キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

体育祭1000mの作戦会議その2「そして、ターサーがあるっ」

作戦会議のつづき。
作戦編。

(キ)じゃあ、まずこうしよう。
「目標は、1年生で2位になること」

そのためには。
「○○ちゃんは気にしないこと」

そのうえで。
「最初の1周をまずがんばること」
「3年生にひっぱってもらうこと」
「最後の半周がんばれる余力を残しとくこと」



ムスメっこはコウ言ってた。
(キ)ななちゃんにとって、○○ちゃんって
相手として、どういうふうにおもってる?

(な)いまはちょっと、かなわないかなあ。
○○、200mも32秒で走るから
距離が短ければ短いホド、歯が立たない。
ななちゃん、50mとかチョー遅いし。

さらにコウ言ってた。
(キ)1000mって、長い?

(な)小学校のマラソン大会が1.9kだったじゃん。
それをおもえば、短いっておもう。
でもでも、じゃあいきおいでいけるかというと
それほど短くはない、かなあ。

そして、こうとまでムスメっこは言ってた。
(キ)400m走った感じでは、どうだった?

(な)スタートが後ろからだったのと。。。
みんなダーッてダッシュするから、
こりゃ、ついてけないわって。
400m、キツイよ、マジで。



ぶっちぎりに速い、○○ちゃんの件。

(キ)○○ちゃんはさっき
「いまはちょっと、かなわないかなあ」
って言ってたから、キホン無視でいこう。

「どうぞ、1位でぶっちぎってください」
ぐらいの気持ちで。コレ、ポイント。

(な)うん。



中途半端に○○ちゃんを意識に置かず
おもいきって「いないもの」ぐらいにして
じぶんの走りに集中しちゃう。

ほうが、いい。
ということにする。

ロンのモチ。
調子がよかったり、流れによっては
バリバリ意識しちゃってもいい。
むしろそんくらいの心意気だったら
こちとらとしては盛大にウエルカムだ。

とは、言ってないw
パニクらせるだけじゃねーか。
親、揺らぎまくりじゃねーか。ゆえ。



(キ)走りかたとしては。
スタートして最初の1周はがんばる。
で、ポジションをとっちゃう。

そこからラスト半周(100m)までは
余力を残しながら。

ラスト半周は全力ダッシュで
何人か抜けたらいいね。でいこう。

(キ)「余力を残しながら」ってのは
全力の9割ぐらいでキープって意味ね。

(な)9割って、チョーつらくね?

(キ)そこはさじ加減ね。
「最後に何人か抜けるぞ」
っておもえるよゆうは残しながら進むっていう。

感覚的なハナシだから別に「8割」でもいい。

(な)わかった。



ムスメっこにとって、
1000mは短くはない距離。

ここはおれとの意識のギャップで。
「最初にぽーんと飛び出て」
「そのまま粘り」
「最後、さらに粘って押し切る」

と言いたいとこだが、そんなん
根性論にしか聞こえねえだろう。

「スピードはないが、スタミナはある」
というのが、ムスメっこの武器っぽい。
校内比。

ムスメっこにとって。
1000mというのは、勝負できる
いちばん短い距離で
もっと距離がのびれば、
より強みを発揮できるような気がする。

が、明日は現実、1000mなので措いて。

それならメリハリをつけて
スピード持久力を活かせばいい。
んではないか、と。



とはいえ、たった1000m。
「最初にゆっくり出て、ようすを見て」
なんてやってたら、いきなり
追いつけないぐらいの差がついちゃう。

ので、1周めはちょっとがんばっとく。

途中はちょっと緩めて、
最後、ちょい早めにスピードを上げて
持久力で押し切る。

その緩めかたを、足りない脳みそで
どう伝えるか考えたケツロンが
「最後に何人か抜けるぞ」ていどの
よゆうを残しながら、ということで。



。。。



(キ)じゃあ、もっと具体的にいくね。
こまかいポイントは、3つあるとおもうの。
予行練習のときの展開を教えてくれる?

(な)スタートしてまずはとりあえず
前の列の2年生の、前に出ようとした。

(キ)そうだよね。
本番もそれでいいとおもう。


(な)で、○○と3年生が速いから
その後ろにずっといたって感じ。
そのまま、2周してゴール。



(キ)いいじゃない。
ポイントその1は「並び位置」だとおもう。
1年生の並び順(横列)はテキトーってたよね。
真ん中かちょっと外側に並ぼうか。

(な)予行では真ん中に並んだ。


(キ)おお、本番もそれでいいよ。
でね、スタートしたらすぐカーブじゃん。

(な)そこが走りづらかったんだよね。
ひとがいっぱいいるし。

(キ)横8列だもんなあ。
200mトラックで24人はちょっと多いよねえ。



(キ)でね。
ポイントその2を言っちゃう。
「最初のカーブは外側を走る」
コレ、チョー重要。

(な)なんで? 距離、損じゃん?

