カノジョが抱えてる悩みというものは。
おれにとっては、クソどうでもいいもので。
っていうと、最初から身も蓋もなくなっちゃうんだけど。
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だって、30数年前の同級生の個人的ななやみなんて。
いまのキクチの人生に、文字通りビタ一文関係ねえじゃん?
どうでもいいことじゃん?
ただ、カノジョにとっては。
「今後のカノジョの家族のあり方」にかかわる問題で。
ある種の一大事に決まってて。
なので、よけい聞き役に徹しようとおもった。
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で、そんな、カノジョにとっての一大事に。
なんでキクチが聞き役にえらばれたかというと。
すごく雑に言うと「どうでもいいから」なんだよなあ。
要するに。
「そんなことを、家族そのものに言えるわけねえ」
「親しいおともだちにも言うのはばかられる」
「近所のひとにおいそれと言って、おもしろおかしくなっちゃったらよけいめんどくさくなる」
ってのがあって。
クソさしさわりねえ距離感の知り合い・オブめっけ!
キクチがうってつけ!
ってわけで。
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ただその。
これはひょっとしたら性善説に過ぎるのかもだけど。
なおかつ、キクチが壁に選ばれた意義。
みたいなことは、踏まえつつ壁になんなきゃなとおもった。
(話が前エントリーから進んでねえぇ?)
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で、壁の役目を果たせたかというと。
応えられた自身は、ノットアットオール!
なんだけど。
でも、それは人知が及ばないっていうか。
こっちが好きこのんで突したんではなく、
あちらさんの悩みをぶっつけてきてるだけだし。
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こちとらはかえって、好き勝手な。
ともすれば、何らの責任感もともなわない、正しいっぽいことを口から出まかせすればいいだけで。
フリーダムに口から出まかせをしといて。
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いや、語弊が生じるかもしんないけど。
「正しいっぽいことを口から出まかせ」は結果論で。
こっちはこっちなりに、不意にぶっつけられた壁として、カノジョにとって「いい」弾き方ってなんだろうみたいなことを必死に考えて。
フリーダムに口から出まかせをしたわけで。
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これはあくまで、善意の解釈っていうか。
「いい意味で」の権化みたいなもんなんだけど。
適切に「何を言うか」にはいろいろ条件がついて。
(どういう間を置きながら)
(どういうトーンで)
(速すぎもゆっくりすぎもしねえピッチで)
(相手が心地よくなるタイミングだけを探りつつ)
(フリーダムに口から出まかせに)
(いかに、説得感をもたせるか)
って、「フリーダム」とほど遠すぎるじゃねーか!
自由っていったいなんだーい?
どうすりゃ自由になるかーい?
。。。まーた尾崎豊かよ!
(オザキだーいすき!)
「小意気なドラネコってとこだよ」
って、どんなとこだぜ????
わかりるひと、いる????
オザキー!!!
*
必然性度外視で、もう1回だけつづく。