キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

永遠(とわ)の学園

さっき、PL学園が負けちゃって
事実上の廃部ってことになった。
今夏限りで休部のPL学園終戦 6-7で涙/詳細

野球部とか学校とか教団とかの事情は、知らん。
が、高校野球をこよなく愛するものとして
(この言いぐさ、こっぱずかしいな)
さびしいとしか言いようがない。

高校野球におけるPL学園って
長嶋茂雄、みたいなもので
すきとかキライって範ちゅうを超えた存在。

「永遠(とわ)の学園」じゃねかったのかよ。
「永久(とこしえ)に向上の道進むなり」
じゃ、ねかったのかよ。
となっ。


というわけでございまして。
たけしなていで。

おれの甲子園、PL戦ベスト10!
やっとく。



なお1983(昭和58)年より前のは、除外。
じぶんがリアルタイムに感じてないから。

能書きはいいから、はじめやがれ。



って書いてて気づいたんだが。
甲子園自体は、80(昭和55)年夏から
つぶさにみてるつもりで。

81、82年のセンバツに優勝してて。
みてないはずないんだが、記憶にない。
謎だ。

どうでもいいな。



で、書いてて気づいたんだが。

関東の人間だからか。だいたいにおいてPLは
「倒すべき、高くでっかい壁」って感じだった。

ここ一番でPLを応援したのって
KK(桑田清原)が3年の夏、ぐらいなんだよな。

能書きはいいから、はじめやがれアゲイン。



おもいついた順。



vs池田 1983(S58)夏準決勝

前年夏、大すきだった早実の荒木大輔を
ぎっちょんぎっちょんに砕いた池田高校を
今度はPLの1年生エース桑田がぎっちょんぎっちょんに砕いた一戦。
100%池田目線でみてた。

池田高校の水野がめった打ちに遭う。
「背番号1の水野が、背番号11の桑田に打たれました」
「水野が打たれた。いつもじぶんがやっていることを、相手にやられてしまいました」
とか、いま見直してもぞわぞわする名言。





vs取手二1984(S59)夏決勝

桑田清原の2年夏。
このころは「誰か、PLを倒せ!」
っていちばんおもってた時期で。
取手二高のエース、石田チョーかっけえってなってた。

9回裏、清水哲の起死回生の同点ホームラン。
からの、石田、柏原、石田のワンポイントリレー。
ライトに引っ込んで、ふてくされてた石田が
木内監督に呼び戻されて、すげえうれしそうに投球練習するシーン。
そして、清原をインハイのストレートで三振に取る。

