キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

モロダシボン 2018つくばマラソン(35k~ゴール)

35k。
国土地理院の角を左折し、西大通に出たしゅんかん。
終わった。

ピタッと脚がとまった。
せっかくハイタッチして、
気合いをいただいたのに。。。
==== *

なんのことはない。

ロンのモチ、
ハイタッチのせいであろうはずはない。
走り込み不足がここでモロダシになっただけ。

「35kの壁」激突ジャストコレズバリ。
モロダシボンだ。
ウルトラセブンヌ。。。



おもしろくもなんともねえな。
言うにこと欠いて、よかれとおもって
「モロダシボン」を表題に含めてしまったことを
いま、猛烈に後悔しておる。



不思議なもんで。

モロダシボンになったしゅんかん。
「ぬーん」もいっそう存在感を見せ出すし
左足の小指もジンジンしだす。

ゴールして親戚の家に戻り靴下を脱いだら
小指が血の混じった水ぶくれで
2倍ぐらいのデカさになってた。

ふだんは負担のかからない箇所。
やっぱ変なフォームだったのかな。



35~40km
23:21/3:02:47(443、436、439、445、438)
23:30/3:03:39

35kまではそれなりに快調だった。

オレオさんに「後藤!」と叫び
こめきちさん、原パンさんとハイタッチしたとき
「残り7.195kは、29分でカバーしたる!」
ぐらいの気概があった。

残り7.195kは、29分でいければ、
3時間ヒトケタが出る。



でも、疲労で脚が前に出ないし、
あまつさえ牙をモロダシボンする「ぬーん」
よけい脚が前に出ない。

かたや。
さっきまで「ヒトケタ」つってたんだから
15分を割っちゃったらかっちょわりいよな。
ってことをよすがに、進むことにする。



36kから443、436、439。
もう、430すら遠い。

前日のエントリーで
「楽しむつもりなんてない」
なんてほざいちゃったけど。

ここまで、すっげー楽しくって
やっぱマラソンっていいなって痛感した。

だから、せっかくだから
ゴールまで楽しくイキたいな。
おもう。



で、以下。

これは31k過ぎからかな。
リアルタイムでおもってたことで。
語弊が生じかねない、
書き方がむつかしいことなんだが。

「おれはリアルタイムでそうおもっただけ」
ってことを、いちおうものしとく。



今回のつくばマラソン。
さる方がケガをしてて、
出るかどうかすげえ迷ってたんすよね。

「出ないほうがいいんだろうなあ」
「でも諦めきれないなあ」
「ゆっくりなら走ってもいいかなあ」
「でもスタートしたら絶対ガチっちゃうだろうしなあ」

直前まですげえ葛藤してらして
けっきょく、スタートラインに立つことを見送った。

早くケガを治すために。
万全の体調で別大を爆走するために。



葛藤してらっさるまっただなかのとき。

仲間が必死で出走をとめてたり
ライバルのひとが彼と別大で勝負するために
今回はよしとけって、とめてた。

彼がスタートラインに立つことを見送ったのは
ものすごい決断だったろう。



かたや。である。

おれは今回、スタートラインに立てた。
それだけで幸せなことだと、
整列しながらつくづく感じた。

大っ嫌いな「走らせていただく」という言葉を
道中、ものすごく噛みしめつつ。

でも、だからって、
「彼のぶんまでがんばろう」
とは、おもわなかった。

そもそも、おれごときが彼のぶんとか
クソおこがましいし。

スタートラインに立てたことが
はたして、かならずしも幸せかどうかは、
走り終わってみなきゃ、わかんなかったし。



37kぐらいだったかな。
もうまったくペースが上げらんない。
っていうか、落ちてくいっぽう。
とはいえ、15分は割りたくない。

ってきょくめんで、再度つおくキョライした。



というのは。

おれにはいま、
マラソンで目指すべき「次」はない。
競い高め合えるようなライバルもいない。

だから、ここつくばでつぶれちゃってもいい。
二度と走れなくなっても、誰もなにも困らない。
なので、がんばる。



変な物言いをすると、逆にたぶん。
続けたとしても、折に触れて
「マラソンやめる」だのなんだの
また、うじうじするわけじゃん。

それは自他ともにめんどくせーじゃん。

ならいっそのこと、かえって
二度と走れなくなるダメージ負っちゃったほうが
すっぱり諦めがついて、かえってよかったりすんじゃねえの?



