去年もおととしも書いたようなこと、また書く。
おれがOTT(オトナのタイムトライアル)で
いちばんすきなことのひとつは
「運営してるひとが盛り上げよう盛り上げようとしてくだすってるところ」で。
毎年それがインフレしてって。
今年なんてもう、すごかった。
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去年、こんなことをほざいた。
⇒2016OTTその1 かまってちゃんで超絶人見知りなおれさまちゃんがOTTに出たい理由(2016/04/03)
要は、
「スタッフのかたが声をかけてくだすったり
走ってると名指しで応援してくれて
うれしかったでーす」
ってだけのことなんだが。
そしてそれは、いま読み返してみると。
「おれのブログってば読まれてて
すごいでしょすごいでしょ」
って、鼻持ちならなさを感じないでもない。
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今年も、うれしかった。
あ、ココ★から
次の★までは、参考事例を装った
今年版「鼻持ちならない」なので
すっとばしたほうがいいとおもう。
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1500のコールが終わったあと。
毎年コールをしてるシブいキャップのお兄さんが
「キクチさんっ」
って呼びとめてくだすって。
「今年も参加してくださってありがとうございます」
ナドト、声をかけられたばかりか。
「さいきん、あまり走ってないみたいですが
きょうもホドホドにがんばってください」
とか、個人情報がだだ漏れになってたので。
「こちらこそ、また開催してくださって
ありがとうございますっ!!!」
って、おもわず最敬礼でもって返しちゃった。
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なんかこう。
今年はじぶんのほうから挨拶にいくべきかな
とも、ちょっとおもったんだが
「おしごとのジャマしちゃ悪いし」
って、大義名分で人見知りなぶぶんを
ごまかそうとしたおのれを
チョキで軽く殴ってもいいかなとおもった。
のは、どうでもいいとして。
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1500も5000もだけど。
走ってると。
運営スタッフのかたが、いたるところで
おのおのの名前を呼んで
応援してくださる。
そのために、ゼッケンが
こういうふうになってる。
ので。
「がんばれー!」
「ファイトー!」じゃなく。
「KIKUCHI、がんばれー!」
「KIKUCHI、ファイトー!」
って応援、声援に、なる。
こういう当事者感は、
ぶつけられる側としては、うれしい。
ものすごーく、うれしい。
ので、じぶんが走ってない組の
知らないひとにも
「○○さん、がんばれー!」
「○○さん、ファイトー!」
って、言いたくなるシステム。
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で、それだけでもうれしいのに。
ゼッケンには書いてない情報。
「キクチヒロシ、がんばれー!」
「クソ辺境、ファイトー!」
とかって声が飛んでくる。
それ、ブログ村のひとなら、わかりる。
が、運営スタッフのひとが
ってのは、いったいどういうことだ?
ゼッケンにあるのは
KIKUCHI、だけなのに。
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世界で5人ぐらいの
クソ辺境ブログをごぞんじなかたなら
ごぞんじだろうが(ニホンゴ!?)
おれは、個人情報ってものに
細心の注意を払ってる。
漏えいしないように
居住地をけして明かしてないし
どこを走ってるかとかも隠すし
実名・顔出し、かたくなに秘している。
にもかかわらずだ。
あのね。
そういう「頼むから誰かつっこんでくれい」
って所業、いいかげんにしろよ。うぜえよ。
って感じだ。
マジ、クソうれしい。
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とくに。
いちんちじゅうMC役の、マイクをもって
走りまわってるおにいさん。
あのスーパーサイヤ人みたいな髪をしたひとに
マイクをとおして
「キクチヒロシーッ!」
って応援されたときには、
「だから個人情報ぇ。。。」っておもった。
鼻血が出るんじゃないかぐらい乱舞した。
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おれは運営にひとりの知り合いもいないし
ボランティアとかウイニングランにも加わらない
ただの、つまらない参加者だ。
もとい、
ただの超絶人見知りでこぎたないうえに
つまらない一匹のおじさんだ。
人見知りすぎて。
走り終わったあとにお礼を言いに行く
とかもしてない。
それは人見知りうんぬんじゃなくて
人としてどうなのよ?
