事実上の廃部ってことになった。
⇒今夏限りで休部のPL学園終戦 6-7で涙/詳細
野球部とか学校とか教団とかの事情は、知らん。
が、高校野球をこよなく愛するものとして
(この言いぐさ、こっぱずかしいな)
さびしいとしか言いようがない。
高校野球におけるPL学園って
長嶋茂雄、みたいなもので
すきとかキライって範ちゅうを超えた存在。
「永遠(とわ)の学園」じゃねかったのかよ。
「永久(とこしえ)に向上の道進むなり」
じゃ、ねかったのかよ。
となっ。
*
というわけでございまして。
たけしなていで。
おれの甲子園、PL戦ベスト10!
やっとく。
*
なお1983(昭和58)年より前のは、除外。
じぶんがリアルタイムに感じてないから。
能書きはいいから、はじめやがれ。
*
って書いてて気づいたんだが。
甲子園自体は、80(昭和55)年夏から
つぶさにみてるつもりで。
81、82年のセンバツに優勝してて。
みてないはずないんだが、記憶にない。
謎だ。
どうでもいいな。
*
で、書いてて気づいたんだが。
関東の人間だからか。だいたいにおいてPLは
「倒すべき、高くでっかい壁」って感じだった。
ここ一番でPLを応援したのって
KK(桑田清原)が3年の夏、ぐらいなんだよな。
能書きはいいから、はじめやがれアゲイン。
*
おもいついた順。
*
vs池田 1983(S58)夏準決勝
前年夏、大すきだった早実の荒木大輔を
ぎっちょんぎっちょんに砕いた池田高校を
今度はPLの1年生エース桑田がぎっちょんぎっちょんに砕いた一戦。
100%池田目線でみてた。
池田高校の水野がめった打ちに遭う。
「背番号1の水野が、背番号11の桑田に打たれました」
「水野が打たれた。いつもじぶんがやっていることを、相手にやられてしまいました」
とか、いま見直してもぞわぞわする名言。
*
vs取手二1984(S59)夏決勝
桑田清原の2年夏。
このころは「誰か、PLを倒せ!」
っていちばんおもってた時期で。
取手二高のエース、石田チョーかっけえってなってた。
9回裏、清水哲の起死回生の同点ホームラン。
からの、石田、柏原、石田のワンポイントリレー。
ライトに引っ込んで、ふてくされてた石田が
木内監督に呼び戻されて、すげえうれしそうに投球練習するシーン。
そして、清原をインハイのストレートで三振に取る。
10回オモテ、ホームランを打たれて精根尽き果てた表情を見せる桑田。
リアルタイムで甲子園みたなかで、ベストゲームかもしんない。
*
vs横浜1998(H10)夏準々決勝
ここまでは、異論が出ないような神ゲーム。
「おめえ、メジャー路線のチョイスかよ」的な。
しようがない。そんくらいの神試合3つだもん。
でもぶっちゃけ、
「コレ、挙げとけばいいんでしょ」感が
じぶんのなかにある。何でかは、わからない。
さておき。
この年、大正義だった松坂大輔擁する横浜高校。
あまりにつおすぎて、「戦わずして勝つ」
感が満載だった。
そんな年。
ガチでヨタ校(横浜高校)を倒そうとしてたのって
PLだけだったような気がする。
その後もマエケンとか輩出したけど、
この年がPLがPLらしかった最後の年だったような気がする。
いまおもえば。
ちなみに、おれはやっぱり、ヨタ校目線。
夜勤明けでねみいなあとおもって見てて
コーフンしすぎてけっきょく眠れなくなった記憶。
でも、この試合ってこの試合単体じゃなくて
センバツ準決勝の再戦。
って見方をすると、だいぶ視点も変わるんだよね。
*
vs浜松商1986(S61)春1回戦
母親が浜松商出身なので、完全に浜商目線。
