エアかすみがうら。
陽ざしも風もけっこうつおかったがそう気にならず、「おれの気合いすげえな!」ナドト思い上がりながらわりとイーブンペースで進んでおった。
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30kに到達したところで、消耗度を考えるとこりゃよゆうで完走できるなって確信でけた。どんどんワクワクしてきた。
まあ、ラスト5kで右の膝とぬーん(ケツ痛え)が炸裂して、マラソンが42.195kmである意味を再認識したわけだケド。
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2.5kのコースを17周。
ほぼずっと独りでぽくぽく走ってたわけだが。
ラスト3周からふらっとさんが伴走してくだすった。
(Sugiさんも1周いっしょに走ってくださいましたよね?)
(ゴールしたらすでにお帰りになられてたらしく、ご挨拶のひとつもできねかった)
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ふらっとさんは近くでおこなわれたよこはま月例マラソンの帰りに寄ってくだすったらしい。
ひさびさにリアルでお会いして走りながらいろいろお話しでけた。
ふらっとさんがすんげえ饒舌なので「あ、よこはま月例、うまく走れたんだな」おもったおもいましたとさ。
日産スタジアムのサブトラックの裏の直線で、高校生の陸上クラブがダッシュの練習をしてると。
「ちょっと行ってくるわ」っつって相変わらず腕ぜんぜん振らねえフォームで若者に張り合いに行く、まったく無邪気なあんちゃんだ。
(でいて、キクチが炸裂してあからさまに右脚をひきずりだしたら)
(いきなり喋んなくなって)
(それまでは並走してたのに)
(黙って2歩ぐらい先を引っぱってくだすって)
(「こいつ、やさしいな」ってすげえ感謝したし)
(けっか走り切れたのの大半はその静かな叱咤のおかげデアル)
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ラスト1周。
2.5kのコースだから17周すると42.5kになる。
最初は17周コンプリートしようとしてたが
もう限界ぎりぎりだったので奏上す。
タイム的にも、サブフォー的に
予断を許さない感じだったので奏上す。
「42.2kでゴールってことにしていいすか?」
ふ「うん、いいよ」
ガーミンヌのGPSはトイレに行ったり誤差もあるだろうしで多めに出てるだろうので、このコースを熟知してるふらっとさんに訊く。
「300m手前ってどこらへんすか?」
ふ「うーん、直線が終わるあたりかな?」
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その直線が終わりそうなころ。
やめられる気配がビタ一文ねえぇ。。。
おいB型、ひとの話を訊いてんのか?
これは周回もちゃんとコンプリートせいってことだな。
どうせこれでおしまいってんで、ダッシュす。
4時間切れるかどうかあやういので、必死でダッシュす。
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なんとか、ゴール。
3時間59分後半秒。
ほんとうは50mか100m先の陣地まで行って。
目の前でゴールして。「うえーい、完走!」
ってしたかったけど。
その50mか100mの余力はありません。
ただちにうずくまる。
スタートゴール地点に置いといた
健康ミネラル麦茶のペットボトルを
持ってきてくれて、なんかやさしいじゃねーかとおもってて。
心の底から感謝をしようと
目の端でふらっとさんを追うと、
そのまま陣地まで走っていっちまいやがった。
おいおいおい、B型よ。。。
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炸裂前、気分がアガってたころ、お互いに無駄グチを叩きまくる。
「そういえばふらっとさん、最近またツイートをつぶやき出しましたよね」
「調子が悪くなるといっさい沈黙するとか、わかりやすすぎるし」
「上向いてくるとひんぱんにつぶやくとか、わかりやすすぎw」
ナドト。
ふ「そんなん当たり前じゃん」
ふ「ネガティブなツイートしても滅入るだけだし、見る側からしてもそんなん、やんなっちゃうでしょ」
ザ・B型にんげんオブB型にんげんw
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。。。
*
じぶんは、そういう濃淡の濃のときだけ都合よく出てくことは何となくちょっとなあという考え。
「都合のよいときだけ出てきやがって」っておもわれたくないから、いいときもよくないときも、出せる程度のネガティブなときはむしろ隠したら負けだぐらいにおもっておる。
こういうのが自意識過剰っつうのかなあ?w
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何を言いたいかというと。
よしあしじゃなく、考えや立脚点の相違で。
真反対の意見だからこそ興味深く聞ける。
納得しやすい。
ということもありうり。
ってことで。
なんつうか、ふらっとさんに伴走してもらって楽しかったんだろうな。
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陣地にはふらっとさんの奥様のユキさんもいらしてた。
ユキさんにお会いすんのも、ずいぶんひさしぶりだ。
つうかおめえら、なかよしだな!
ユ「キクチどうせアレだろ」
ユ「今年も24日はお誕生日アッピールみたいな、かまってちゃんツイートすんだろ」
ユ「あれ、ほんとウザいよねえ」
そういうとこ、寸分違わず相変わらず。
でもおめえユキよお、キクチのかまってちゃんツイート、1周まわってけっこう楽しみにしてねえか?
なお、ふらっとさんユキさんのご子息とキクチのお誕生日はいっしょなもよう。