甘ったれたことをほざく。
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新年度の風物詩というか。
通勤電車がやけに混むじゃないすか。
それって、新入生や新入社員が押し寄せるからなんだろうけど。
よく考えれば、プラマイゼロなのよね?
つまり、新入生や新入社員で増えた分、卒業生や定年退職のひとが減ってるから。
質量保存の法則?
総数はおんなじはずなのよ。
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じゃあ何で新年度の通勤電車が混むかというと。
新入生や新入社員で通勤電車初体験のひとがいるからで。
あのう。
混んでる電車って、暗黙の了解があるじゃないすか。
下りるひとが下り切ってから乗るとか。
ドア付近のひとは駅についたらいったん下りて道を開けるとか。
車両の窓側(外側)に向かって立つとか。
そこらへんが不慣れだと、実数以上に?混雑を感じる。
みたいなことかと。
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で、ここまでは前置きで何を言いたいかというと。
キクチは、そういうひとを押しのけられないのね。
むしろ、逆にただ押されるだけのほう。
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言い方がムツかしいんだけど。
たしかにかに、そういう暗黙の了解をまだ知らないひとってジャマじゃないすか。
なので、格好の餌食? みたくなってミョーにイキったクソみたいなひとに必要以上に押されたり、突き飛ばされたりしてる。
実際きょう(これは4月1日に書いてるぇ)。
下りようとしたらドア付近に佇んでるひとがいたり。
車内でうっかり向かい合っちゃうひとがいて、チューすんじゃねえかぐらいの距離感で気まずかったりしたんだが。
何つうか、そういうフレッシュマン。
「いま胸にどんだけ夢や希望や野望やwktk感や不安を抱いてるんだろう」みたいなことに想いを馳せると。
いいんだよ。そういうこまけえことはおいおい覚えりゃいいんだから。
みたいな気持ちになっちゃって。
おれごときオワコンにんげんが、そういう前途洋々な若者を少しでも挫くようなことをしちゃいけないよねっておもっちゃう。
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あ、これはただのたんじゅんに性質のもんだいで。
いいとか悪いとかではなく。
ちっちぇえ好感度上げようとかでもビタ一文あるはずもなく。
じぶんがかつて(そういう覚えはないけど)されてすごくいやだったんだか。
齢とって、とくにひとの親になって、フレッシュマンをペアレンツ的な視点で見守るようにおのずとなっちゃったんだかはわからないが。
そういうふうに考える性質ですってだけの話。
むしろ彼ら彼女らに純粋に「ガンバレっ!」っておもうし。
なんならその、これから何色にも輝きうる無垢材感? をうらやむ・嫉妬すらする。
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わかりづれえ?
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そんなんわけで。
そういう様子をながめつつ、ただ押されながら。
「おめえキクチももう一踏ん張りしようぜ!」
心が洗われた、ややもすると爽快な気分になったんでしたとさ。
ぽえむ。