話をいきなり今夜に飛ばしてみる。
これも閑話休題、みたいなもんだ。
右耳がおかしくなったのが5/19金曜朝。
ちょうど一週間、ということになる。
「記念日」ってのもミョーな言いぐさだが
仕事帰りにスーパーで男梅サワーをせしめ
飲んでみた。。。
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この一週間は、おれの取るに足らない
43年ちょいのベタ凪(なぎ)人生のなかで
指折りのストレスフルな一週間だった。
そりゃたしかに今までだって。
仕事で極限まで忙しいフリしてたときとか
親とか身内がいなくなったときとか
それはそれでストレスではあったが。
今回のやつはダイレクトに
じぶんのカラダに突きつけられたっていうか
今後の人生っていうか。
人生っていうとアレか。
仕事だって周りのひとだって
じぶんの人生にかかわってるな。
なんていうんだろ。
じぶんの「人」としての今後の生きかたに
いちいち大きく影響を及ぼす
みたいな、体験したことのない
ストレスにさらされつづけた一週間だった。
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あんど。
「突発性難聴はスピード対応が命綱」という
時限爆弾をいきなりパスされたような状態で
最適とおもわれる(正解がまったくわからない)
二択を迫られつづけるというプレッシャー。
おまけに(おまけかよ)。
いままで当たり前に聴こえてた
耳が聴こえなくなったという現象。
聴こえないだけならまだしも。
おとといから絶え間なくつづく耳鳴り。
という、うっとうしい現象。
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「ストレスが原因」なんて説もあるが
なったあとのストレスのほうがパねえし
もしもほんとうにストレスが原因なんなら
むしろ最もよくねえんじゃねえか。この状態。
なんて、おもう隙もねかったような
ストレスの山びこ打線。
あ、「ストレス」って書きすぎて
ゲシュタルト崩壊みたくなってきたし
前置きが長すぎるので、措きまするね。
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。。。
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きょうで一週間。
ある意味における「記念日」。
仕事帰り、地元の駅に着いて
「一杯だけ、飲んでみようかな」
おもった。
べ、べつにお医者さんは
ぜ、絶対に禁酒しろとは、
い、言わなかったんだからね。
っていうか、今週。
飲むのをガマンするまでもなく
飲みたいって気持ちにすらなれなかったんだが。
このおれさまちゃんが、だよ。
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なんていうか。
最初、病気が発覚したとき
「二週間(一週間と一週間)で勝負をつけよう」
って決めた、そのなかび。
ここで一杯だけ飲んでみて。
それを糧にもうあと一週間やってやろう。
ってなるための起爆剤にしようとして。
ノンアルとかアルコール1%の弱いやつ
をせしめようとしたんだが。
どうせならってんで。
いちばん大すきな「男梅サワー」
350ml缶を、カマすことにした。
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スーパーで金を払い
「袋はいらないです」ってって
外に出たしゅんかん、プシュ。
わくわく、わくわく。
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おれ比、休ませすぎた肝臓。
ひさびさのアルコホール。
大すきな男梅サワー。
ひとくち、つけたしゅんかん。
梅のすっぱさとサワーのシュワシュワが
口中に広がり、
それがサーっと、身体中にしみわたる。
くーーーーっ。
よおおし、これでまたがんばるぞ!
っておもえる前向きなおれ、ステキー!!!
よしんばそれで着火しちゃって。
おうちの近くで追加の酒をせしめる。
みたいな事態になっても
それはそれでしようがないかな。
しようがないよね。
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なんてことを妄想しながら。
ひとくち、ゴクリ。
むむ?
むむむ?
あれっ?
うれしくも何ともねえぞ。
美味さもまったく、感じねえ。
むしろ、クソまずい。。。
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「あ、まだその時期じゃなかったんだ」
残った300mlあまりを、側溝に捨てる。
ドボドボドボドボ。
すげえもったいないはずなのに
もったいないとすら、おもえなかった。
「次のひとくちめは、全快したあと。
最っ高に美味い男梅サワーにしたるっ!」
ゴミ箱に空き缶を放り込み
スタスタとおうちに向かったんでしたとさ。
ポエム。