横浜の全力豪邸にうかがったののつづき。
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見苦しい言い訳をしつつ。
神奈中のバス停にたどり着くと、バスは5分後に来るということであった。
(三多摩地区のノリ弁実業(ノリ実)出身者としては、「カナチュウ」ってちょっと懐かしかったりグッとくるものがあるのよね)
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4人でバスに乗り込むと、
そらさんとガンプさんは2人掛け席に腰掛ける。
そうすっと、いっちさんとキクチは必然的にそのすぐ後ろの2人掛け席にマンツーか!
うっひょー!
って、おもってたら。
いっちさんは1つ飛ばしてもう1つ後ろの2人掛け席に腰掛けた。
「車輪の上で脚がきゅうくつそうだったから」
脚の長いいっちさんがおっさるが、
脚の短いクソキクチは支障はないが、ともかく。
2人掛け席にいっちさんとマンツー、うっひょー!
神様、ありがとう!
(堀内孝雄並みに声張ってるていで)
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腰掛けたいっちさんの膝の上を見やると、
高級フルーツ店の手提げ袋。
たぶん、スイーツであろう。
うわああ、やっちまった!
キクチが駅直結のデパ地下でせしめたのも、
高級フルーツ店ではないが、スイーツであった。
遅刻したくせに、メニュウがおもくそかぶるとか
おめえキクチよお、そういうとこな。。。
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でも、キクチはまだワケワカメな心の余裕をもっておって。
それは何でかっていうと、
スイーツのほかにこんなのせしめてたの。
○カツサンド
○あじフライ
○ポークジャーキー
でも、あのな!
全力さんはフルコースを、
あまつさえ、鉄人みずから腕をふるって
待ちかまえてんだぜ!
それをおめえは。
筋違いな、腹を満たす系のものを持参しおって。
何でこれがおめえの「ワケワカメな心の余裕」の拠りどころだったのかがむしろ、ワケワカメだぜ!
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おめえが朝、ジョギングしとくつもりだったのが。
ねぼうして、あまつさえ。
買物することも逆算したらギリな時間に目覚めて。
着のみ着のまま、おうちを飛び出して。
お腹がペコペコだったからってっても。
そりゃねえわ。。。
ハングリー精神って、こええわ。
(なお案の定というか、のちのネタバレだが)
(キクチが持参したものは)
(ガンプさんが仕方なしにカツサンドの封を開けてくださり)
(アジフライに至っては、お開きになるまで残っておった)
(そりゃそうだよねっ)
(ポークジャーキーのゆくえは不明)
(後日、全力さんの晩酌のアテにしてくれい!)
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横浜の全力豪邸は、
閑静な住宅街の丘の上にましましておる。
指定されたバス停を下りると。
いただいた地図からは。
全力豪邸はさらに、急峻な坂を上ったとこにあるらしくて。
臨月だったそらさんはダイジョブなのか?
坂の刺激に産気づいちまやしねえか?
ぐらいな感じで。
(まさかこの4日後に、とはなw)
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そらさんは恰幅がチョーいい感じで。
坂を上りながら、なんなら後ろから押してさしあげようと。
「何kg増えたんすか?」聞いたら
「13kgです!」ってて。
そりゃ、キクチの手に負えないかも?
すくすく育ちなすったぜ!
うれしくおもいながらも、そっと手を引っ込めた。
なんかコウ。
「風雲たけし城」の、坂道を上ってくときに上から巨大な岩石が落ちてくるやつ。
で、なすすべもなくガン(プ)岩に飲み込まれて坂を転げ落ちてくおのれ。
みたいなイメージがありありと浮かんじゃったゆえ。
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そうやって何にもできないキクチは。
「オラシオン・祈り」
みたいな想いがキョライしてたんすけどね。
(あまりにもわかりづれえから補足すっと)
(「急峻」と「優駿」をかけてみたわけだが)
(まさに「書いてみたら思いついたときのコレ!を裏切る衝撃怒涛のクソつまんなさ」ジャストコレズバリで)
(斉藤由貴な)
(軟式テニスボールの角に頭をぶつけて死にたいぐらいの屈辱にまみれておる。。。)
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。。。
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ほどなく。
「あそこじゃないすか!?」
指さす先、丘の上のてっぺんに。
全力さん家らしき豪邸を発見したのであった。
瀟洒なお宅であった。
けっきょくまだ、全力さん家に着いてもいないよね。。。