キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

高さとパワーはどこ行ったんだぜ?

バレーボールってやっぱクソおもしれえなって。

男子日本代表の試合を観ながらあらためておもったんだが。

 

その「やっぱクソおもしれえな」とおもったのの何割かは、日本代表がそれなりにつおいからで。

強豪相手に競ったり競り勝ったりするからで。

 

その視点は、しょせんニワカの域を出るものではないな。

ということを自覚しておる。

www.kikuchiroshi.com

 

 

ところで。

ごく最近まで日本の男子バレーっておもくそ弱かったじゃん?

むかーしそこそこ強豪だっただけに、21世紀に入ってからオリンピックの出場権すらおぼつかなくなってんのがよけい際立っちゃってて。

 

その要因として挙げられてきたのが「高さとパワーの絶対的な不足」。

 

折しも世界の趨勢というか、バレーボールという競技自体がどんどん大型化、パワー勝負になってきて。

骨格的?にも筋力的にも劣る日本人にはどうにもならなくなってた。

 

 

にもかかわらず、サッコンの躍進?復活?はどうして? ってのが、きょう言いたいこと。

(あ、ここではそのソリューションは示されません)

(結論は「ニワカにはわからねえんだけど」という前提で進める)

 

 

要因としてはいくつか考えられて。

たとえば「カリスマ的な人気or実力を持つ選手の出現」。

 

将棋の藤井聡太とかボクシングの井上尚弥とかやり投げの北口榛花とか。オオタニサンもそう。

むかしで言うと卓球の福原愛ちゃんとか(どうしてもちゃんづけしちゃうよね?)フィギュアスケートの浅田真央とか、そういう。

マイナーな競技・種目がそのひとのおかげで一気に注目を浴びたり、もともとメジャーな競技・種目にいっそう人材が集まる流れになる。

 

バレーでは石川祐希っていうひとが、それに当たる。

日本歴代最高っていわれてる逸材。

(「日本歴代最高っていわれてる逸材」にはいろいろ言いたいことがあるが、とりあえず措きますね。いや、石川の実力うんぬんではなく)

 

 

あと「マンガなどの影響による時代的な盛り上がり」とか「複数の逸材がたまたま同年代にいた」系。

 

サッカーのキャプテン翼とかバスケのスラムダンクみたいなやつね。

バレーにも『ハイキュー!!』ってのがあるらしく。

そういえば何年か前、にょうぼうとムスメっこが回し読みしてたな。

 

そしてそれによってかよらずか(?)、黄金世代みたいのが形成される。

石川祐希が先鞭?をつけ、西田有志とか高橋藍が脂が乗り切った的な年代にさしかかってきたみたいな。

(セッターの関田やリベロの山本ってのも、ほんっとすばらしいね)

 

 

あるいは「先進的な戦術・テクニックの開発」。

 

回転レシーブとか一人時間差とか、そういうの。

陸上400mリレーのバトンパスとか、スモールベースボールってのもそれにあたるのかな?

あるとしたらこれかなっておもったんだけど、聞かないよなあ。

 

はたまた、「日本の協会がチョーがんばった(国内リーグの盛り上がり含む)」。

サッコンのバスケがまさにコレじゃん?

 

 

ほかに巷間いわれてるのが「海外リーグへの挑戦が増えたこと」。

 

むかしなんかの競技で誰ぞが言ってた「個の力を高める」的なやつ。

現在、石川祐希はじめレギュラークラスがじゃんじゃんイタリアのリーグに挑戦してて。挑戦どころか強豪チームの軸となって活躍してて。

 

それの何がいいかっていうと。

ロンのモチ、世界のトップクラスと日々切磋琢磨できるってことなんだけど。

より具体的に言うと、日本では体感できない絶対的な高さやパワーと日常的に触れ合えるかららしい。

 

 

で、だ。

男子バレーのいまのこのV字回復は。(←バレーボールだけにw)(←いやいやおめえ、なんだかドヤ顔気味だけど)(←コレ死ぬほどクソつまんねえぞ!)(←むしろあえてよくアタックしたってレベルだぞ!)(←バレーボールだけに)(←永久ルーップぇ。。。)

 

上記のいずれか、あるいは複数orすべてが絶妙にからみ合ってできた/できつつある状態ではあるんだろう。

 

かたや、表題に戻る。

石川祐希192cm、西田有志186cm、高橋藍188cm。

って、むかしと変わってなくね? っていうか、むしろちっちゃくなってね?

 

推測に過ぎないケド、パッと見、パワーだってそう変わってないっていうか、少なくとも飛躍的にアップはしてないとおもうのよね。

じゃあ、何でだよ?っていう。

 

 

ぼくちん(!)が長年、苦い感じで観てたのはこういう(↓)。

「ネット越しにいきなり相手チームみんな、頭ひとつデカいじゃん!」

「セッターなのに2mとか何なんだよ!?」

「このサーブ、もうバックアタックじゃん!」

「こんなん、どうやってブロックすんだよ!」

 

なんか、あるじゃん? ちょっとピントがズレちゃうかもしんないケド、バスケで言うと。

スラムダンクで言うと、30年ぐらい前はボールを運ぶPGのリョーちんとゴール下を守るCのゴリがいて、マンガ的にも役割の違いというかキャラ立ちがしてたとおもうんだが。

いまなんて当たり前に、PGやCがスリーポイントもキメる。

というか、全員あるていどオールラウンダー的なはたらきができないとレギュラーになれない「え!? そこまで!?」みたいな21世紀感。

 

 

するってえと、あんだけの絶望感をもたらした高さとパワーの圧倒的な差ってのはどこに行っちまったんだぜ?

ニワカにはよくわかんない21世紀感的なものがあるのかなあ?

あるいは、ジャニーズとの癒着解消が吉と出た?