屈辱の初リタイアとなったかすみん。
だが、ひととおりふりかえったり
現地でキョライしたいろんな想いを
ほざいたりしてみる。おいおい。
なんでかっていうと。ダメだった原因は
「クソ暑い」しかおもい浮かばなくって。
とかってのは、とりあえず措いて
ここではやめるまでのレース経過を、ざざっと。 ====
*
事前の想定、というかターゲットは
サブスリー、一択。
松も竹も梅もサブスリー。
気温がバカ高くなることはわかってたし。
前日の嵐のような強風から
一夜明けて無風になる。
なんてうまい話はあるわけないので
ある程度の風との戦いもあるであろう。
とか、コンディションがどうあろうと
ターゲットはひとつだけ。
1ヶ月前のはなもも。
よかったことは踏襲し、反省点は修正して。
石にかじりついてでも
いちばん大きい位の数字を3から2にする。
ナドト、ね。
「タイムねらってねえんじゃねかったのかよ!」
とかのエクスキューズ含め。
コレ単体で長くなりそうなので、ここでは措く。
ヨーイ、ズドン。
*
以下、ガーミンヌから。
現場の距離標示とのズレは
10kまでほぼなし、そこから急に7秒ホドで最後まで。
*
スタート~5km
21:40/21:40(4:30、4:14、4:21、4:14、4:21)
ハーフまではキロ420想定。
ふらっとさんといっしょに早めに整列したら
前から10列目ぐらいになっちって。
2人してキョドる。
はなももを踏襲して
スタート12分前まで座って待つ。
それからその場で軽くカラダを動かす。
*
スタートすると。
ふらっとさんはすっとんでっちゃったので
ゆっくりめにマイペースをキメる。
最初の曲がり角の直前。
TEAM75のパネル(?)を掲げた
ほしこさんを沿道に発見して
てんしょん超絶まっくす。
も、道の真ん中へんを走ってたので
声をかけられず。
1kめの混雑と常磐線との立体交差。
2kめの上り坂。
にもかかわらず430、414。
「きょうもアタリマエに超絶絶好調だ」
おもう。
その感じのまま、進んでく。
*
5~10km
21:47/43:27(4:16、4:17、4:22、4:26、4:27)
7k地点の2回目の常磐線との立体交差。
プロシードさんとたまさんがいてくだすって
てんしょんまっくすアゲイン。
「とてもいい感じだ」おもう。
しばらくいくと、声をかけてくるひと。
ご近所のサブスリーランナー、としさん。
「そのゼッケン、目立っていいですね」
背中につけたぼっち練ゼッケンのことを
おっさってるんであろう。
「たかしさんも試験、がんばってるかな()」
「おれもがんばろうかな()」おもう。
「きょう、調子いいみたいなのでハーフ前から
ペースアップしようとおもってます」
とか軽口をたたきながら進む。
見返してみますれば。
9k10k、なぜかペースが落ちてる。
*
10~15km
21:56/1:05:23(4:23、4:27、4:22、4:22、4:22)
はなももの反省を活かす区間。
ここからハーフまでをちゃんと走るショゾン。
地味にアップダウンがあるので
5kを22分割らなけりゃいいや。
ぐらいの気軽さもたずさえて進むことにする。
*
で、絶好調を実感してて、体感では
「ジョグ気分でペースを維持してる」
はずなんだが。
実際、ペースはわりと一定なんだが。
どうも、集団に抜かれまくる。
なんだろうって、疑問を抱きはじめる。
*
なお、給水は取りまくり。
水をうなじにかけ、スポドリを飲む。
という。
*
15~20km
23:13/1:28:36(4:32、4:29、4:32、4:38、5:02)
15kすぎにわりと大きめな上りがある。
ここでの多少のペースダウンは織り込み済み。
なんだが、坂を上り終わって
平坦になってもペースが戻らない。
また、集団に抜かれまくる。
体調は悪くない
っていうか絶好調っておもってるし
疲れも実感してない。
その体感と流れる風景とのギャップに
どんどんパニクりはじめる。
*
「なにかがおかしいんだろうか?」
「ひょっとして調子よくないんだろうか?」
「わかんねえよ」
「なんだなんだなんだなんだ?」
18kめで430を割り。
やべえとおもって上げたつもりの
19kめで438に落ちる。
ほんとうに疲れが出たのか
その数字にココロが支配されちゃったのか
よくわからない。
が、ブツっ。
いきなり気持ちが切れかける。
*
そこでかまかまさんにパスされる。
はなもものエンジェル、かまかまさん。
「ハーフまでかまかまさんについてって
なんとか立て直そう。
きょうもかまかまさんはおれのエンジェルだ」
切り替えてついてくことにする。
*
も、200m、300m、進むうち。
ジリジリジリジリ、離されてって。
おいつくのがむつかしいくらい、離れる。
「かまかまさん、がんばれ!」
他人事のようにそうおもったしゅんかん。
気持ちがかんぜんに切れる。
*
。。。
*
20k地点でスタッフに
「リタイアします。どうしたらいいですか?」
訊くと、数100m先の資料館にいけば
収容バスがあると言われ。
(資料館=お城みたいな建物な)
ウオッチをとめて、ダウンジョグをする。
ことにする。
*
そのまま。
なにをトチ狂ったか、資料館を通りすぎ
ハーフ地点までふらふら進む。
ハーフ地点でふたたびスタッフに訊くと。
資料館から坂を下った公園で
収容バスに乗れると教えてもらい
コースの側道を逆走する。
FIREさんとすれ違う。
「キクっちゃん、どうしたのー?(大音声)」
「いや、リタイアしようとおもって(蚊の鳴くような声)」
*
湖畔の歩崎公園まで坂を下り
救護テントでみたび、リタイアする旨を告げる。
テントに入って座り、スポドリを飲む。
クツヒモをゆるめ、すぐ目の前のコースを眺める。
収容バスの出発時間は13:30。
おれがテントにいったのは11:30すぎ。
バスで会場まで30分弱。
バスを待つよか、ダウンジョグをつづけ
会場まで戻ったほうが早いかもしれない。
じっさい、テントにはまだ2人しかおらず
それはなんでかっていうと
走って会場まで戻ったほうが早い
って判断してコースに戻ったひとが
けっこういたらしい。
*
んだが、もう走る意味がない。
と、おもってしまっていた。
ので、コースに戻るひつようはない。
かたや眺めてる目の前のコースを。
ランナーが続々と通過してく。
*
リタイアを告げたとはいえ、そこでは
ゼッケンを切りとられるとか
チップを回収されるとか
具体的な形があるわけじゃない。
走れないくらい体調が悪くなったわけでも
どこかを傷めてるわけでもない。
まあ、気持ちが切れたってだけだ。
じゃあ、走ってもいいんじゃね?
おもったりもする。
そんなんふうに。
じぶんの内にいろいろ矛盾した想いを
抱えながらバス出発まで2時間、
ぼーっとコースを眺めてた。
とかも長くなるので、
ここでは措きまする。
*
それがだいたいの全体像。
ただの日記みたくなっちった。
つづくっ。