にょうぼうはキクチの翌々日に4回目の接種をした。
その日はムスメっこの学校の文化祭に行く日なので、接種に寄って?その足でムスメっこの学校に行こうって算段。
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会場は、キクチとおんなじ市役所。
おれもにょうぼうも過去3回は学童の体育館で。
市役所ははじめてなので、勝手がわからないなかで。
「おれっち、ダンナの2日前に接種したし」ってセンパイヅラをカマして。
てめえが接種した日の夜、会場の様子をにょうぼうにさんざんフイた。
「マジ、規律がすげえよ」と。
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したらば、にょうぼうから実況中継的な(↓)。
そうなのよ。
何がビビるって、役所の庁舎で。
最初の受付は市役所の正面玄関を入ったとこで。
「接種はこちら」的な標示がカンペキだったり入口にナビしてくれる人が立ってたりしてカンペキなのに。
(たとえば、じぶんらの親世代のひとって加齢あんどいろいろ大らかじゃないすか?)
(いろんな意味で「行けばどうにかなる」「わかんなかったら人に聞きまくれば何とかしてくれる」的な)
(接種って年齢が上のほうからやってく構造だから)
(おのずと、そういう世代がトップバッターになるんだろうけど)
(その入口でナビしてくれる役の人が「○○と○○をご用意くださーい!」叫んでて)
(行き先を間違えるのも必要な書類を用意しないのも、むしろむつかしいぐらい)
長えカッコ内を一言でいうと、
「いろんな試行錯誤を経てここまで磨きあげたんだな」
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そんで、最初の受付が終わってからの導線も。
役所の別館にある接種会場まで、何個も曲がり角を曲がったり階段を登ったりすんだけど。
「競歩の審判?」ってぐらい、辻々に、数メートルおきに人が立っててナビしてくれて。
「うっおー、すげえな」っておもうと同時に。
そのきめ細やかさに気圧されちゃって。
コミュ障なキクチでさえ、そのいちいち?立ってて「こちらです」「この先を」ってナビしてくれる人たちに「ありがとうございます」ってもれなく挨拶してしまうシマツ。
上記画像は、にょうぼうがそれを体感して、マジすげえなって伝えてきたってわけ。
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こういうたとえがそぐうのかはちょっと疑問だが。
何ヶ月か前に、名古屋だか東京で裏社会のトップの人が亡くなって。
その弔いに、神戸の裏社会のトップの人が訪れたことがあったじゃん?
神戸の人が通るとこは、前後びっちりとそのお仲間?の人が花道みたいに並んでて。
ある意味、その人がそんだけ大物なんだなってわかりるっていうか。
それをショミンにもわからしめるための示威行動っていうか。
ニュースを見てて、ある意味「すげえな」っておもったんだけど。
そんくらいの導線。
「おれもとうとうここまで昇り詰めたか。。。」
勘違いしてしまうぐらいの、カンペキな導線。
たまに、茶目っ気のある人が「ベントニー!」とか「ロスオブコンタクト!」っておれに向かって旗を上げるんじゃないかぐらいの。
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駅で合流したにょうぼうとそんなことを話してるうち。
電車はムスメっこの学校の最寄駅に着いた。