まず申し上げておかなければならないことがある。 ====
*
たのくるさん。
数度にわたる親身なアドバイス、ありがとうございました。
ちとザンネンな結果になりましたが
(まだ結果が発表されてないし、会場でアナウンスも掲示もされてないんで知らないんすケド)
檄をいただかなかったら、チョーテキトーに
もっと気軽に臨んでヘラヘラしてたとおもいます。
メニューの組み立てかた、トレーニングの取り組みかた
(いままでのじぶんの、考えの甘さ)、
はかりしれないホド、ベンキョーになりました。
でもとうぜん、マンゾクはしてないので
フルなりトラックなり、今後に活かさないと、とおもいます。
*
あと、ネタ的にオイシイぞとか調子くれて
オニ呼ばわりなんかして、申しわけないことでした。
ホント、感謝の念にたえません。
あと、たのくるさんの20XX年的な野望、
出だしからつまづかせてしまって
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。
*
というわけでございましてですね。
「ウラ名古屋ウイメンズ」でおなじみの
「ドキッ! ほとんど全員がメンな都民体育大会駅伝だがや」で、したことや感じたことども。
*
「競走」っていうもの
きょう。
ガーミンヌを作動させてはいたものの。
タイムはほとんどチェックしなかった。
なぜなら。小見出しのとおり。
*
ふだん、おれらが出ている「レース」ってのは。
あ、「おれら」っていうのは常に入賞とかをめざすレベルではない、圧倒的多数の市民ジョガーって意味ね。
レースは、「TT(タイムトライアル)」だとおもってる。
絶対評価。
じぶんの持ちタイムに対してどうだとか、状況に応じてコウ走ろうとか。
それを叶えてうれしいとか、一歩届かず次がんばろうとか、玉砕して落ち込むとか。
まあ「じぶんとの戦い」ってな、わけですな。
*
なので、フルマラソンとかでも、グロスタイムはアウトオブ眼中。
並び順のタイムロスなんか、おのれの走力と関係ねえじゃん。
じゃああれか。
当日何時に出ました、ゴールから何時間後には帰宅しました。
ってのも、グロスタイムみたいなもんじゃね。
ガタガタうるせえ。措きまするぞ。
*
対して、きょうみたいのは、「競走」。
相対評価。
明確に順位を意識して、走る。
目標としてる順位がとれさえすれば、タイムはショージキ、どうでもいい。
あまつさえ駅伝。
チームプレーなので
個人競技の「おれ、ダメだった」は致命的なこととなる。
その責任感、プレッシャーを感じながら走るってのが
この競技の醍醐味なのかもしれない。
*
ってことを、アタマではなんとなくわかっちゃいたケド。
体験したことで、さらにつおく意識したし
きょうも、それだけを考えて出場させてもらった。
*
「競走」っていうもの2
コースを再掲しとくと、こういう(↓)。
コースのイメージとしては「鉄アレイ」。
全長、およそ4.5k。
1.5kぐらい、飛行場の滑走路に沿って(地図的に)下り。
1kぐらい、鉄アレイの右(下)側のコブを周り。
1.5kぐらい、滑走路沿いに引き返してきて。
600~700m、鉄アレイの左(上)側のコブを周る。
という。
*
おれが走ったのは、3区。
今年の狛江市チーム。
走力的には1、2区のひとが飛び抜けてるので。
そのいきおいを殺さないのが、おれさまちゃんの役目だと考えてた。
1、2区のひとが飛び抜けてるといっても。
それはあくまで「狛江チームでは」ってハナシで。
都、チョーレベル高えなバカヤロコノヤロってハナシなんだが。
それでも、全体の真ん中へんか真ん中よかちょっと上。
ぐらいの激走でつないできた。
あ、参加は27チーム(区市町26とオープン参加1)ね。
*
あ、その前に、きょうのおれさまちゃんの調子をいっとくと。
わりといいほうだった。
会場全体がガチふいんきだったこともあり、
チームのメンバーとまったく初対面だったこともありで。
超絶人見知りちゃんということが、人生初、功を奏して
じぶんの世界に入り込んで、集中を高めたり、ウォームアップがでけた。
