ってのがプロ野球にあるじゃないすか。それがきょうおこなわれた、と。
今年で3年目っつったかな?
コレ、ちょっとおもしれえなとおもった。
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現役ドラフトってどういうものかというと。
(聞きかじったことを印象だけで受け売りしたのをおもくそはしょると)
「いまくすぶってるけど環境(球団)を変えれば化けるかもしんない」
っていう選手にとっての蜘蛛の糸、みたいなもので。
過去2年、それなりに功を奏したケースもあったのでつづけてみようってなってる制度。
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あ、具体例を挙げたほうがわかりやすいかもしんない。
現役ドラフトそのものじゃないんだけど。
たとえば、入団したチームの方針や、もっと直接的にたんじゅんに担当コーチと合わなくて不遇をかこってるケースって(たぶん)あるじゃん?
「じぶんは長打力が持ち味なんだけど、チームの方針は機動力(脚の速さ)と守備」みたいな。
そういうひとが「一発のある人材がほしい」ってチームに行く(活躍できるかもしんない)チャンスを広げてあげようとする、とか。
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あとたとえば。
これはデーブ大久保っていうむかしの選手がわかりやすいんだけど。
高校生随一の強打のキャッチャーとしてドラフト(←これはふつうのほうのドラフトな)1位で西武ライオンズに入ったけど。
高卒でドラ1でほんとうにすげえことなんだけど。
当時のライオンズは伊東っていう球界ナンバーワンキャッチャーがいて。
キャッチャーとしては出場機会が厳しいから、ファースト(一塁手)として育成されようとしてたら。
翌年のドラフトで清原っていう30年か50年に1人の逸材(あまつさえファースト)が入ってきちゃった。
ってなったら、デーブ大久保に出場機会はないわけじゃん?
的な。
実際、デーブ大久保はライオンズ時代、2軍の帝王として君臨しつづけてたし(裏を返せば1軍では使いどころがなかった)。
6〜7年後に、ちょっとキャッチャー陣が混沌としてたときのジャイアンツに移籍したのが結果的に吉と出たってこともあって。
そういうやつ。
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で、これも聞きかじった話では。
むかしのプロ野球って、たとえば。
ドラゴンズの星野監督が「あのくすぶってる選手、ウチに来れば即レギュラーっすよ。くださいよー」ってジャイアンツの藤田監督に言って。
藤田監督は藤田監督で「じゃあ、ウチはココが手薄だからおたくの誰々をくれ」っつったりして、いわゆる現場同士の話し合いで交換トレードが成り立ったこともままあったらしいんだが。
さっきNPBの2024年トレードの欄をみたら、今年、トレードってほとんどおこなわれてないのな!
ってことは、星野と藤田みたいなことはもうないってこととも言えて。
それはきょうび、FAとか戦力外のひとのための合同トライアウトとか、それこそこの現役ドラフトって制度ができたり活発化したりしたってこともあんのかもしれない。
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なお。
「現役ドラフトっておもしれえ制度だな!」とおもってコレを書き出したものの。
「おもしれえ制度だな!」以上に語れることはねえし。
よしんば、「この現役ドラフトって、おれらにとってほにゃららに該当するじゃん!」的な、いかにも話が広げられそうな示唆?もビタ一文ねえわ!
ってことには、わりと早めに気づいておった。。。
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だって。
転職って野球でいえばFA(フリーエージェント)みたいなもんだし。
デカい会社に勤めたことないからわかんないケド、そのなかでの異動希望とか配置転換とか出向も、似て非なるものっていうか。じゃん?
少なくとも「キクチくんはわがキリンビールではくすぶってるケド、(ライバルの)サッポロビールのほうが合ってる気がする。サッポロで大いに活躍してきたまえ」的なことは絶対ないわけじゃん?
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そんなんわけで。
何でわざわざ現役ドラフトについて書こうとしちゃったのかなあっていま猛烈に後悔してるんだけど、書いちゃったからとりあえずアップしときます。