キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

都民体育大会駅伝のテンマツ

まず申し上げておかなければならないことがある。 ====


たのくるさん。
数度にわたる親身なアドバイス、ありがとうございました。

ちとザンネンな結果になりましたが
(まだ結果が発表されてないし、会場でアナウンスも掲示もされてないんで知らないんすケド)
檄をいただかなかったら、チョーテキトーに
もっと気軽に臨んでヘラヘラしてたとおもいます。

メニューの組み立てかた、トレーニングの取り組みかた
(いままでのじぶんの、考えの甘さ)、
はかりしれないホド、ベンキョーになりました。

でもとうぜん、マンゾクはしてないので
フルなりトラックなり、今後に活かさないと、とおもいます。



あと、ネタ的にオイシイぞとか調子くれて
オニ呼ばわりなんかして、申しわけないことでした。
ホント、感謝の念にたえません。

あと、たのくるさんの20XX年的な野望、
出だしからつまづかせてしまって
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。



というわけでございましてですね。
「ウラ名古屋ウイメンズ」でおなじみの
「ドキッ! ほとんど全員がメンな都民体育大会駅伝だがや」で、したことや感じたことども。

「競走」っていうもの


きょう。
ガーミンヌを作動させてはいたものの。
タイムはほとんどチェックしなかった。

なぜなら。小見出しのとおり。



ふだん、おれらが出ている「レース」ってのは。

あ、「おれら」っていうのは常に入賞とかをめざすレベルではない、圧倒的多数の市民ジョガーって意味ね。

レースは、「TT(タイムトライアル)」だとおもってる。
絶対評価。

じぶんの持ちタイムに対してどうだとか、状況に応じてコウ走ろうとか。
それを叶えてうれしいとか、一歩届かず次がんばろうとか、玉砕して落ち込むとか。
まあ「じぶんとの戦い」ってな、わけですな。



なので、フルマラソンとかでも、グロスタイムはアウトオブ眼中。
並び順のタイムロスなんか、おのれの走力と関係ねえじゃん。

じゃああれか。
当日何時に出ました、ゴールから何時間後には帰宅しました。
ってのも、グロスタイムみたいなもんじゃね。

ガタガタうるせえ。措きまするぞ。



対して、きょうみたいのは、「競走」。
相対評価。

明確に順位を意識して、走る。
目標としてる順位がとれさえすれば、タイムはショージキ、どうでもいい。

あまつさえ駅伝。
チームプレーなので
個人競技の「おれ、ダメだった」は致命的なこととなる。
その責任感、プレッシャーを感じながら走るってのが
この競技の醍醐味なのかもしれない。



ってことを、アタマではなんとなくわかっちゃいたケド。
体験したことで、さらにつおく意識したし
きょうも、それだけを考えて出場させてもらった。

「競走」っていうもの2


コースを再掲しとくと、こういう(↓)。
駅伝コース

コースのイメージとしては「鉄アレイ」。

全長、およそ4.5k。
1.5kぐらい、飛行場の滑走路に沿って(地図的に)下り。
1kぐらい、鉄アレイの右(下)側のコブを周り。
1.5kぐらい、滑走路沿いに引き返してきて。
600~700m、鉄アレイの左(上)側のコブを周る。
という。



おれが走ったのは、3区。

今年の狛江市チーム。
走力的には1、2区のひとが飛び抜けてるので。
そのいきおいを殺さないのが、おれさまちゃんの役目だと考えてた。

1、2区のひとが飛び抜けてるといっても。
それはあくまで「狛江チームでは」ってハナシで。
都、チョーレベル高えなバカヤロコノヤロってハナシなんだが。

それでも、全体の真ん中へんか真ん中よかちょっと上。
ぐらいの激走でつないできた。

あ、参加は27チーム(区市町26とオープン参加1)ね。



あ、その前に、きょうのおれさまちゃんの調子をいっとくと。

わりといいほうだった。

会場全体がガチふいんきだったこともあり、
チームのメンバーとまったく初対面だったこともありで。
超絶人見知りちゃんということが、人生初、功を奏して
じぶんの世界に入り込んで、集中を高めたり、ウォームアップがでけた。