(キ)最初のカーブだけだから
そこはあえて損しとく。


(キ)たぶん、スタートしたしゅんかん。
インコースにどどどって来るはずなのね。
そうすっと、ヘタすっと
おもうように動けなくなるじゃん。
それを避けてちょい外側で自由に走って
っていうのが、ひとつ。

もうひとつは、巻き込まれてこけないため。

(な)ふうん。

(キ)ポイントその1、2ってのは
けっきょく何を言いたいかというと
「最初の1周でポジションをとっちゃう」ため
に、集約するのね。

(な)あ、ソレ、いいかもねー。



(キ)ポイントその3は
「3年生にちょっと距離をとってついてく」

(な)ついていければ、ね。

(キ)走ってる感じで
「ぬぬぬ、これはちょっとムリかも」
っておもったら、そこにこだわるひつようは
ないから。

(な)???

(キ)あくまで「余力を残しながら」の
ターゲットとしてね。
「このひとについてこう」ってのがあると
それ、ななちゃんにとってペースメーカー
ってんだけど、それがあるとだいぶ楽。



(キ)予行練習のとき。
「3年生が3、4人、前にいた」ってたじゃん。
なのでそれを基準に言ってるわけ。

(な)そういうことね。

(キ)で、そういうものとして
とりあえず、話を進めるね。

長くなっちゃったケド、つづける。
ここで切ったら、つづきを書く前に
本番おわっちゃってるし。
(↑コレは、ブログ的に言ってるw)



(キ)ななちゃんはね、スタミナあるとおもうの。
で、その「予行では3年生が何人か前にいた」
っつってたじゃん?

でも、予行で走ったのは400mだけ。
本番では距離がのびたぶん、
そのうち1人か2人は、たぶんタレる。

「ラスト100mでその1人か2人を抜く」
って展開に持っていきたい。

(な)あ、わかったー。
「最後に何人か抜けるぞ」の
「何人か=タレてきた3年生」ってこと!


(キ)そうそう、そういう作戦!
いい感じでひっぱってもらいつつ。
ラストのターゲットにさせてもらうっていう。

あくまで予行の400m基準、だけど。
一段上の集団と勝負できてれば、
結果として「1年生で2位」は確実で。
あんど「パパの希望」をちょっと盛ってみたw


(な)とにかく、途中はちょっとよゆうをもって。
だね。やってみる。できるかなあ?

(キ)できるかなじゃねえ、やるんだよ!
ななちゃんのチカラからしたら
決して高望みじゃないとおもうんだよね。

(な)わかった。それでいこうっ!



。。。



(キ)あと、あれだ。

(な)ん?

(キ)予行練習のときってたしか
ふつうのクツで走ったよね?
前の日に新しいクツ履いてって、パパが
「それは、普段履きにはもったいねえ」
っつってたもんね。

(な)うん。

(キ)でも、本番はそのターサーがあるっ。

ターサージール5。
マジ、神シューズだからっ!
陸上部がない二中で、ターサー履いてる子
ぜってーいねえから。

どうせみんなアレでしょ。せいぜい気どって
「かっこいいバッシュ」とか。
バッシュとターサーの差はデカいとおもうよー。
(フトコロ、チョー痛えかったケド。。。)

(な)なんか、パパのほうがアツくなってるし。

2017-06-04-20-32-41



とかとか、並び立ててはきたものの。

ホンネのホンネ。
親目線としては結果なんかどうでもよくて。
ケガなく体育祭を楽しんでくれりゃ、
それだけでいいのだ。



ムスメっこもムスメっこで。
結果に対して無頓着というか
あんまり凹凸を表に出さないほうで。



運動会の徒競走で1位になったときも
テストでいい点をとったときも
(おれなら親にドヤ顔しまくるのに)
至ってふつうで。

イラストが「ちゃお」に載ったときなんか
おれとにょうぼうが知ったのはだいぶ後で。

わが家のルールは
「3ヶ月前のちゃおは捨てる」なんだが。
知ったときにはもう、掲載誌がなかった。
ぐらい。

「いくらそうだったって、そこはとっとけよ」
っていう。。。



逆に、こないだ。
マラソン大会に向けて練習したのに
前日にインフルになってDNSだったときも
とくだん悔しがるでもなかった。

かたや、親が地団駄ふんでるのが
滑稽にすら映ったほどだった。



そういう性質なだけに、よけい。
ムスメっこ。
明日いちんち、楽しんでくれればいいな。

おもってるんでしたとさ。