キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

私が蚊に刺されてないか明日も見てて。大沢くん(金鳥少年シリーズその1)

ラジオCMの、ゼツミョーなサムさがすきだ。

ちょっと前だったかだいぶ前だったか、
カルピスか何かのCMで。

娘「ママー、帽子忘れちゃったー」
母「んもう、もっと早くいいなさい」
娘「ママボシワスレチャタ」
ってのがあった。
そういう特有のサムさ、くだらなさ。

最近ハマってるのが、金鳥の「少年シリーズ」。
ココで音声が聴ける。



「金鳥少年シリーズ」は4篇に分かれてて。
こういう(↓)。

その1 蚊がいなくなるスプレー
その2 キンチョール
その3 虫よけプレシャワー
その4 蚊がいなくなるスプレー

「中学生の夏の思い出(づくりすんぞ!)」なてい。

出演は
ウブな大沢くん(♂)と、
積極的なマセガキ、高山さん(♀)

ここでは「その1」について。



にしてもとりあえず。
こういうの(↓)って何だろうね?

「誰にでもありそうっぽいケド、
実際に体験してるひとはわりと少なくって。

でいて、にもかかわらず
甘酸っぱさを共通認識でけることがら」
みたいの。

こういう甘酸っぱさって
DNAレベルに織り込まれてんのかな。



あ、何言ってんだかわかんねえ。
かつ、音声聴くのめんどくせえ。

ってひとは、
下にテキスト起こしを置いたので
参考までに。



金鳥のCMって、
ザ・関西の感性爆裂って感じで
(by関東人の妄想耳年増)
それがガッチリハマったり、ときに、
鼻についたりって、ある。

このシリーズについては
関西弁(?)のイントネーションや間が
バチコーンと、キテる。



表題は、「その1」の最終盤、
オチのようなところにある。
私が蚊に刺されてないか明日も見てて。大沢くん

「明日も」だもの。
「見てて」だもの。

「いま」じゃなくて「明日」。
単発的に「見て」じゃなくて、
継続性のある「見てて」だもの。

もう、あれだね。

おれが大沢くんだったら、その晩寝室で。
クッションを高山さんに見立てて
チューの千本ノックを挙行しちゃうね。

暴風雨でも決行で。
むしろ暴風雨カマンって感じで。



関西弁では、敬称「くん」をつけるとき
苗字の最後にアクセントを置くことがある。

「おおさわくん」が
「うるとらまん」とおんなじ
イントネーションになる。
コレが、たまらん。

あまつさえ、
おれの耳は女性の関西弁が大すきだ。
マイイヤー・ライクス・チャンネーのカンサイベン・ベリベリマッチ
だ。

むっちゃすっきゃねん。
とか言われたら、即死でける。

いや、ロンのモチ
そんな経験は、ない。
あるわけ、ない。

大きくなったら大金持ちになって
財力にモノをいわせて
チャンネーに言わせてやるぜヒッヒッヒ
ぐらいのでっかい夢を持ってる。
ていどに、大すきだ。



「大沢くん」って
(うるとらまんのイントネーションで)
あえて、最後に名前を呼びかける。

2人で話してんだから、
大沢くんに言ってんのアタリマエなのに
わざわざ呼びかける。

このダメ押し感。
当事者感。
「おめえに言ってんだよ!」感。


優秀なセールスマンのやりくちだよ、青少年!



というわけで。

たぶんよくないんだろうケド、
おもしろいので、起こしとく。
なんかいわれたら、ひっこめる。

ムロンオムロン(大日本除虫菊なのに、な)
テキストじゃおもしろさが伝わりきんないので
冒頭のリンクから音声ON推奨。

その1 蚊がいなくなるスプレー

大沢「おはよう、高山さん」
高山「おはよう、大沢くん」

大「高山さん、蚊が、いなくなるスプレーって、知ってる?」
高「え?」
大「蚊がいなくなるスプレー……」
高「知らん」
大「すごい、ええらしいよ。寝る前にワンプッシュしといたら、朝まで蚊が出えへんようになるって」
高「へえ」

高「あっ!」
大「ん?」
高「見た? 私のうなじの、蚊に刺された跡」
大「ん? いや。いやいや、知らん」
高「見てたんや」
大「うん……」

高「いいよ」
大「え!」
高「見てて」
大「ん」
高「きょう、蚊がいなくなるスプレー買うから、私が蚊に刺されてないか明日も見てて。大沢くん」
大「えっ!!!」

――金鳥の蚊がいなくなるスプレーだよ、青少年!
使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。

「その2」につづくっ。