カラダも、いっときの絶望的な感じではなく
重くも軽くもない、ニュートラルな状態。
なお、会場へは、チャリで参上。
パラリラパラリラとゴッドファーザーなていで。
実母が仕事休みだったので、ママーンのママーンチャリ、にて。
これも、ちょうどいいウォームアップになった。
*
「競走」っていうもの3
前の2人が、実力どおりの快走でつないできた。
だいたい、全体の中の上ぐらいの順位。
これをキープすることを勝手に義務にして、わりと突っ込み気味に走り出す。
というのはつまり
「前に走者がいたら、多少ムリしてでもついちゃう」
「抜かれたら、たとえすげえ速いひとだとしても、ついてく」
っていう。
順位の勝負だから。
*
タスキを受けたとき。
前のひととの差は150mぐらい。
「2k、最初の滑走路を終えたぐらいまでに追いついて、ひっぱり合いながら勝負をかましたろう」
と考えていた。
スタートして、数百m。
沿道にコフがムネムネセンセイがいらしてくれてて、テンションもまっくす。
「おれは服部翔太だ」
ぐらいのいきおいで、前を追う。
*
すると。
1kもいかないうち、1人にパスされる。
「抜かれたら、たとえすげえ速いひとだとしても、ついてく」
なんてほざいたが、あまりにもスピードが違う。
多摩川でジョグしてて、駒大駅伝部にドシドシ抜かれてく、あの感じ。
「きょうはここらへんにしといてやる」ってワルの下っぱなていで、ついてくのはあきらめ、当初から前にいたひとを追うことにする。
*
ただし、あまりにもスピードが違うっても
突き放されすぎるのもナンなので、「じりじり離されながらも、ついてく」イメージ。
それによって、当初から前にいたひとを追うチカラにもなるなあ。
などと考えてた。
あとから確認したら、この1k、3分28。。。
「最初から多少突っ込むつもりだった」
「追い風だった」
とはいえ、まあ、そんくらいカラダは動いてた。
っていうか。
それをガンガンパスしてくって。
どんな3分ソコソコだよっていうね。
*
あ、この駅伝の一連。
その後のラップはつまびらかにしませんぞ。
これまで5kTTをやるとき。
さいしょの1kはだいたい3分40。
突っ込んでも30秒台終盤で入るのに。
3分28で入ったらそりゃ、あとでツケは払わされますわな。
*
で、「まあ、そういうひともいますわな」って
たまたま速いひとがいるんですよね、それに最初からぶち当たっちゃってアンラッキーですよね。
ぐらいにおもってたら、
そんなひとばっかで、おのののく。
というのは、終盤のオハナシ。
つまびらかにしないが、アウトラインだけ触れると。
まあ、オモロイように抜かれまくり。
しかも「抜かれたらついてく」ってなんすか?
ぐらいの圧倒的な抜かれかた。
「フーーーーンッ!」って
F1カーが通過するときみたいな音が、聞こえたとか聞こえなかったとか。
*
そんなこんなで。
記憶があやふやだが、7人ぐらいに抜かれた。
25チームぐらいいて、7人って。
「まあ、このブレーキ、ジツにいい効きですな」
って感じだ。
155キロのストレートを2球つづけたあとに
65キロの必殺チェンジアップを投げ込んだ。
って感じだ。。。
*
「小見出しいらなくね?」
っていういきおいそのままに。
強引に小見出しをかます。
*
種目が違う感
あの駅伝に出るのは
「トラック系(5000とか10000)をめざしてるひと」で。
「マラソンをめざすおれさまちゃんみたいなひとが、チカラ試しやスピード練習の一環で5kや10k走る」のとは、まったく異質なものだ。
って、よおおく、わかった。
競技種目がそもそも、違うのね。
*
「ケツやフトモモを見れば、走力が一目瞭然」
という、前代未聞、空前絶後の世紀の大発見を、した。先日。
そのとき見たのは、「マラソン的に」すげえケツやフトモモのひとだが。
それとはまた、キンニクのつきかたがぜんぜんちがう。
走りかたやバネもまったく、ちがう。
どっちが上とか下とかじゃなくて、役割が違う。
*
マラソン関連のコムズカシイ本を読んでると
「特異性の法則」ってコトバが出てくる。しばしばオッフン。
