キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

増田明美のウィキペディアがおもしれえんだわ

たまたまこんなニュースを目にして。

the-ans.jp

この記事では「サミュエルソンさん」って言われてるけど、リアルタイムではジョーン・ベノイト、あるいはベノイトじゃん。

1984年のロス五輪。
女子マラソンの金メダリスト。

「あのベノイトが、61歳でマラソンを3時間05分で走った」
っていうニュースになんつうか
血沸き、肉踊っちゃって。

その、おれが血沸き、肉踊っちゃったってのは。
○ロス五輪の金メダリストが
○61歳の現在も走ってて
○あまつさえ、3時間05分
ってのも確かにそうなんだケド。

「ベノイト」って名前にこそ、反応しちゃって。

あるじゃないすか。
夏のたそがれどきに、路地をあるいてて。
民家からただよってきた、風鈴の音とか蚊取り線香の匂いをきっかけに、一気にむかしの情景がよみがえってきて、ノスタルジーだかよくわからない、なんともいえない気持ちになる、ああいうやつ。

よけいわかりづれえたとえぇ。

ロス五輪のとき、キクチは10歳。

その4年前のモスクワ五輪は日本がボイコットしたから「テレビでこぐまのミーシャ(モスクワ五輪のマスコットキャラ)のアニメやってたよね」ていどにしか、わかんなくって。

そんなわけで、ロスは実質、はじめて目の当たりにした五輪ピックで。

カールルイスの4冠王とか。
柔道の山下とか。
体操の具志堅幸司とか。
平泳ぎの長崎宏子とか。
バレーボールの江上とか。

そういう衝撃とおんなじような感じで
「女子マラソンのベノイト」ってのも
小4の夏休みの風景として刻み込まれてて。

あ、ロンのモチ。

おんなじマラソンでいえば、男子の瀬古とか女子の増田明美が不本意な結果で、あーあっておもったのもよおく覚えてるし。 五輪ピックじゃないけど、甲子園で取手二高がPL学園の桑田をめった打ちにしたのも、よおく覚えてる。

そういう濃い夏。

それぞれの風景が。
夏のスイミングスクールの待合室で、長崎宏子がメダルとれなかったのテレビで観てたなとか。
男子マラソンは家族で千葉の大網にドライブしてるとき、京葉道路?でラジオで聴いてたなとか。

怒涛のいきおいでフラッシュバックしてきたけど、どうでもいいので措きますね。

「ベノイト」っておなまえに興奮して。
いきおい「ベノイト」で検索し。

検索のいきおいはそのまま「クリスチャンセン」「ロザ・モタ」「グレテ・ワイツ」ってつづいた。

女子マラソン黎明期の名選手、な。

ネットサーフィンという死語ぇ。。。

いずれも1980年代中盤が全盛期。
年齢順に並べると。

グレテ・ワイツ2時間24分54秒
クリスチャンセン2時間21分06秒
ベノイト2時間21分21秒
ロザ・モタ2時間23分29秒

って、すげえな。
30年以上前の記録なのに、いまでも世界で戦える自己ベスト。

あまつさえ黎明期だから、ノウハウもレベルもまだまだこれからってときにこれだもん。

クリスチャンセンの世界記録なんて、未来永劫破られないかとおもってたよ。子どものころは。

。。。

で、やっと本題に入る。

そのいきおいで、比較的よく知ってたつもりの「増田明美」をウィキペディアでみてみた。

したらば、これがおもしれえの。
夢中になって、3回読み返しちった。

増田明美って。

ギリ現役時代を知ってるおれら世代にとっては、上記のとおり「ロス五輪でリタイアしちゃったひと」

現役時代を知らないひとにとっては「マラソン中継で『いらねえ情報』をガンガンぶっこんでくるおばちゃん」

って、すげえ大雑把にそんな感じだろう。

マラソン中継の選手の豆知識ブッコミは、賛否両論あるそうで。

たしかに、おれとて「取材力すげえな」と舌を巻くいっぽうで、最近は正直、お腹いっぱいっていうか「その情報、要る?」って冷ややかな目で見てもいる。

「いや、元日本記録保持者ってのは、わかる、わかるんだけどさあ」みたいな。

つまびらかに紹介すると、まんまウィキペディアのコピペになっちゃうので、どう書いたものか困ってるんだが。

なんつうか。
早熟な天才っぷりと、なまじっかそうであったがゆえに、知るひつようがなかったかもしれない世界の広さ、高さを思い知らされちゃった切なさ。

その切なさとおのれのプライドとの折り合いのつかなさ。

たとえば。
ロス五輪でリタイアしちゃったのも、体調不良ってよか「この私が先頭集団から遅れちゃったなんて」「ライバルの佐々木七恵よりも遅れてるなんて」ってことに気持ちが切れちゃったから、というプライドの高さとか。

反面。
ロス五輪の3年後、マラソンでトップ争いにもう全然からめなくって、沿道から「おまえの時代は終わったんだ!」って言われて、走るのやめちゃおうとおもったけど思い直して、最後まで走りきったレースが「いちばん楽しかった」って言えちゃうとこ、とか。

でもその後、それなりに復活するとことか。

その他、小出監督との一週間のすれ違いなどなど、ポジティブ面もネガティブ面もわりと率直にまとめてあって。

それらを通してみると。

いま解説業で賛否両論ある「選手の豆知識ブッコミ」。
これはじぶんが選手時代の経験に基づいて、批判も覚悟であえてやってるってのもなんかすげえ納得できたし。

声や語り口からは意外な「気性が激しく負けず嫌いで、直情径行な性格」「我の強さ」ってのも、解説でのブッコミ方となんとなく、線が一本でつながるような気がした。

聞きかじりレベルでも、コウ知った上だと
また、マラソンの解説を聞きたくなった。

。。。

ってのは。
増田明美 - Wikipedia

「増田明美のウィキペディア、おれ的に超オススメ!」
「ぜひ読んでみて読んでみて!」
っていうエントリーなんだが。

紹介の仕方が致命的にへたっぴいだw

本編?には、おもしれえエピソードが、まだまだわんさかあるのよ。佐々木七恵や松野明美とのこととか。

そうそう、冒頭のベノイト。

ベノイトのページにある増田明美とのからみが、なんか、かわいいのよね。

アメリカでいっしょにトレーニングしたことのある増田明美によると、ジョギング中に突如コースを外れて近くの茂みに入り、両手にブルーベリーをいっぱい摘んで戻ってきたことがあるという。「これでジャムを作る」ということだったが、その奔放な行動に増田は驚いたらしい。