだが、気持ちはチョー前向き。
「もんだいは、ヒトケタのどこらへんでいけるかだろ?」
ナドト、考えてる。

「けっきょくのところ、8分ジャストを巡る攻防臭が、ぷんぷんするぜっ!」
ノー天気に、最もキライな言葉のひとつを独りごちる。




オトシドコロ。



35~40km
22:47/2:59:53(4:26、4:27、4:36、4:47、4:31)
23:08/3:01:53

36kぐらい。口の堀陸橋の上り。
西大通に別れを告げ、筑波大へと向かいはじめる「凱旋路」。

上りの入口で。
「ワタナベさん!」

「あ、おっ、うおおおおおお!」
気づかれてなかったようで、わけのわからんエールをいただく。
がぜん、やる気がミナギル。



陸橋を上り、ゆるい下り坂。
ここでもう一度ペースアップして、そのままゴールまでなだれ込むぜ。

意識高い系だ。

。。。

だが、しかーし。

ここで謎の、フトモモプルプル。
レースでフトモモプルプルなんて、生まれてはじめてなったぜ。

フトモモプルプル。
「トリプルアクセル」とか
「プレモルゴクゴク」と、同じくね?

なんておもうよゆうもなく。



ああいう煮こごり的なやつ。
なって初めてわかったんだが。

ああいうのって。
あるラインがひいてあって。
「その手前なら、なんとかごまかしごまかしゆける」
「それを超えるとたぶん、すげえのがくる」
「すげえのがくると、走り続けられるかわかんない」

ってボーダーが、明確につかめる。んだな。

ごまかすか、シカトをカマすか。
脳内で1周半して
シカトカマス、チョイス一択。
なにしろ、「どう全力を尽くし尽くして死のうか」だからねっ。

チューズ、チューズド、チューズド、チューしてえ!
なに言ってんだろう。



「って考えてるおれ、かっけえ!」
とかもう。なりふり構ってらんない。
全力を出し尽くせるなら、おれ、ヒロシでもたかしでもたけしでも、おれかっけえでも何でもいいや。
とか、考えてる。

こいつ、かんぜんに、おのれに酔ってる。
このエントリーも、かんぜんにおのれに酔ってるふうだ。。。

ともあれ。
おのれに泥酔状態でもなんでも、全力を出し尽くせりゃいいや。
とか、考えてる。

左の手のひらをみる。
朝、油性マッキーでしたためた。
苦しみはいつかなくなる
諦めた事実は永遠に消えない
うしっ。行くぜキクチ! キクチ行くぜ! ってなる。

のはちょうど、たのくるさんが沿道にいらしたあたり。
37kぐらいだったかな。



ここらへんから。
おまえはどんなヤクルトかってぐらい。
ジョワジョワ、ペースダウンしてく。

いや、みるみるペースダウンしていく。
4分30かかり、4分40も割っちゃった。
37kから、4分27、4分36、4分47。

もう、キロ表示んとき「3時間10分まであと何分」とか、やめ。
「少し休んで、ラスト何キロからふたたびがんばろう」も、しない。
とりあえず、毛穴という毛穴を開ききる。
想いだけはオールラストスパート気分。

フトモモが心もとないので。
ふくらはぎを酷使しようとなんだろうと
フォームが何だとか度外視で、前に進むため地面を蹴りまくる。

「諦めた事実」なんか、残したかねええ。
すべてのストッパーを外す。



じぶんに酔いすぎて。
もとい、ストッパー外しすぎて、感情大放出。
嗚咽がとまらない。

この嗚咽の原因はなんだろう。

あまりにも苦しいから?
もう少しでゴールでけてうれしいから?
フトモモがイワカンすぎるから?
不甲斐なさすぎるから?

