ちょっと前だったかだいぶ前だったか、
カルピスか何かのCMで。
娘「ママー、帽子忘れちゃったー」
母「んもう、もっと早くいいなさい」
娘「ママボシワスレチャタ」
ってのがあった。
そういう特有のサムさ、くだらなさ。
最近ハマってるのが、金鳥の「少年シリーズ」。
ココで音声が聴ける。
*
「金鳥少年シリーズ」は4篇に分かれてて。
こういう(↓)。
その1 蚊がいなくなるスプレー
その2 キンチョール
その3 虫よけプレシャワー
その4 蚊がいなくなるスプレー
「中学生の夏の思い出(づくりすんぞ!)」なてい。
出演は
ウブな大沢くん(♂)と、
積極的なマセガキ、高山さん(♀)
ここでは「その1」について。
*
にしてもとりあえず。
こういうの(↓)って何だろうね?
「誰にでもありそうっぽいケド、
実際に体験してるひとはわりと少なくって。
でいて、にもかかわらず
甘酸っぱさを共通認識でけることがら」
みたいの。
こういう甘酸っぱさって
DNAレベルに織り込まれてんのかな。
*
あ、何言ってんだかわかんねえ。
かつ、音声聴くのめんどくせえ。
ってひとは、
下にテキスト起こしを置いたので
参考までに。
*
金鳥のCMって、
ザ・関西の感性爆裂って感じで
(by関東人の妄想耳年増)
それがガッチリハマったり、ときに、
鼻についたりって、ある。
このシリーズについては
関西弁(?)のイントネーションや間が
バチコーンと、キテる。
*
表題は、「その1」の最終盤、
オチのようなところにある。
私が蚊に刺されてないか明日も見てて。大沢くん
「明日も」だもの。
「見てて」だもの。
「いま」じゃなくて「明日」。
単発的に「見て」じゃなくて、
継続性のある「見てて」だもの。
もう、あれだね。
おれが大沢くんだったら、その晩寝室で。
クッションを高山さんに見立てて
チューの千本ノックを挙行しちゃうね。
暴風雨でも決行で。
むしろ暴風雨カマンって感じで。
*
関西弁では、敬称「くん」をつけるとき
苗字の最後にアクセントを置くことがある。
「おおさわくん」が
「うるとらまん」とおんなじ
イントネーションになる。
コレが、たまらん。
あまつさえ、
おれの耳は女性の関西弁が大すきだ。
マイイヤー・ライクス・チャンネーのカンサイベン・ベリベリマッチ
だ。
むっちゃすっきゃねん。
とか言われたら、即死でける。
いや、ロンのモチ
そんな経験は、ない。
あるわけ、ない。
大きくなったら大金持ちになって
財力にモノをいわせて
チャンネーに言わせてやるぜヒッヒッヒ
ぐらいのでっかい夢を持ってる。
ていどに、大すきだ。
*
「大沢くん」って
(うるとらまんのイントネーションで)
あえて、最後に名前を呼びかける。
2人で話してんだから、
大沢くんに言ってんのアタリマエなのに
わざわざ呼びかける。
このダメ押し感。
当事者感。
「おめえに言ってんだよ!」感。
優秀なセールスマンのやりくちだよ、青少年!
*
というわけで。
たぶんよくないんだろうケド、
おもしろいので、起こしとく。
なんかいわれたら、ひっこめる。
ムロンオムロン(大日本除虫菊なのに、な)
テキストじゃおもしろさが伝わりきんないので
冒頭のリンクから音声ON推奨。
その1 蚊がいなくなるスプレー
大沢「おはよう、高山さん」
高山「おはよう、大沢くん」
大「高山さん、蚊が、いなくなるスプレーって、知ってる?」
高「え?」
大「蚊がいなくなるスプレー……」
高「知らん」
大「すごい、ええらしいよ。寝る前にワンプッシュしといたら、朝まで蚊が出えへんようになるって」
高「へえ」
高「あっ!」
大「ん?」
高「見た? 私のうなじの、蚊に刺された跡」
大「ん? いや。いやいや、知らん」
高「見てたんや」
大「うん……」
高「いいよ」
大「え!」
高「見てて」
大「ん」
高「きょう、蚊がいなくなるスプレー買うから、私が蚊に刺されてないか明日も見てて。大沢くん」
大「えっ!!!」
――金鳥の蚊がいなくなるスプレーだよ、青少年!
使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
「その2」につづくっ。