なにしろ、ジョグ的にやさぐれてるし
ブログ的にもSNS的にもやさぐれてる
サッコン。
年末っぽい表題を掲げて。
テキトーに連続更新だけを伸ばす。
ショゾン。
*
2017年のじぶんにとって。
いちばんのインパクトは
夏のある日、朝起きたら
いきなり右耳が聴こえなくなったことで。
それは5月6月に経過をさんざん書いたし。
完治したとおもってたはずの夏の関西旅行で
すげえ高所恐怖症になってたてめえに
逆にビビり倒した、みたいなこともあったが。
とりあえず、措いて。
*
まあ、今年いちばん衝撃的だった出来事も
難聴がらみのこんなエピソードなんだが。
いちおうエクスキューズしとくと。
別にいいとか悪いとかを言いたいんではなく。
「そういうもんなんだっておもいました」
の範ちゅうを出るもんではないことで。
*
難聴のきつさが絶好調だった、ある日。
帰りの通勤電車に乗った。
あ。
「難聴のきつさが絶好調」ってのは。
聴こえなさがまっくすのときじゃなく。
ちょっと聴こえはじめてきたとき。
*
聴こえはじめると、耳の神経が
逆にいきり立ったんだか
ものすごく音を拾おう拾おうとする。
で、実際、入ってくる音ってのは
種類の判別はできない雑音で。
でも「いままでまったく聴こえなかったのが
聴こえるようになってきた」ってのが
とりあえず前進感あってうれしかったんだが。
それとともに。
すげえ耳鳴りと、音のなかで
鋭いやつがじかに脳に響く。
的なやつが激しくなった。
ってのが、「きつさ絶好調」の時期。
*
うーん。
コウ、説明しようとすっと長くなるし
でも事柄だけ書いても
背景がないと伝わりづらい気もするしで
これは、すごく読みづらいエントリーだな。
*
で、こんなことがあった。
おれは、絶好調にきついので
右耳に、耳栓をカマして生活。
通勤電車は、急行はそれなりに混んでて
鈍行なら座って帰れるんだが。
とにかく一刻も早くおうち帰りたいってんで。
急行に乗る。
座れはしなかったが、ラッキーなことに
扉の横の一人だけハマれるゾーン
みたいの、あるじゃないすか。
あすこに立つことがでけた。
進行方向、左側のドアの後ろ側。
文だと説明しにくいんだが、つまり。
耳栓をしてる側の耳を
電車内のオープンスペースに向かっている
という形になる。
そこに立てたことはラッキーだが
それでも入ってくる雑音やらで
壁にもたれて立ってるのが精一杯。
*
それなりにギュウギュウになってきた
発車寸前。
ある婦人が駆け込んできて
おれに向かって、何か言ってる。
(右耳側なので、聴こえない)
おれに向かって言ってるんだな
ってことを認識したので聴いてみると。
「私は心臓にペースメーカーをつけてるんで
そこを代わってもらえません?」
すげえいきおいだ。
よくわかんねえケド、
すげえいきおいに押されて、代わる。
婦人はすんませんでもありがとうでもなく
そこにすっぽり、収まる。
*
電車が発車する。
と、そのひと。
スマホをガンガンいじってる。
あ、いやね。
「電磁波がペースメーカーに影響与える」
ってのは都市伝説説みたいのもあるし
キホン、そのひとが何をしてようが、
別にどうでもいいし、興味はねえ。
が、もし。
おれがその婦人の立場だったら
万難を排して、スマホはやんない。
だって、こわいじゃん。
婦人はスマホに夢中。
*
あまつさえ。
ふと、周りをみると。
さっきおれが寄りかかってて
いま婦人が寄りかかってた鉄パイプの
すぐ後ろは、優先席で。
そんなら、別に立ってなくったって。
さっきおれにうったえたことを
優先席の最も元気そうなひと(!)に
うったえれば。
なんかぜんぶ、
ふつうに丸く収まりそうじゃね?
って、おもったりおもわなかったりしたが
耳鳴りと目眩がひどくなってきたので
「おれ、がんばれ」に専念して
婦人のすぐ隣で立ってる。
*
成城学園前に着く。
おれはそこで鈍行に乗り換えて
超絶ターミナル駅オブ狛江までいくんだが。
婦人も降りるらしく。
ドアが開くやいなや。
ものすげえスピードで歩いてった。。。
心臓。い、いや、なんでもない。
ペースメー。い、いや、なんでもないんっすよ。
でも、いやおうなくキョライする。
「婦人おめえ、おれよかぜんぜん元気だなっ!」
カミナリなていで。
*
。。。
*
何が言いたいかというと。
「見た目で認識でけるかどうか」
ってことがあるじゃないすか。
「難聴で耳鳴りがひでえ」
ってのは、見た目ではわかんない。
こりゃ案外たいへんだなっておもった。
ってことで。
*
それは「耳聴こえねえおれ、かわいそう」
とかじゃなく。
そういう、パッと見では判別できないケド
(このたとえが適当かどうかわからんが)
明らかにちょっとびっこひいてるってより
実は重大な問題を抱えてるひとがいたとして。
でも、それは認識されづらいし。
あまつさえ。
「おれって実は重大なんっすよ」
とか、いちいち吹聴してまわる
わけにもいかないから。
こりゃ、さぞや大変なんだろうな。
おもった。
*
それはたまたまそのとき、おれが。
そういう立場にいたから気づけたことで。
こういう言い方も不適当かもしんないが
そういうことに気づけたって意味では
ひょっとしたらおれは
ラッキーだったのかもしれない。
とか。
最寄駅について歩きながら考えてたら
ちょっと耳鳴りが楽になった。
ような気がした。
気のせいって大事。おもった。
だからどうだってんじゃない。
*
いらねえ情報的には。
2017年2番目に衝撃的だったのは。
渋谷で飲み過ぎて、階段を踏み外して
頭から落っこって、額を割って
救急搬送されたことだが。
それは完全におれのせいだから
衝撃的ではあったが、クソこっ恥ずかしい。
ったら、ありゃしねえ。
ヒトサマに迷惑かけたし。
しかし。
たくましさって、だいじ。