カラダも、いっときの絶望的な感じではなく
重くも軽くもない、ニュートラルな状態。

なお、会場へは、チャリで参上。
パラリラパラリラとゴッドファーザーなていで。

実母が仕事休みだったので、ママーンのママーンチャリ、にて。
これも、ちょうどいいウォームアップになった。

「競走」っていうもの3


前の2人が、実力どおりの快走でつないできた。
だいたい、全体の中の上ぐらいの順位。

これをキープすることを勝手に義務にして、わりと突っ込み気味に走り出す。

というのはつまり
「前に走者がいたら、多少ムリしてでもついちゃう」
「抜かれたら、たとえすげえ速いひとだとしても、ついてく」
っていう。

順位の勝負だから。



タスキを受けたとき。
前のひととの差は150mぐらい。
「2k、最初の滑走路を終えたぐらいまでに追いついて、ひっぱり合いながら勝負をかましたろう」
と考えていた。

スタートして、数百m。
沿道にコフがムネムネセンセイがいらしてくれてて、テンションもまっくす。

「おれは服部翔太だ」
ぐらいのいきおいで、前を追う。



すると。
1kもいかないうち、1人にパスされる。

「抜かれたら、たとえすげえ速いひとだとしても、ついてく」
なんてほざいたが、あまりにもスピードが違う。
多摩川でジョグしてて、駒大駅伝部にドシドシ抜かれてく、あの感じ。

「きょうはここらへんにしといてやる」ってワルの下っぱなていで、ついてくのはあきらめ、当初から前にいたひとを追うことにする。



ただし、あまりにもスピードが違うっても
突き放されすぎるのもナンなので、「じりじり離されながらも、ついてく」イメージ。

それによって、当初から前にいたひとを追うチカラにもなるなあ。
などと考えてた。

あとから確認したら、この1k、3分28。。。
「最初から多少突っ込むつもりだった」
「追い風だった」
とはいえ、まあ、そんくらいカラダは動いてた。

っていうか。
それをガンガンパスしてくって。
どんな3分ソコソコだよっていうね。



あ、この駅伝の一連。
その後のラップはつまびらかにしませんぞ。

これまで5kTTをやるとき。
さいしょの1kはだいたい3分40。
突っ込んでも30秒台終盤で入るのに。
3分28で入ったらそりゃ、あとでツケは払わされますわな。



で、「まあ、そういうひともいますわな」って
たまたま速いひとがいるんですよね、それに最初からぶち当たっちゃってアンラッキーですよね。
ぐらいにおもってたら、
そんなひとばっかで、おのののく。