前年春の1回戦、コッテンコッテンにやられて
最後のほうは野手の清原まで登板する
的な屈辱の試合の、再戦。
KK卒業後の谷間の世代(?)とはいえ、PLはPL。
浜商がどんどんリードを広げてくんだけど
いくら追加点を挙げても、
「PL、いつ炸裂すっかわかんねえし」
ってびくびくしながら見てた。
たぶん、上記の池田PL戦をPL目線で見てたひとって。
こんときのおれとおんなじで。
いくらPLが点を重ねても
「いつ、山びこ打線が炸裂するかわかんねえし」
って、びくびくしながら見てたんだろう。
とか、いまおもった。
*
関係ねえけど。
浜松商はその2年後、夏に池田高校を破る。
延長14回の死闘。
「1980年代のPLと池田の両方に勝ったことあるのって、浜商だけじゃね?」
いまでも、胸が熱くなる。
何で動画がねえんだろ。
*
vs高知商1985(S60)夏準々決勝
これも動画がねえ。
このときは、完全にPL目線。
おれ的「事実上の決勝戦」史上
2年前の池田vs中京と双璧。
とにかく清原が神がかってて
まさに「神ってて」。
高知商のエース中山から
伝説的な大ホームランをかっとばす。
かっとばしてた、キヨハラくん。
*
vs帝京1987(S62)夏準々決勝
かんぜんに帝京目線。
この年のPLは、
野村、橋本、岩崎って超絶エース級の3本柱がいて
立浪、片岡、宮本慎也が守ってるっていう
大正義中の大正義。
春夏連覇を果たす。
松坂世代の横浜に対するPLがそうだったように
この年の帝京って、いまおもえば。
ガチでPLに挑みかかってった唯一のチームだった。
ような、気がする。
帝京のエースは後に日ハムの芝草。
名前が宇宙と書いて「ひろし」と読む。
ので、当時中1の稲中生、ヒロシ少年は
「おれは小宇宙だ!」キャンペーンを張るものの
「小宇宙=コスモだよ、聖闘士星矢か!」
って一笑に付されたとか、そうでないとか。
*
ん? なんだか。
だんだん、試合ごとのクソバカメモが多くなってきてね?
まあいいや。
*
で、松坂世代のPLがそうだったように
このときの帝京も、PLとは春の再戦。
エース芝草は、背筋痛だかなんだかで
東東京大会は実質的にショートの池葉ってひとが
投げてきたんだが。
甲子園に出てきてから、1回戦でノー・ノー。
ノーヒットノーラン、な。
で、この試合まで3試合連続完封できてて。
完全復活じゃー!
打倒PLじゃー!
って、みてたんだが。
ボッコボコに、打たれる。
という試合を、どうしても観たいので
部活の練習をサボって観ちゃって
翌日、キクチ、顧問にボッコボコのサンドバック。
キクチの小宇宙に、星、飛びまくり。
って、おもしろくも何ともねえオチまでついた。
*
。。。
*
まあ、とりあえずここまでかな。
いや、ホントはまだ、語りたい試合はある。
桑田が逆転2ランを打った金足農戦とか、
春夏連続対決っちゃあ、都城戦欠かせないでしょ、とか
岩倉とのセンバツ決勝とか
東海大山形を公開大処刑だとか
滋賀の甲西も公開大処刑だとか
「いや、まだ」とかいいながら
挙げたの、KK時代のばっかじゃん? とか。。。
PLvs天理っていう
桑田がハーフライナーをダイビングキャッチして
トリプルプレーをやった試合があって
でもそれは、おれにいわせりゃ
「ブラバン頂上決戦」じゃねえか。とか。
おっと、PLっちゃあ、
ブラバンや人文字についても
語りてえことは山ほどあるんだぜ。
*
なんだが。
そこらへんは、アレだ。
3日後、大井ふ頭のリレマラで
PLOBさんに
記憶ロスト込みの
気が向いたら、書く。
(たぶん、気は向かない)