これで最後になるかもしんない。
だから、全力を尽くしてしまえ。
おもった。

いい意味で。
そうキョライしちゃったら
ある種の決意が固まった感があった。



まあ、決意が固まろうとどうしようと。

脚は前に出なくて
「体感では止まってる状態」だし。
ぬーんはますます主張してくるし。
左小指はなんかぐにょぐにょいってるし。
なんですけどねw

筑波大構内を足元だけを見て進む。
39k445、40k438。



最後の折り返しに向かうとき
ユキさんの「キクチー」って声が聞こえたが。
それは道路の反対側なだけなのに
ものすごく遠くな気がして。

応えるよゆうがもうまったくなくって。

でも、いらっさるんだってわかったから
折り返してからそこに戻るまで
おれは「走らせていただいてるんだな」って
なんかすげえ、ウキウキした。

去年○○だったユキさんが
今年は女神にしか見えなかった。



「つくば関連で般若って言ったら
てめえキクチ、マジ屠るからな」
って言われたから。

いちおう、伏せ字にしときますねw
デコピンだな。



40km~ゴール
434、425、?
09:46/3:13:25

なんかこうね。

3時間ヒトケタはとっくに
絶対無理じゃないすか。
そんで、よほどのことがなけりゃ
15分はもう確実にカットできる。

ってわかったから、
ぜんぜんがんばれないの。

いや、おれ的にはがんばってんのよ。
それなりに。

でも、なんつうの?
火事場のバカぢからってあるじゃないすか。

目指す記録があって、でいて、ギリギリで
なんとか達成したいってんで
「もう絞りかすが残ってない
ってきょくめんでもなぜか絞り出せる」やつ。

それはもう、絞り出せないの。



なぜなら。
「うおお、3時間15分切れるぅぅぅ」
ってことに感極まっちゃって。

まだ残り2kぐらい残ってるのに
もう、半ベかいてる。
「きょうスタートラインに立てたことは、結果、やっぱすごく幸せだったんだ」
ってことを反すうしてたから。



だって。
3時間30分で走れれば超絶御の字だ
源氏物語絵巻的に3時間21分。

とかぬかしたけど、それはなんていうか
「鼻くそほじりながら徹マンしつつ
大金持ちになりてえな」って言うレベルの
現実味のないことで。

これが実質最後のマラソンかなとか
どんな惨めなザマでゴールすんのかな
とか。

どんよりした気分で臨んだんだぜ。
レース前はプラス思考しかしないようにするのがルーティンなのに、プラス要素が何も見つからない、なんでそれなのにマラソンに臨まなきゃいけねえんだぜ?
ぐらいの気持ちでいた。

それが、3時間15分を切れそうとか。
まぐれであれ、なんであれ。
マジ、夢のような夢心地で。

それはよおくわかったから、
とにかくもう早くゴールしたい。
とwww



。。。



3時間13分25秒(ネット)。

タイムは超平凡だけど
ゴールのときのガッツポーズは
25本目のマラソンのゴールシーンでたぶん
ぶっちぎりで最大げさだとおもう。

2018つくばゴール

でも、写真みたら。
てめえがおもってたのとぜんぜん違うぇ。。。
感情の表現が、へたっぴいすぎるwww



ゴールできてあまりにもうれしくて
コースに前代未聞レベルで深くおじぎして、
そのすぐ横で、体育座りしてギャン泣きして。

記録証もらってからの導線でも
歩きながらギャン泣きしてて。

誰か知ってるひとに見られたら恥ずいなって
競技場を出たとこでちょっと冷静になって。
ウオッチをみたら、止め忘れてることに気づいて慌てて止めたw
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最後のマラソンになる気マンマンで臨んだ
おれの2018つくばマラソンは。
「くっそー。次はもう少しまともに走れてえ!!!」
って想いとともに、幕を閉じた。

ちゃんちゃん。



そんなこんなで。
つくばマラソン関連のエントリーも
あと1回だけ、つづく。


おれのクソ草ジョガー人生も
もうちょっとだけ、つづくらしいの。