って、強烈におもわなくもないが
とりあえず、措く。
★
*
でね。何が言いたいかというと。
赤星のはざまでちょっと触れたように
○ゼッケンがおなまえ(orニックネーム)入り
↓
○だから「KIKUCHI、がんばれー!」
的に応援できる/されるシステム。
コレって、CSってえと
とたんにバカバカしっぽくなっちゃうが
走ってるひとの気持ちがわかってないと
あんがい気づきにくいサービスで。
そういうところが行き届いてるから
「どうしてもイッチョカミしたい」
っておもえるのね、おれは。
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あんどもあ、だ。
おれが今回、たまたま気づいただけで
今年はじまったことじゃないかもしんないが
運営スタッフのなかで
「周回をちゃんとみてる係」
みたいな分担があるんだかないんだかで。
たとえば、周回遅れになって。
じぶんは残り何周かわかんなくなっても。
「キクチ、あと何回(周)、ファイトー!」
ってなぐあいに、声をかけてくださる。
これも、走ってるひとの気持ちが
わかっててはじめてでけることだ。
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いらねえ情報にいらねえ情報を
トッピングすっと
「あと3周」じゃなくて
「あと3回」っていう
そういう陸上部ノスタルジー的なとこも
元陸上部の齢シジュウサンには、シビれる。
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あまつさえ、誇大妄想かもしれんが。
そういうシステムによって。
「知り合いもいないケド、おもいきって
ソロ活動で参加してみた」ってひとでも。
「このひとは、おれをみてくれてる」
っておもえるってことは。
ふだんの100のチカラより
ちょっとよぶんに101ぐらい、
出せちゃったりするかもしんない。
無記名の「がんばれー!」もロンのモチ
100うれしいんだけど。
記名の「クソ辺境、がんばれー!」は
101以上、うれしい。じゃん。
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おれはがんらい、超絶アバウトなにんげんだが。
そうやって、いちいちかゆいとこの
いちばんの芯っていうか肝を
ピンポイントかつ繊細にバチコーンするような
こういうことって、
ものすごく大切なことのような気がする。
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OTTが回を重ねるごとに
人数が増えてくのは
こういうことだからじゃないかって、おもう。
「ペーサーになんと、あのひとが!」
「えっ! 競歩でペーサーすんの!?」
っていうわかりやすい話題だけじゃ、
ここまで多くのひとがおれも参加したいって
ひょっとしたらおもわなかったんじゃないか
っておもう。
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まあ、その。
ペーサーの豪華さって意味では。
アノ八木勇樹選手にマンツーで貼り付かれたって
「あいつ、ボクが遅れそうになったら
来い来いって煽りやがったんですよお」
すげえうれしそうに憎まれ口を叩いてた
陸上競技を誰よりも愛する官九郎さんとか。
いまみたいな絶対王者になるずっと前から
青山学院に肩入れしつづけてて。
ブログ村ではまず誰もいかない
日体大記録会とかに
一眼レフを携えて嬉々として駆けつける
コッコ姫の今回のwktkぶりとか。
そういう堪能の仕方もでけて。
官九郎さんにしろ、コッコさんにしろ
おれはみててなんだか
やっぱ陸上競技っていいなって
うれしくなっちゃったんだが、措いて。
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そういうあれこれもあって。
(もう1ケか2ケ、理由があるがここでは措いて)
OTTが開かれると知りゃ
エントリーしたいし
知り合いにもステマ、したい。
こういう記録会、おもしろくね?
じぶんも、走ってみたくね?
たとえば。
マルコリーニとかマーマンさんとか
きうじとか、オークさんもまさかずさんも
あれ現場でみてたら、みてるだけじゃなくて
走りたくなったでしょ?
とか。
OTTのこと、ほめすぎ?
媚びてる?
まあいいや。
OTTのこと、つづくっ。