10回オモテ、ホームランを打たれて精根尽き果てた表情を見せる桑田。
リアルタイムで甲子園みたなかで、ベストゲームかもしんない。





vs横浜1998(H10)夏準々決勝

ここまでは、異論が出ないような神ゲーム。
「おめえ、メジャー路線のチョイスかよ」的な。
しようがない。そんくらいの神試合3つだもん。

でもぶっちゃけ、
「コレ、挙げとけばいいんでしょ」感が
じぶんのなかにある。何でかは、わからない。

さておき。

この年、大正義だった松坂大輔擁する横浜高校。
あまりにつおすぎて、「戦わずして勝つ」
感が満載だった。

そんな年。
ガチでヨタ校(横浜高校)を倒そうとしてたのって
PLだけだったような気がする。

その後もマエケンとか輩出したけど、
この年がPLがPLらしかった最後の年だったような気がする。
いまおもえば。

ちなみに、おれはやっぱり、ヨタ校目線。
夜勤明けでねみいなあとおもって見てて
コーフンしすぎてけっきょく眠れなくなった記憶。

でも、この試合ってこの試合単体じゃなくて
センバツ準決勝の再戦。
って見方をすると、だいぶ視点も変わるんだよね。





vs浜松商1986(S61)春1回戦

母親が浜松商出身なので、完全に浜商目線。

前年春の1回戦、コッテンコッテンにやられて
最後のほうは野手の清原まで登板する
的な屈辱の試合の、再戦。

KK卒業後の谷間の世代(?)とはいえ、PLはPL。

浜商がどんどんリードを広げてくんだけど
いくら追加点を挙げても、
「PL、いつ炸裂すっかわかんねえし」
ってびくびくしながら見てた。

たぶん、上記の池田PL戦をPL目線で見てたひとって。
こんときのおれとおんなじで。

いくらPLが点を重ねても
「いつ、山びこ打線が炸裂するかわかんねえし」
って、びくびくしながら見てたんだろう。

とか、いまおもった。



関係ねえけど。
浜松商はその2年後、夏に池田高校を破る。
延長14回の死闘。

「1980年代のPLと池田の両方に勝ったことあるのって、浜商だけじゃね?」

いまでも、胸が熱くなる。
何で動画がねえんだろ。



vs高知商1985(S60)夏準々決勝

これも動画がねえ。
このときは、完全にPL目線。

おれ的「事実上の決勝戦」史上
2年前の池田vs中京と双璧。

とにかく清原が神がかってて
まさに「神ってて」。

高知商のエース中山から
伝説的な大ホームランをかっとばす。

かっとばしてた、キヨハラくん。



vs帝京1987(S62)夏準々決勝

かんぜんに帝京目線。

この年のPLは、
野村、橋本、岩崎って超絶エース級の3本柱がいて
立浪、片岡、宮本慎也が守ってるっていう
大正義中の大正義。
春夏連覇を果たす。

松坂世代の横浜に対するPLがそうだったように
この年の帝京って、いまおもえば。
ガチでPLに挑みかかってった唯一のチームだった。
ような、気がする。

帝京のエースは後に日ハムの芝草。
名前が宇宙と書いて「ひろし」と読む。

ので、当時中1の稲中生、ヒロシ少年は
「おれは小宇宙だ!」キャンペーンを張るものの

「小宇宙=コスモだよ、聖闘士星矢か!」
って一笑に付されたとか、そうでないとか。



ん? なんだか。
だんだん、試合ごとのクソバカメモが多くなってきてね?
まあいいや。



で、松坂世代のPLがそうだったように
このときの帝京も、PLとは春の再戦。

エース芝草は、背筋痛だかなんだかで
東東京大会は実質的にショートの池葉ってひとが
投げてきたんだが。
甲子園に出てきてから、1回戦でノー・ノー。
ノーヒットノーラン、な。
で、この試合まで3試合連続完封できてて。

完全復活じゃー!
打倒PLじゃー!
って、みてたんだが。

ボッコボコに、打たれる。

という試合を、どうしても観たいので
部活の練習をサボって観ちゃって
翌日、キクチ、顧問にボッコボコのサンドバック。
キクチの小宇宙に、星、飛びまくり。

って、おもしろくも何ともねえオチまでついた。





。。。



まあ、とりあえずここまでかな。
いや、ホントはまだ、語りたい試合はある。

桑田が逆転2ランを打った金足農戦とか、
春夏連続対決っちゃあ、都城戦欠かせないでしょ、とか
岩倉とのセンバツ決勝とか
東海大山形を公開大処刑だとか
滋賀の甲西も公開大処刑だとか

「いや、まだ」とかいいながら
挙げたの、KK時代のばっかじゃん? とか。。。

PLvs天理っていう
桑田がハーフライナーをダイビングキャッチして
トリプルプレーをやった試合があって
でもそれは、おれにいわせりゃ
「ブラバン頂上決戦」じゃねえか。とか。

おっと、PLっちゃあ、
ブラバンや人文字についても
語りてえことは山ほどあるんだぜ。



なんだが。

そこらへんは、アレだ。
3日後、大井ふ頭のリレマラで
PLOBさん
記憶ロスト込みのやけ酒取材をカマしてから
気が向いたら、書く。

(たぶん、気は向かない)