北海道マラソンに出たわけじゃないし
出たこともないんだが。
あまつさえ、きょうの北海道マラソン。
走ったかたもいっぱいいるし
そこにそんなおれがイッチョカミすんのも
ちょっとどうなのよ?って想いを端に置き
薄くやすくほざいとく。
*
こういうのって「時期モノ」じゃん。
たぶん「そんなおれが」って躊躇してたら
書く機会なんか絶対に訪れないし。
「時期モノ」だもんだから、
冬ぐらいに夏の北海道マラソンのこと書くのも
なんだか、へんてこだし。
ってんで。
*
マラソンをはじめたころ、
北海道マラソンが最終目標だった。
「全盛期に北海道マラソンをカマす」と。
とはいえ。
北海道には縁もゆかりも思い出もない。
知り合いがいるわけでもないし、
貧乏人には旅費がかかりすぎもする。
なので、マラソンはじめた当時目線では
「じぶんの全盛期が来たら
北海道マラソンにチャレンジしたい」
(そんくらいまで走りつづけられたらいいなあ)
程度の想いで。
何で北海道マラソンかというと
そのころ、すり切れるほど読んでた
金哲彦の本の影響なんだろう。
*
タイトルは忘れちゃったケド。
目標タイム別に、
初フル、サブ4、サブ3
の練習法がそれぞれ書いてあった本。
当時はまだ、くわしい練習法って
個人なりクラブなりの
社外秘?企業秘密?的なもので、
つぶさに明かすってのはレアケースで。
それを開けっぴろげにする斬新さに、
仰天した。
水色のカバーだったっけな。
「すり切れる」って別に大げさじゃなく。
読みすぎて2冊は破壊しちゃって、
けっきょく3冊買っちゃったし、
マラソンを走るっていう知り合いに
オススメでプレゼントした覚えもある。
*
その本のサブスリーの部で
ストーリー仕立てで語られる主人公が
目標を達成する場が北海道マラソンで。
たぶん、それがサブリミナルみたくなって
「全盛期に北海道マラソンをカマす」
っておもったんだろう。
東京でも別大でもなく、北海道。
*
きょうの北海道マラソン。
中学の同級生がみごと、完走した。
じぶんが知る、ごく狭い範囲で
中学の同級生でフルマラソンを完走したのは
彼がはじめてなんじゃないかな。
たんじゅんに、すばらしいなとおもった。
*
彼とはいま、
そんなに連絡を取り合ってはいない。
もっと言うと、
中学卒業以来、会ってもいない。
*
後年。
mixiをやってたころ
中学のコミュニティでつながって。
でも、おれがmixiをやめちゃったので
つながりは途絶えて。
ツイッターをフォローしてくれて
再度、つながって。
でも、おれがアカウントを乗り換えたので
つながりは途絶えて。
おなじころ、facebookでもつながってて。
今回の情報は、事前の「出ます」含め
それ経由で知ったんだが。
*
だからといって連絡とったわけじゃなく
タイムラインに彼の「出ます」が
流れてきたのを、たまたま見たからで。
おれがマラソン走ったことあるからって
何のアドバイスを求められたわけでも
何ら激励やらをしたわけでもなく。
ときおりfacebookにあげられる
「ロング走しました」的な書き込みを
ただ、ながめてただけ。
ってもはや、まるっきり他人じゃねーか。
*
彼は中2の夏ごろまで陸上部だった。
中2のはじめごろに彼が急成長して
あやうく負けそうになって
「キクチてめえ、今度の試合出さねえぞ」
顧問にどやされる感じだったのに。
いつの間にかいなくなっていた。
あ、むかしのエントリーでいう
土日は部活やんないで遊ぶ主義だったり
の、彼。
*
部活をつづけたひととやめたひとって
どこか溝ができて、
ギクシャクしちゃうじゃないすか。
どう接していいかわかんなくなったりして。
でも彼とは
中3でおなじクラスになってからも
なぜかふつうに仲よくって。
べつに共通の趣味があったとかでもないので
ウマが合ったってことなんだろう。
そんなこんなで、上記したように後年。
SNSでつながってるんだとおもう。
*
いま、彼は北海道に住んでて。
なので、マラソンを走ろうとしたとき
よりによって、「初フル」に
「真夏の」北海道を選んだんだろう。
キクチはかつてじぶんの到達点だと考えてた
羨望もあいまって。
きょうは応援ナビに釘づけになっちゃって。
後半ちょっとヒヤヒヤしたものの
彼がみごと完走したと知ったしゅんかん、
とてもいい気分になった。
*
だからといって、
「刺激を受けて着替えて走りにいく」
なあんてことはあろうはずもなくw
それどころか、この土日も
おうちから一歩も出なかったのよ奥さん。
日記ぇ。。。
*
。。。
*
いらねえ情報的には。
「北海道マラソンを走るのは
2018年か19年あたりかな」
かつて、ごく漠然とおもってた。
だから何だよって話だが
一度、北海道マラソンを走ってみたかったなあ
とは、今もちょっとおもってる。