キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

小説『陸王』のレビューを書こうとしたものの

TVドラマの『陸王』にハマっちゃって。
「原作はドラマの最終回が終わってから」
ってのが、耐えきれず。

おもわず、買って、読んじゃった。
↑クソかまってちゃん、くたばれ!



で、じぶんなりに小説をレビューしよう
って、もくろんだ。

ひととおり、書いてはみたものの。
そもそも、おれがドラマ発なもんだから。

特に前半部は、どうしても
(きょう現在までで3話まで放送されてる)
ドラマとの対照。
っていう視点で読み進めちまって。



主人公の言動はどうしても
脳内役所広司がかけめぐってるし。

おんなじように、ライバルの
超大手シューズメーカーのボスは
脳内ピエール瀧が。
地銀の支店長は、脳内桂なんたらが。
かけめぐりやがる。

小説のレビューじゃねえじゃねーか!
って感じになっちった。



桂なんたらといえば。
1ヶ月弱前のエントリー。
キク王(2017/10/16)

これでもかってほどあからさまに
ドラマ『陸王』インスパイア系の表題。

にもかかわらず、
「キク王って、笑点の黄色いひとじゃねーか」
をおくびにも出さなかった不甲斐なさはある。
地味に、ひきずってる。

クッソどうでもいいな。



。。。



『陸王』ってのは。

創業100年の老舗足袋メーカーが
斜陽産業ゆえの業績悪化に対する
起死回生を図った新規事業として
ランニングシューズの開発をはじめるって話。

でも。
ランシューづくりのノウハウはねえし。
かといって、人や設備に投資できる資金はねえし
実績がないから銀行は融資してくれねえし。
営業かけても門前払いばっかし。
大手メーカーからは目の敵にされるし。

みたいなジリ貧から。
ハッピーエンドになるって話。



「ハッピーエンドになる」って
モロネタバレだが。

池井戸潤の作品って、
そういうパッターンなんでしょ?



おれ、池井戸潤ってはじめてで。
原作はおろか、ドラマも観たことなくて。
「『倍返しだ』って言うやつがそうらしい」
「町工場がロケットつくるやつもそうらしい」
ぐらいがまっくす情報で。

なんなら仲井戸麗市?とか
こんがらがっちゃうていどで。



それを池井戸節っていうのかは、知らんが。
池井戸作品ってのは
勧善懲悪っぽく仕立てて
弱者(善?)がしいたげられつつ
最終的に強者(悪?)を打ち倒す
ってのが、テンプレらしい。

で、ネットで軽く検索をすっと。
『陸王』もテンプレそのものみたいらしくて。



だからこんくらいのネタバレ、いいでしょ。

「そのプロセスを楽しむジャンル」
「ベッタベタなカタルシスを拾いにいくジャンル」
なんだよね、要するに。

なんつうか、難癖つけつつも、ついつい
水戸黄門とか橋田寿賀子ドラマを毎週みちゃう
あの感じ?

っていう、浅く薄い印象ぇ。

おれの想像力なんてものは
小さなボートでも座礁するぐらい浅いのだ。



じゃあなんで今回。
陸王のドラマを見始めたかっていうと。
「ランニングシューズの開発」ってテーマに
草ジョガーのはしくれとして
引き寄せられたからってだけで。

それ以上の意味は、なにひとつない。

たぶん、界隈で陸王みてるってひとも
そんな動機なんだとおもう。たぶん。



で、上記した
「ドラマと対照しながら本読んじゃう」
って部分について、きょうは書いたやつは。

クソ長くなったので、削除削除。

だって、ブログ読まれたいじゃん?
ひつこいぞキクチ。キクチ、ひつこい。



。。。



まさにこれはいらねえ情報だが。

おれにとっての
おもしろい本、いい本ってのは
「背中が押される気になれるやつ」で。

読んだあと、しぜん。
「もっとがんばって生きよう!」
「なんだか、むしょうに書きてえぞ!」
「仕事バリバリやったる!」
「なんか走りたくなってきた!」
と、おもえる感じを求めてる。



あ、「求めてる」ってえと、ちと違うな。

卵が先かニワトリが先かわからんが
結果的にそういう気になれるやつが
「ああ、おもしろかったー」
「いい本だったなー」
って、おもえる。



だからって。
「仕事がんばってる」って内容で
「仕事がんばろうっておもえる」とか
そういう直接的な感じとは、かぎらない。

「キャプテン」読んでも
野球やりてえとおもわないし
「あしたのジョー」読んでも
ボクシングやりたくはなんねえ的な。

でも、なんらか。
「おれ、このままじゃダメだ。
ジョグがんばろう」っておもったりする。

たとえば、そういう。

あと、「ただただおもしろい」ものでも
なんか背中押されたり、するじゃないすか。

その意味では「ブログ」も、おんなじだな。
いつも拝読してるやつを、
おもいかえしますれば。



とりとめがねえぞ。。。



で、実際のところ。

小説『陸王』では。
そういう背中押されてる的な読後感
ビタ一文得られなかったっす。うっす。



とはいえ。けして
おもしろくなかったわけじゃない。

「読むスピードがチョーのろいでおなじみの
おれさまちゃんだてらが
550ページぐらいの単行本を
計4時間ぐらいで一気に読んじゃった。」

「朝ジョグしようとしても、
いつも目覚ましをとめて二度寝するのに。
セットした目覚ましでパキッと起きて
走りにいかず、陸王読んじゃった。」

ってことは。
一定以上に、読みやすかったんだろうし
一定以上に、おもしろかったんだろう。



よくわからんちんだが。

「じゃあ読まなくてもいいすか?」
と問われたならば。
「読んでみなさいってば」
ってなるので。

次エントリーかその次か、そのうち。
『陸王』(小説)のレビューを
じぶんなりにまじめに、ものしてみる。
(やんねえフラグぇ)

そんなの需要、あるのかな()
(くたばれクソかまってちゃんアゲイン)