キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「何で文学部?」もんだい

文学部仏文科出身である。

んで、これは
文学部オトコ超絶あるあるなんだが。
「何で文学部?」
「何で○○学科?」
みたいなことは、現在に至るまで
控えめに言って3京回ぐらい訊かれてきてる。

そういうの訊く人って、だいたい
工学部とか経済学部とか法学部とか
陽な出身で。

でもなにしろ、こちとら3京回も訊かれてきてるもんだから、いちいちちゃんと答えるのもめんどくさいし、そもそもヒトサマを納得させられる理由なんて持ち合わちゃいない。

な、もんだから。
「じゃああなたは何で
工(or経済or法)学部なんすか?」
って逆質問すると、

十中八九「うーむ、たしかに」
っておっさるので、

「あ、おれもそれとおんなじ感じです」
って言えば、だいたい何となく
納得してもらえる。

逆質問とか、
ウタゲで齢きかれたチャンネーかよ。

「○○ちゃん、いくつ?」
「えーっ、いくつに見えますぅ?」
的な。

もともと、社会学部にいきたかった。
社会学部、いいじゃんね。

人間の行動とか考えることに興味があって
(人間の群れである)社会で起こることの
仕組みや構造に興味があったゆえ。

的な。

でいて、社学と親和性高めなのが文学部。
で、社学がある学校ってあんまないので
滑り止めにそぐう学校に社学がないばあいは
文学部を受けて。

滑り止めの滑り止めで
やっとこひっかかった学校に入った。
そこが文学部だった。

そういう、すたっらくちゃー。

ちょっと脇道にそれると。

キクチは一浪してるんだが、現役のときは3校受けて、第一第二志望は社会学部、第三志望はおうちからわりと近くにある学校の法学部を受けた。

第三志望は合格したんだけど、どうしても第一志望にいきたかったので、親には落ちたことにして浪人させてもらうことにした。

(その学校は合否が構内掲示のみなので、バレない)

そのことは、親にはいまだに言ってない。

とんだ穀つぶしをカマしちゃって申し訳ないし、いまさらそんなこと言っても何の意味もないので、墓場までもってくショゾンだ。

でもそれをコウ、しゃあしゃあとブログに書いちゃうってなんだぜ?って話だし、おめえが墓場に持ってくレベルの秘めごとってそんな程度かよ?って話でもある。

何を言いたいかというと、
文学部に行ったおれでも、
現役のときはなんと
法学部を受験してたってことだ。

「なんと」のわりには
そんな話かよって話だ。。。

そうそう、実際のところ
社会学部に行きたかったのか
第一志望の大学に行きたかったのか、
もう30年近く経つので、
どっちかは覚えてない。

ただ、当時はどうしても
「その大学の社会学部」にいきたかったので
受験では数学と化学をいちばん勉強した。

センター試験の配点が理科だけやけに高くて
二次試験は数学の配点が高めで
その2教科の出来がモロに左右するからだ。

でも、結果的に私立文学部に国社英で入ったんだから、理数に費やした時間はまるっきり無駄になったわけで、そのおれの膨大な陰キャ青春時間を返せw

いらねえ情報的には。

現役のときに受かってた法学部は。
英語で、やってた問題集の長文が
ジャストコレズバリで出て。

けっきょく入った学校の古文の問題は
予備校のテキストにあった
ジャストコレズバリが出た。

ぜんぶ運かよw

ちなみに、入った学校の
わりと近所にあった名門大学にも
社学があったが、そこは受けなかった。

当時のおれのなかに、よくわかんない
つまらない偏見があったんだろう。

なお、実は言うほど近所でもないんだが、母校の附属女子高がその名門大学の理系学部棟の隣にあったので、近所あつかい。

トモダチのトモダチはみなトモダチ。

あまつさえ、附属の「女子高」だし、名門大学の「理系」学部だし。

男性で文系(で、ちょっぴり人見知り)なキクチとは、ほぼ無関係な間柄じゃねーか。

という経緯で、何で文学部か。
の、説明になりましたかね?

なお、なぜ仏文かというと、
母校が滑り止めの滑り止めだったから。

あ、説明不十分だな。

母校の文学部は出願時に
学科を第三志望まで書く方式で。

それはどういうことかというと
たとえば第一志望のA学科に点数が足りなくても
第二志望のB学科の合格圏には届いてて
かつ、定員に達してなければ
「B学科に合格」ということになる。

という仕組みで。

ほかの学校は
哲学科か心理学科を受けたんだが
精神的にも経済的も2浪はできないし。
滑り止めの滑り止めなもんだから
それ以上、滑りたくなかったゆえ。

(母校の心理学科は他学科よか
ちょっと人気が高かったのね)

あ、書いてて思い出したけど。

(ほかの学校のことは知らんが)母校の哲学科は「純哲」と「美哲」に分かれてて。前者はいわゆる哲学、後者は美術史とか美学。

そんなわけで哲学科に女子が多いのは、女子が美哲に押し寄せるからじゃないかとおもうし、じゃあ「史学科」もあるのに何で美術史が「哲学科」って謎がぼっぱつしちゃうと長くなるから措く。

そんで、何で仏文なのか
ってのには積極的な理由もあって。

予期せぬ長文になっちゃったから
チョー端折っていうと。
人間の思想とか思考とかに興味があって
ってのは上記したとおりだが。
高校のとき「フランスは現代思想の本場」
って聞きかじったことがあったから。

サルトルとかフーコーとか。

でもけっきょく
ゼミも卒論もぽえむ方面だったので
まあ、総じてぶれぶれっていうか、
語るべきものはなにひとつ
持ち合わせちゃいないんだ。

目の前に
フランスパンとメロンパンがあったら
ぜったいにメロンパンをえらぶし。

目の前に
ピノなんたらって紫の液体と
ヒューガルなんたらって琥珀の液体があったら
ぜったいに日向る。

ぐらい、フランスには丸腰。

そんなん感じで。
こんな物言いしちゃうと
ストーカーかよ、一問一答かよ
丸出しになっちゃうが。

わりと前のめり気味に文学部なので
「確固たる意志をもって選択した感」
なんてないし。

中2病まっさかりな感じで
「学びたいことを学ぶもんじゃん」
「そこに『将来おいしい』的な
要素を盛り込むのは、きたないオトナ」
ぐらいの(じぶんの未来に対して)
無責任にすぎる考えを
当然のこととおもってたぐらいだから

「選択肢は様々な中、
将来的なことやら実用性を考えると、
選ぶにはなかなか気合がいる」

気合いはゼロだぜ。
感じないまま、わざわざえらんだ。

そういう。
18歳でおのれがした選択は
ビタ一文、後悔してない。

でもでも、もしももしも、よしんば。

いまの知識や経験のまま18歳に戻ったら
法学部はどうかな()