というのは、終盤のオハナシ。
つまびらかにしないが、アウトラインだけ触れると。

まあ、オモロイように抜かれまくり。
しかも「抜かれたらついてく」ってなんすか?
ぐらいの圧倒的な抜かれかた。

「フーーーーンッ!」って
F1カーが通過するときみたいな音が、聞こえたとか聞こえなかったとか。



そんなこんなで。
記憶があやふやだが、7人ぐらいに抜かれた。

25チームぐらいいて、7人って。
「まあ、このブレーキ、ジツにいい効きですな」
って感じだ。

155キロのストレートを2球つづけたあとに
65キロの必殺チェンジアップを投げ込んだ。
って感じだ。。。



「小見出しいらなくね?」
っていういきおいそのままに。
強引に小見出しをかます。

種目が違う感


あの駅伝に出るのは
「トラック系(5000とか10000)をめざしてるひと」で。

「マラソンをめざすおれさまちゃんみたいなひとが、チカラ試しやスピード練習の一環で5kや10k走る」のとは、まったく異質なものだ。

って、よおおく、わかった。
競技種目がそもそも、違うのね。



「ケツやフトモモを見れば、走力が一目瞭然」
という、前代未聞、空前絶後の世紀の大発見を、した。先日。

そのとき見たのは、「マラソン的に」すげえケツやフトモモのひとだが。
それとはまた、キンニクのつきかたがぜんぜんちがう。
走りかたやバネもまったく、ちがう。

どっちが上とか下とかじゃなくて、役割が違う。



マラソン関連のコムズカシイ本を読んでると
「特異性の法則」ってコトバが出てくる。しばしばオッフン。

それはコウ。
野球とテニスとか
相撲とボクシングとか
短距離と長距離とか

ぼんやりそういうことだとおもってて。
「そりゃ、アタリマエだろ」っておもってたんだケド。

5000mとハーフ以上ってのも、そうとう異質なんですな。

ゼッケン要返却っていう


朝、こんなのがくばられた。
IMG_2246
ガチっぽさ満開で、なんかいいよね。っていう。

でも、小見出しのとおり要返却。
「なかったことにしてくれ」ってことなら、喜んで受け入れますぞ! ぐらい。

いやいやいやいや。

走り終わったあとにムネコフさんに。
「コレ、トラウマにしかなんないす」
などとほざいたが、ジツにいい経験をさしてもらった。
とおもう。



きょうのポエム、おしまいっ。

ブログ見てます


走り終わって、ご歓談しながらムネコフさん。
「アレすか? これだけ走るひといるんだから『ブログ見てます』とか、声かけられたんじゃないすか?」

いやいやいやいや。

強豪ぞろいのメンツで
こんなクソ辺境、みてるわけないじゃないすか。
って笑い話になった。

狛江チームのゴールを見届け、ムネコフさんは帰った。

チームの陣地に戻り、解散。

荷物をまとめてると、4区を走ったかたが声をかけてくだすった。
「おつかれさました!」

おつかれさました。足引っぱっちゃってゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。
などと、返す。

「キクチさんって、ブログ書いてますよね。次は板橋ですよね。おれ、来週、横浜っす。かすみがうらも走りますよ!」

ファッ!

もっと早く言ってくださればよかったのにいい。

帰りのチャリ。
きわめて性能のいいブレーキをかましてしまったことなどすっかり忘れ、ウキウキウォッチングってていで、駅伝以上の快走をかましておうちに向かったんでしたとさ。

スーパー理系人間として


なんかこう少女マンガ的な
「選抜チームのVIP待遇」
はまったく期待してなかったんだが。

きょうの参加賞。
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駅伝の「え」の字もない、ナイスなタオル。
東京の陸連の、だろうか?

きょうの参加賞。
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「6本あるから、選手のみなさんで1本ずつわけて」と監督さん。

箱根駅伝のヘルプかなんかでもらったのを、とってあったっていう。
ルービーであったこともともかく、地味にけっこううれしかった。

箱根駅伝といえば、姫、名古屋、やりましたな!
駅伝しながら、ランナーズアップデートのチェックにも余念がなかったですよ。
ストーカーとして。
かるりーのさんも、すばらすい。またお会いしてえ。

スーパー理系人間として2


おれっていえば、理系。ってぐらいおなじみで。
ザ・数学。ミスター・物理って感じじゃないすかあ。
そりゃそりゃもう、フィールズ賞もんじゃないすかあ。

文学部、しかも仏文、さらにゼミはランボー。
って、どんだけ理系なポエムだよって感じじゃないすかあ。

ポエムはガチかよ、駅伝はガチ制動機なのに、って感じじゃないすかあ。



参加賞、ってわけじゃないんだケド。
「交通費として、1人500円支給します」
解散前に、監督役の狛江陸協のひとから驚きのひと言が出た。

ちょっと、うれしい。
帰りに、ビールが2本、買えるっ。

でいて。
「小銭を持ってないので、両替できるひとはいませんかあ」
って、支給てんなら500円玉6枚ぐらい用意しとけよ、は措く。



おれ、1000円札っか持ってないんすよねえ
とモジモジ、してると。

「おれ、100円玉10枚ありますよ」
と5区を走ったひと。

「じゃあ、2人で両替して」と監督。
「ああ、よかった」とおれ。

おれがカレに、1000円札をわたす。
カレがおれに、100円玉を10枚よこす。

おれが監督に、100円玉を5枚わたす。

一同「ああ、うまくいってよかったあ」

帰り道、スーパーでビールをせしめながら。
ん? と、やけに軽いサイフをながめて。



残ったジジツは。ブレーキの性能の確認と。

「おれ、請われて飛び出てジャジャジャジャーンしたのに。
エントリーフィー500円払ったんだ」ってことだよね
あすからあらためて、がんばる。