わからん。メダパニ状態。

そうこうしてるうちに、39k付近。
「とある村」の大応援団ポイント。
に、着いちった。

嗚咽しながら、応援団の前を通りすぎる。
エールに応えるよゆう、ほぼなし。
おれ、チョーかっけわりい。

おっとさん、ありがとうございます。
使わせていただきますっ。(↓)
いい写真、撮っていただいた。

じぶんへの戒め。

右手をキャップにやってるのは。
いちおう、感謝のごあいさつの会釈の、つもり。
DSC_8099

なーんか40kめの1kだけ、
ペース、奇跡的に盛り返してんのね。
4分31。

応援のチカラって、すげええな。



あ。メダパニ状態になりながらも。
ひとつだけ冷静だったこと。

「スライドでmotoさんともぬまっちさんとも、すれ違えなかったな。。。」

ということは、だ。
逆にアレ、だ。
まあ、おれが大撃沈カマしてることは措いても。
motoさん、きっとやったな。おもう。

おれも、まだまだ。やろう。
おもう。諦めない。事実は残さない。



40km~ゴール
12:00/3:11:53(4:41、5:23、1:56(4:42)(42.41km))
11:58/3:12:51

とにかく地面を蹴り続ける。
フトモモも酷使しつづける。
くだものだもの、たったあと10分だもの。

平塚通りとの立体交差。
あれって帰り道、坂じゃなくて壁にみえるよね。

壁。
フトモモをまっくすに使って、大股で上る。
フトモモをまっくすに使って、全力で下る。

下り終えて、プルプルがピキーンピキーンに変わる。
あと1k。
大したことはねえ。
でももう、5分すら、きれねえ。

もいちど、左の手のひらをみてみる。
苦しみはいつかなくなる
諦めた事実は永遠に消えない
ぬおおおおおお。



ここから、すげえ長く感じるって、知ってる知ってる。
ソレ、知ってるやつ。
池が見えてから競技場の入り口まで、
ここは永久ループか? スーパーマリオの4-2か?
ってくらい、長く感じるって、知ってる知ってる。
ソレも、体験済み。

ぽまいの攻撃は、見切ってる。

なので、まっすぐ前の一点だけ見て、じぶんなりのダッシュをつづける。
伯父撮(↓)。
IMGP2330

ナイスピンボケッ!
苦悶いっくもーん。
が、いい感じでオブラーティーだ。

いつもわりと。
ゴールにはノリノリで帰ってくるので。
伯父はびびってたらしい。
ムスメっこは、ドン引きだったらしい。
写真うまい伯父、おもわずピン外したらしい。



左に最後のカーブをする。
競技場の入口。

とにかく1秒でも早く、ゴールラインをまたいでやるぜ。
クソバカシネカスの搾りカスを、搾り尽くすっ。



。。。



ゴールした瞬間。
脚がまっったく、動かなくなる。
フトモモのいろんなところからガシンガシンて、きこえる。
ゴールラインのほぼ上で、両膝をついてうずくまる。

「生まれたての仔牛が立ち上がるさま」
のの、逆再生な感じだ。



「ゴール後も止まらず、歩いて歩いて!」
係のおじさんが、武骨に叫んでる。
コレ、明らかにおれにいってるな。
てめえ、どけやゴルアって感じなんだろな。

そりゃそうだ。

でももう、一歩も進めない。
おれのフトモモ。ラ・ファンを迎えちまってる。

今回は意識は遠のいてないケド。
コレ、デジャブ、だな。
情けないやら恥ずかしいやら。



武骨な係のおじさん。
「あ、こいつはガチか?」
ってピーンときたしゅんかん、やさしくなる。
これも、デジャブだな。
っていうか迷惑千万だな、おれ。

救護所から飛び出してきた学生が2人
両脇を抱えてくれ
フィールドまで運んでくれ
靴を脱がせてくれ
あんよをケアしてくれる。

完走するともらえるポカリスエット。
「念のためもう1本持ってきますね」
2本、もらっちった。。。



10分ぐらいおとなしくしてたら。
なんとか立ち上がれそうになってきた。

導線を伝い。
記録証をもらって、チップを返し、荷物預けに向かう。
あああ、11分もかかっちってやんの。
とかおもいつつ。
キロ30分ぐらいのペースで。慎重に。



こうして、おれの2015つくばマラソンは終わった。
おわつちまつた。
中也なていで。

ただ、反省点や改善点、はたまた一定の成果も
いくつか見つけられた。

というわけで、つくばのふりかえり。

もうちっとだけ続くんじゃ。
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次回は、行動記録やら。

本当はもう。
つくばのふりかえりなんか、ぶった切って。
先に進むハナシや、チャンネーのことやクソくだらねえこと、書きてえ。

っていう衝動も、てぃらほら。
まあ、まあ。