それはコウ。
野球とテニスとか
相撲とボクシングとか
短距離と長距離とか
ぼんやりそういうことだとおもってて。
「そりゃ、アタリマエだろ」っておもってたんだケド。
5000mとハーフ以上ってのも、そうとう異質なんですな。
*
ゼッケン要返却っていう
朝、こんなのがくばられた。
ガチっぽさ満開で、なんかいいよね。っていう。
でも、小見出しのとおり要返却。
「なかったことにしてくれ」ってことなら、喜んで受け入れますぞ! ぐらい。
いやいやいやいや。
走り終わったあとにムネコフさんに。
「コレ、トラウマにしかなんないす」
などとほざいたが、ジツにいい経験をさしてもらった。
とおもう。
*
きょうのポエム、おしまいっ。
*
ブログ見てます
走り終わって、ご歓談しながらムネコフさん。
「アレすか? これだけ走るひといるんだから『ブログ見てます』とか、声かけられたんじゃないすか?」
いやいやいやいや。
強豪ぞろいのメンツで
こんなクソ辺境、みてるわけないじゃないすか。
って笑い話になった。
狛江チームのゴールを見届け、ムネコフさんは帰った。
チームの陣地に戻り、解散。
荷物をまとめてると、4区を走ったかたが声をかけてくだすった。
「おつかれさました!」
おつかれさました。足引っぱっちゃってゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。
などと、返す。
「キクチさんって、ブログ書いてますよね。次は板橋ですよね。おれ、来週、横浜っす。かすみがうらも走りますよ!」
ファッ!
もっと早く言ってくださればよかったのにいい。
帰りのチャリ。
きわめて性能のいいブレーキをかましてしまったことなどすっかり忘れ、ウキウキウォッチングってていで、駅伝以上の快走をかましておうちに向かったんでしたとさ。
*
スーパー理系人間として
なんかこう少女マンガ的な
「選抜チームのVIP待遇」
はまったく期待してなかったんだが。
きょうの参加賞。
駅伝の「え」の字もない、ナイスなタオル。
東京の陸連の、だろうか?
きょうの参加賞。
「6本あるから、選手のみなさんで1本ずつわけて」と監督さん。
箱根駅伝のヘルプかなんかでもらったのを、とってあったっていう。
ルービーであったこともともかく、地味にけっこううれしかった。
箱根駅伝といえば、姫、名古屋、やりましたな!
駅伝しながら、ランナーズアップデートのチェックにも余念がなかったですよ。
ストーカーとして。
かるりーのさんも、すばらすい。またお会いしてえ。
*
スーパー理系人間として2
おれっていえば、理系。ってぐらいおなじみで。
ザ・数学。ミスター・物理って感じじゃないすかあ。
そりゃそりゃもう、フィールズ賞もんじゃないすかあ。
文学部、しかも仏文、さらにゼミはランボー。
って、どんだけ理系なポエムだよって感じじゃないすかあ。
ポエムはガチかよ、駅伝はガチ制動機なのに、って感じじゃないすかあ。
*
参加賞、ってわけじゃないんだケド。
「交通費として、1人500円支給します」
解散前に、監督役の狛江陸協のひとから驚きのひと言が出た。
ちょっと、うれしい。
帰りに、ビールが2本、買えるっ。
でいて。
「小銭を持ってないので、両替できるひとはいませんかあ」
って、支給てんなら500円玉6枚ぐらい用意しとけよ、は措く。
*
おれ、1000円札っか持ってないんすよねえ
とモジモジ、してると。
↓
「おれ、100円玉10枚ありますよ」
と5区を走ったひと。
↓
「じゃあ、2人で両替して」と監督。
「ああ、よかった」とおれ。
↓
おれがカレに、1000円札をわたす。
カレがおれに、100円玉を10枚よこす。
↓
おれが監督に、100円玉を5枚わたす。
↓
一同「ああ、うまくいってよかったあ」
帰り道、スーパーでビールをせしめながら。
ん? と、やけに軽いサイフをながめて。
残ったジジツは。ブレーキの性能の確認と。
「おれ、請われて飛び出てジャジャジャジャーンしたのに。
エントリーフィー500円払ったんだ」ってことだよね
あすからあらためて、がんばる。