キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「舞、ブログ閲覧数が48で増えたと歓喜」←わかりる!

クソくだらねえ想いをほざく。

 

 

NHKの朝ドラ「舞いあがれ」はほんとうに秀逸な話で。

役者とかプロデューサーとかスタッフみんなすげえとおもうんだが。

まず、根本にある?脚本がほんとうに天才的で。

 

 

昨日だかきょうだか、こんなシーンがあった。

 

すっげえかいつまむと。

ヒロインの実家、東大阪のネジ工場(町工場)の魅力を伝えるために。

ヒロイン舞は、そこで働くひと職人にインタビューし、それをブログにする。

ということを思いついて走り始めた。

という、アウトライン。

 

 

時代設定が2015年だから。

ブログというものがメディアとして価値があるとされてた、盛り上がりの後期にさしかかったころ(説明がわかりづれえな)。

「全世界に発信してるんだ」っていう緊張感と意識があったころ?

 

 

舞ちゃんがブログの管理画面をチェックして。

「コメントが入ってる(1件)!」って超絶wktkしたり。

隣の席の山田さんが覗き見して。

「アクセス数、すごい伸びてるやんか!(48)」

って超絶wktkしてるシーン。

 

に対する、ネットニュースが上記ツイッターなんだけど。

その反応は「ちょwww、40ぐれえでwww」なんだけど。

 

すんげえ、わかりる!

 

 

言いたいことを先に言っちゃうと。

ゼロイチ。

 

「無から有を産み出す」ってえと大仰だが。

「じぶんの声が知らない誰かに届いた」って実感でけるこういう出来事は。

承認欲求とはちょっと違う意味で、ものすんげえうれしいのね!

 

 

卑近手前ミソな物言いをするならば。

 

何年もアクセス数2(じぶんのパソコンとじぶんのスマホ)だったこの辺境クソブログが、たまにアクセス数3になったときは狂喜乱舞したし。

 

やがて、こんな辺境クソブログに、はじめてリアルで面識のないひとが好意寄りな反応をしてくだっすったときって、大げさじゃなく「おれ、天下獲ったわ」ぐらいうれしかった。

 

必ずしも共感してもらいたくてブログを書いたわけじゃないけど、共感してくれるひとがいるんだってことは勇気100倍で。

それが、ブログを書くモチベーションになったの確か。

 

 

IWAKURA(東大阪のネジ工場)の企業公式ブログなんて、ブログ的にはちょっと難しい立ち位置で。

言っちゃえば、存在すら世間一般的には誰も知らないわけで。

たとえば、キクチみたいな関東のド文系が「東大阪 IWAKURA ネジメーカー」で検索することは100パーないわけで。

 

もっと言っちゃえば。

「アクセス数40」っつっても。

「ブログ始めたんっすよ」って周知した社内のひとか。

取引先の人が気まぐれで「IWAKURA」で検索して見つけたぐらいのもんで。

 

入ってた1件のコメントだって。

舞ちゃんががんばってブログ立ち上げてるのを肌で感じてた社内のひとが入れたものかもしれない。(ていうか、冷静に考えてその説が濃厚?)

 

 

んだけど。

そのゼロイチ感ってのは、ものすごく重要で、当人にとってはとてつもなくありがたいものなんだよね。

(話が一歩も進んでねえぇ?)

 

 

たとえがちょっとズレてるかもだが。

その舞ちゃんの(数の多寡ではない)喜びに共感したときに。

キョライしたのは、名作『あしたのジョー』のこのシーン。

 

(。。。まさかの画像なし。。。)

 

これは物語の後期。

丹下ジムがジョーの活躍でそれなりに有名になり。

続々と新たな練習生が丹下ジムに入門してきて、立派な建物を建てたころ。

 

テレビのボクシング中継である選手が勝利し。

そのジムの会長が涙を流す。

 

「なんでえ!」

「世界チャンピオンになったとかならともかく」

「日本ランキングが7位から6位に上がっただけなのに、ナニ大げさに泣いてんのこいつwww」

 

ジムの新入りボクサーがほざく横で。

丹下段平は涙を流しながら言う。

「じぶんが天塩にかけて育てた子のランキングが1つでも上がった喜びを」

「おめえらなんかにわかってたまるか!」

 

そういうことなんだよな。

ぽえむ。