クソどうでもいい「寝なきゃ生きるのがキツい(超意訳)」を
予期せず、3本もつづけてる間にコトは起きた。
いまも欠かさず朝の再放送
(キクチは初見)
を観てる「あまちゃん」。
8/29。とうとう、ヤツが現れた。
前髪クネ男。
*
ネットの世界だと。
「10年前にリアルタイムで観てたひと」と。
「今回、完璧に初見でハマったひと」と。
(キクチみたく、「初見なくせにガマンしきれずネタバレサイトみちゃってるひと」が)入り乱れてるもんだから。
「きょう、とうとうアノ、前髪クネ男の登場回」
ってことは、わりと周知?されてて。
ちょっと身構えて、観て。
「これが前髪クネ男か」っておもった。
ひねりノットアットオールな魂の叫び(↓)。
これが前髪クネ男か!
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2023年8月28日
*
で、なんつうのこういうの?
前髪クネ男、キクチにはあんま響かなかったのね。。。
*
いや、違うの違うの!
disりたいわけじゃ、けしてない。
それなりにインパクトあったし。
「また、おもれえキャラ出してきたな!」
ぐらいはおもったが。
そこまでは響かなくって。
それって、情報におどらされすぎちゃったのかな()
「伝説の前髪クネ男」ってのが、
キクチ内であまりにも肥大化しちゃって。
勝手な期待がふくらみすぎちゃったんだろうね。
*
よくわかんないっていうか。
はじめて画面に映し出される前髪クネ男をながめながら。
おもわず、黒岩彰っていう往年のスピードスケートの名選手がキョライしちゃった。
サラエボオリンピックの前年。
世界選手権で優勝した黒岩彰。
情報が加熱し過ぎて。
「じゃあオリンピックは金メダル獲って当たり前」
的な期待のかけられ方しちゃう、
日本にいまだつづく、クソ悪習。
「スピードスケート=黒岩」
みたく、さんざん持ち上げられて。
でいて、サラエボオリンピックは10位だかに終わって。
終わって?
なんなら、国内、総ガッカリみたくなっちゃって。
小学生だったキクチも、ろくに黒岩彰ってひとを知らないのに。
いっしょに、勝手にガッカリしちゃった。
*
「黒岩彰がサラエボ五輪、10位で終わった」
っていう結果が。
はたして、客観的にどうだったかはわからない。
さんざん持ち上げられて、プレッシャーに圧し潰されたのかもしんないし。
実力どおりだったのかもしれない。
(当時ってさ)
(スケートにかぎらず、陸上でも体操でも水泳でも柔道でも)
(五輪の前年は、五輪でガチ金メダル候補みたいなひとは)
(猛練習なり調整に当てるなり、手の内を隠すなりで)
(ちょっと、本気出さないみたいな流れあったじゃん?)
(いっぽうで)
(ロス五輪の前年の世界陸上で)
(彗星のごとく現れたカールルイスが3冠とって)
(五輪本番でも今度は4冠とって)
(超絶スーパースターとしての地位を確固たるものにする)
(みたいなこともあるんだけど)
(この例は話がややこしくなるだけだな、措く)
(↑キクチ、ひさびさに「措いた」ねっ!!!)
*
何を言いたいかというと。
黒岩彰自体は、ビタ一文変わってないわけで。
全力を尽くしただけで。
変わったのは、国内の期待で。
勝手に持ち上げて、勝手にガッカリしただけ。
つう。
そういえば、サラエボ五輪もロス五輪もおなじ1984年だな。
そういう意味では。
ロス五輪に出た、長崎宏子も増田明美もレース前はさんざん「天才少女」とか「女瀬古」とか持ち上げられてたっけ。
ホンット、ひでーなっていうか気の毒だよな。
*
要するに。
前髪クネ男も、黒岩彰なだけなんっすよ。
(乱暴な展開ぇ)
前髪クネ男は、じぶんの最高のパフォーマンスをしただけ。
そもそも、キクチごときが。
前髪クネ男をみて黒岩彰(なり長崎宏子なり増田明美)がキョライしたって。
1984年って、もう40年前だぜ!
それがいまだにコウ、記憶に刻み込まれてるホド。
彼らの存在感なり、当時の時代のうねり?がすごかったってことだし。
10年前の再放送なくせに。
いま、まさにじゃすとなう。
たびたびネットニュースでアツかったり。
ツイッターでトレンドキーワードに挙がっちゃう「あまちゃん」なり「前髪クネ男」って。
圧倒的な存在感っていうか。
今風に言うと「爪痕を残した」には十分すぎる感じなわけで。
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あまつさえ、ネットをながめてたら。
リアルタイムしてたひとたちからは前髪クネ男に関して、新しい解釈もとびだしちゃったりして。
たとえば、ですね。
当時としては、キャラと動きでひたすらウザいインパクトでしかなかった前髪クネ男。
半分ネタバレになっちゃうケド。
能年玲奈演じるアキが主演の映画で。
キスシーンの相手役として、登場して。
アキは心の底からイヤがるんだけど。
リハーサルとかテストから、ガチでからもうとしたりとかね。
でも、本番直前にクネ男サイドがゴネて。
けっきょく、擬似キス的な感じで本番は済んでね。
プライベートでもキスしたことないアキは、仕事がファーストキスという大ピンチを脱出しましたメデタシメデタシってんで、終わるんだが。
「それって、リハーサルとかテストを経ての、クネ男の気遣いじゃね?」
「アキにうざがらみしたのも、フインキづくりとしてあえてやったことなんじゃね?」
「つまり、それで『あ、違う』ってんで、本番では回避した」
「あまつさえ、てめえのワガママなていってことにして」
とか、もう、チャラくてウザいだけのクネ男が。
聖人君子みたいな解釈になってて。
宮藤官九郎の脚本の妙ってのかな?
「あながち、それもあながちだよね!」
って感じに解釈できる仕上がりになってて。
近江商人よろしく「三方よし」てえの?
そういう感じのバランスが。
10年を経たいまでも、前髪クネ男が伝説的な存在である、
本質の本質なのかもなあって、(おめえキクチ初見だろ!のくせに)おもった。
*
うまいオチが浮かばないので
身近な例でいうと。
たとえば、「くどう」ってだけで官九郎っていうハンドルネームをつけちゃったひととか。
たとえば、宮藤官九郎が高校のパイセンだっていうひととかと。
猛烈に、たまらなくお酒を飲みたくなるよね。
。。。
でもまあ。
2人ともいまは子育てをめいっぱいがんばれ!
マジ、いまのこのいっしゅんいっしゅんが宝物みてえな時期だからな。
いい意味でとりかえしのつかない、
超絶かけがえのない時間だからな。
遠い昔をおもいかえしますれば。
なので。
もう少しして落ち着いたら、またいくらでも飲めるし。
そしたら、そんときキクチも誘ってもらえるよう、
いまからチョー、クネクネを鍛錬しとく。
(「前髪がクネクネしてる」から前髪クネ男だとおもいこんでたら)
(そうじゃ、ねえんだな)
(世紀の大発見ぇ!)