キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

プリンはどこへ消えた その2

尾久警察へは交番に届け出た2日後、
水曜日に行った。

月曜におしごとをサボったぶん
火曜は抜け出せなくって。



水曜の午後。
ホワイトボードにしらっと
「外出 16:30」と書き。
飯食ってきますってていで、職場脱出。

駅に着いて、パスモをチャージしようとしたら
定期入れから、お財布に入れてたつもりの
運転免許が出てきて。

パスポートいらなかったじゃねーか!
おもった。

「お財布に免許を入れてなかった」
ということが、たぶん、のち、軽くモノを言う。



尾久駅は高崎線? 宇都宮線?で上野から数駅。

路線図をながめてて、古河駅を見つけて
「4ヶ月後にもこの電車に乗るのかあ
(そのころも走ってれば、な)」

っておもってるうちに尾久駅に着き。
20分ぐらいあるいて尾久警察に着いた。



「尾久」って
土地勘もなにもまったくないんだが。
伊集院光のラジオで地名はきいたことあって。
伊集院が尾久出身だからなんだけど。

伊集院は「おぐ」(地名)って言うのに
駅名は「おく」。

それがおれの尾久知識最大まっくす。



「秋葉原」が
「あきはばら」なのか「あきばはら」なのか
みたいなやつなの?

は、どうでもいいとして。



尾久警察に入るとすぐ左に
「おとしものはこちら」
的な窓口があったので、意気揚々と名乗り出る。

おまわりさんが取り出してきたジップロック?
のなかに、おれのお財布らしきものが見え
ああ、よかったっておもう。

一件落着。

気持ちが軽くなり、軽口をたたく。
「ちなみにどこで拾われたんですか?」



「西尾久の民家の庭に落ちてたそうです」

ん????

東京駅の近くの大手町で落としたはずなのに
荒川区の尾久警察に届けられており
見つかったのが西尾久の民家の庭。

胸騒ぎがして、ソッコーで財布を手に取り
中身をたしかめる。

。。。

ほぼすっからかん、でしたよね。



百歩ゆずってお金系はしようがないにしても
カード系がすべてなくって

じぶんが入れてないポケットに
保険証とポイントカードが数枚だけ。

うっわー、出た。
「財布は見つかった」ってなかで考えられる
最悪のシナリオじゃねえの? これ。



うろたえながら
「こういうのってどうすればいいんすか?」
「たとえば銀行とかカード会社とか?」

訊いても、縦割り行政?
っていうかなんつうか
「それはそれぞれの会社に連絡して。。。」
って、どうしようもならない。

そんなこと言われても、しようがないので
あからさまに弱ってると。

「刑事を呼ぶので、相談してみます?」
「お願いします!」

つづく。