正と続の間が5年空いてるとか、もうね。
こないだ、水泳選手の池江璃花子が
白血病であることを公表して。
そのなかでこの言いまわしを遣ってて。
あ、これは自称の言葉なんだな。
って、おもった。
「自称の言葉」って、クソわかりづれえな。
*
じぶんでおもいついておきながら
じぶんでもあんまよくわかってないし、
それ以前に「自称の言葉」って言いぐさが
決定的にセンスないなあとおもうんだが、
措いて。
たぶん、言葉のなかには、たまに
「自称に適している言葉」と
「他称に適している言葉」があって。
それを間違って遣うと、おかしなことになる。
*
たけしが「大御所」なのはあくまで他称で、
たけしがじぶんを「大御所なオイラが」
っつったら、なんかへんじゃないすか。
的な。
トシちゃんのビッグ
的な。
ん? どっかで言ったことのあるたとえぇ。。。
だからこそ、
サンシャイン池崎の「空前絶後のうんたら」
デーモン小暮「閣下」の「吾輩」
トガーさんの「あそこがすんごくおっきい私」
なあんていう技巧が、
絶妙に効いたりする。
ってこともあるんだろう。
*
。。。
*
「神は乗り越えられない試練は与えない」は
ひとがひとを上から引っぱり上げる系の
「他称の言葉」だとおもってた。
こいつはがんばればできるはずっていう
期待度を絶対的な前提に置いた
コーチから選手に対しての、
あるいは上司から部下に対しての叱咤激励
みたいな感じで。
*
なので、
冒頭にリンク貼った前編?の例は
すごくおかしなことになってる。
ガンであることを公表し、
これから戦うという姿勢をみせてるひとの
その決意と勇気と覚悟に対して
「神は乗り越えられない試練は与えない」
赤の他人が言う。
あまつさえ「あたし、いいこと言ったでしょ」
風にドヤ顔をキメまでする心の機微って
やっぱりいまでも、よく理解できない。
それはけして。
いまの世知辛いご時世にありがちな
言葉尻をあげつらう的なんじゃなく。
まあいいや。どうでもいいや。
*
余談的には。
救いがあるとすれば。
あのとき病を公表してた元巨人の角投手が
治療がうまくいって元気になってる
ってことで。
*
。。。
*
書いてて気づいたのは。
そもそも「試練」という言葉の意味を
おれは、はき違えてたのかな()
で。
試練ってのは、
乗り越えられる前提のことを指してて。
試練って言葉を用いた時点で
「乗り越えてしかるべきもの」
と定義づけてるんではないか。
その言葉を用いたひとは。
と、するならば。
合点がゆかなくもない。
*
なお、「試練 類語」で軽く検索したらば。
「困難/忍耐/我慢/ハード/つらい」
あるいは、
「使命/重要課題/テスト/ミッション」
というのもあった。
なんか、意味の幅、やたら広くね?
そんなわけで。
じぶんがいま「試練」に臨んでる
ひとは、その目の前にあることは
乗り越えられるんだとおもいまーす。
*
ちょっとこのテーマ。
じぶんの脳みその量では
トゥーマッチすぎじゃね。
とは、書きはじめてわりとすぐから
気づいてたw