キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ダーハダカおじさんは、ありまーす(その3)

(キ)序盤はそれはそれは、たのしく走ってたんです。
その1その2

―おっ、とうとう走り始めましたな。あれですよね。(その1)で反応があまりにも薄かった「河川敷という大海原に漕ぎ出した」ですよねっ!

(キ)。。。。 ====


(キ)登戸の橋を渡り、ポクポクと下流へ。
「あっ、あすこのラブホテルから男女が出てきましたよ! 夏の情事、ヤマモトですか!?」
「ここのマンション、あたし中1から高3まで住んでたんです。懐かしいなあ。って週に何度も前を通ってるんですけどねっ!」
「みなさーん、ココがかの超絶お坊ちゃま学校、川崎市立稲田中学校、稲中、ですよー!」
ウキウキするあまり、絶叫するわけです。

モチロン、心のなかで。

誰にも訊かせませんよ。
恥ずかしいじゃないすか。

―ともあれ、ゴキゲンですね。

(キ)そりゃあもう。
そのくらいのテンションでいかないと、とてもとてもティモテ、太刀打ちできません。

ダーハダカおじさんが現れました、と。
ふだんなら「あ、おじさん」って勝手に拝んでいればいい。

でも、きょうは笑顔ウルトラZって感じで
界王拳10倍(べえ)って感じで同行してくだすってる方々にアピらないと。
「ガチマジ、ただの炎天下LSD」
で終わってしまいます。

イエーーーーーーイ!
サンシャイン・キクイケザキってぐらい張らないと。

機能していない幹事、水先案内人として
「ぎゃあぎゃあ騒ぐ」がせめてものオツトメだろと。

あ。

川を走ってるので川先案内人じゃないか。
多摩川の右岸、川崎を走ってるので川崎案内人じゃないかと。

そんなつまらないことも、ドバドバ浮かんでくるわけです。

―ドーパミンドバドバ、ドバドバドーパミン。

(キ)とーこーろーがっ。ですよ。
パズルの一番大切なピースだけが、ない。
あとの3999ピースはできてるのに

1ピースだけが探せど探せど、見つからない。

フカキョンの谷間だけが、ないわけです。
おれのドロンジョ様がボヤッキーって幹事ですよ。
いやいや、感じですよ。

谷間王に、おれは、なるっ。と。

それでも右岸に渡ってから2kあまり、東名高速を越えるあたりまでは、まだまだ余裕がありました。
でもそこから1、2k。
二子橋が見えてくるころになると、だんだんじぶんが無口になるのがわかるわけです。
キクチムクチ、ムクチヒロシ、ですわ。。。

―おしおきだっぺー、と。

(キ)ビートルズの映画に「マジカルミステリーツアー」ってありますよね。
アレがキョライするわけです。
キョライしてキョライしてしようがない。

クルーをそろえて、日常のハッピーな延長ってていでツアーに出かける。
道々でなにかしら、おもしろハプニングに遭遇するだろう。
そんなノープランで臨んだら、見事なくらいに何も起きなかったっていう。

まさにハローグッバイ。
ザ・グッバイ、ノムラのよっちゃんが憑依しちゃってるんです。両肩にズシっと。

―いま一瞬「たのきん」と「たのくる」をうまいこと掛けようとして、ダンネンしましたよね?

(キ)してません。ビタ一文。

そんなことしたら。
上尾ひいてはオール埼玉からdisられてしまいます。
もしくは奉りあげられてしまいます。仁村兄弟、ぐらい。

「仁村は弟のほうがハンサムだよね」
「そういえば、定岡もそうだったよね。堂上はどうだろう?」
「堂上は、父ちゃんなんじゃねえか?」
はともかくとしても。

今回初めてお会いしたあの、マルさんご夫婦。
二子橋で離脱すると宣言してらっしゃったんですね。

このまま邂逅できなかったら、カレラは何のためにいらしたのか。
もっというと、カレラは何のためにこれまで生きてきたのか。と。

―大きく出すぎてませんか?

(キ)いや、それくらいの責任を感じてるってことです。
背負ってるわけです。

調子に乗ってるころのハンカチ王子だったら
「調子にも、カイエンにも乗りてー!」
ぐらい。

「調布インターなら、わりかし近いんでぜひそこからっ」
って、にわかに史上空前の「調」カーニバルがはじまります。
あるいはフェスティバル。

ともあれおれのせいで。
超絶セレブの華麗な経歴に、傷をつけてしまうかもしれないのです。

ムクチなまま、祈りまくりました。
あたしの願いを叶えてくれるなら。

神だろうと仏だろうとにょうぼうだろうと、黄色い星だろうと、いい。

―それだけ祈ったんなら、奇跡の大逆転も起きますよね。

(キ)起きるわけないじゃないですか。
毎日、朝夕と祈りを捧げているならともかく。

あたしがさいきん祈ったのは、8年前。
「どうか、バレませんように!!!」
ですよっ。

8年ぶり2回目の出場。軽く古豪って呼ばれかねない感じです。
何がバレないようにだかは、言えないぐらいな。

―。。。

(キ)ともあれ。
そのまましらっと、二子橋に着きました。
セレブ夫妻とはそこで、ザ・グッバイ、ノムラのよっちゃんしました。

―よしおがひんぱんですな。

(キ)オッパッピーですよ、まさに。

それに、あたしにはまだ十分な勝算がありました。
この写真をみてください。
IMG_1711
向こう側に見える赤い橋は第三京浜。
今回の行程で、多摩川右岸をいまさら図示すると。

多摩水道橋(登戸)
↓(約2k半)
東名高速
↓(約2k半)
新二子橋/二子橋/田園都市線(★)
↓↑(約1k)
第三京浜
↓↑(約2k半)
東横線/丸子橋(★)

そうです。
★と★。
二子橋と丸子橋の間。
アイーダアイダ。

そここそが、ダーハダカおじさんが最オッフン
もっともひんぱんにお出ましするスポットなのです。

超絶セレブ夫妻にはまったく申しわけないことになってしまいましたが。
言ってみればあたしの漁場キター。
腕の見せどころ、ダーハダカの見せどころキター。
というわけです。

―もりあがってまいりましたね。

(キ)でしょでしょ!