キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

社会の窓、その2

社交辞令っつうと語弊があるかもだけど。

 

あるじゃないすか。

「察しろ」的なやつw

 

 

小学校の同級生♀がいきなり「飲もう」よこしてきたDM。

台風だってのに、実行することになったウタゲ。

そりゃあ、こちとらとしては警戒心100で。

 

「台風が関東を直撃しまっせ」って日にぶち当たったら。

ふつう「じゃあ、また日をあらためて」って話になるはずで。

 

 

あまつさえ、何年か前に。

30年ぶりぐらいに同窓会で会って。

そのあと、5年ぐらい会ってないひとに。

おいそれとそんな込み入った話なんかするわけないじゃないすか。

 

ヘイヘイヘイ!

もっとライトに行こうぜ! ヘイヘイヘイ!

 

 

いっぽうで。

 

これは「かつてムスメっこのことでさんざん相談に乗ってもらった」という。

こういう言い方が適切かわかんないが「借り」がある身としては。

 

壺を売られたり、献金を迫られたりはしないだろうって性善説のもとに。

 

カノジョは、そんだけよっぱど困りごとがあるんだろうなあ。

って、おもってみた。

われながらちょっと、性善説が過ぎる感じで。

 

 

しかしして。

職場からあるいて15分ぐらいの。

「東京で2番目にポテサラが美味い店」に集合することにした。

 

あ、いや。

「職場からあるいて15分ぐらい」ってのは。

たしかにキクチの利便性はあるんだけど。

それは、「めんどくせーからそこらへんで押さえとくか」的なことではけしてなく。

 

「ポテサラが東京で2番目にクソ美味い」ってのと。

カノジョが有楽町線沿線なら出やすいって言ってたのを加味した結果である。

 

どうっでもいいな。

 

 

お店に向かう道すがら。

「きょうはとにかく、聞き役に徹するのだ」

てめえによおく言い聞かせた。

 

キクチは、いまやもうすっかり自己顕示欲マンで。

肥大してるじぶんが日々、やでやでしようがないんだけど。

 

あまつさえ、アルコホールが入ると。

てめえアッピールしかできなくなっちゃった。

不自由なにんげんに成り下がっておる。

 

 

なので。

きょうは、とにかくおれじゃない。

カノジョの話を聞くことこそが役目だ。

言い聞かせて。

 

。。。

 

「でもなあ。」

との間を5往復ぐらいして。

 

やっぱり、きょうはちゃんとひとの話を聞こう。

よしんば聞いてなかったとしても、聞いてる姿勢をとりつづける。

みたいなことが、きょうのキクチに与えられた役割なのだ。

肝に銘じまくる。

 

 

一般論として、女性が何かを話したいというとき。

 

それは、話すことによって発散=解決をしたいんであって。

聞き手の意見など求めちゃいない。

要するに、キクチは壁当ての壁でしかない。

 

ミットの綿を抜き、いかにいい音で投球を捕り、

ピッチャーを気分よくさせるかに徹するブルペンキャッチャー、的な?

 

 

「東京で2番目にポテサラが美味いお店」は。

きょうのきょうで予約する隙がなかったので。

席を確保するために、早めにお店に乗り込む。

 

「生とポテサラ」一人でオーダーし。

 

「おめえは壁当ての壁だぞ!」

てめえに言い聞かせながら待つうち。

「ビールをもう一杯頼んじゃおうかな」

おもってるころ、カノジョがいらした。

 

 

「ひさしぶり! きょうはありがとう!」

「コロナのブランクで、かれこれ4〜5年ぶりかな」

ほざきつつ。

 

「すんませーん。待ち人が来たんで生2つお願いしまーす!」

「ポテサラも、もう1つ!」

よくわかんないけど、幼なじみだし。

2割増しでほがらかにしてみて。

 

 

ってんで、カノジョは席に着くやいなや。

アズスーンアズ。

 

乾杯もしてないのに。

ぐいぐい本題を話しはじめた。

 

ちょ!

まだ壁当ての壁は、準備40%ぐらいしかできてないっすよ。

 

 

いや、そんだけカノジョがカノジョなりに切迫してたってことで。

何に切迫してんのかはよくわからないしどうでもいいことかもだけど。

 

とりあえず。

カノジョが放ったボールを、(カノジョにとって)気持ちよくいい音立てて、いい角度に。

跳ね返さねばってことに、よけい意識を集中することにした。