いやね。
つくば終わってからジョグ、まったくしてないんだけど。
なんかおれ、走ることにひさびさに
すげえ前向きになれてる。
カラダのダメージも、ノットアットオール。
とか、どうでもいいな。
つくばレース経過(ハーフまで)のつづき。
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*
20~25km
21:38/1:51:02(4:18、4:17、4:19、4:25、4:19)
21:44/1:51:36
ハーフの通過が、
1時間34分36(キロ4分29)。
とりあえず25kまではひきつづき。
ジョグでいこう、420を
ちょっと切るぐらいでいこうって決める。
脳内レッツゴー習志野がこだましかけるが
「まだジョグだろっ」ってドードーする感じ。
超絶ゼッコーチョー。
*
後半は応援ポイントが目白押しだ。
25kで家族。
29kでムネコフさん。
35kで村の大応援団。
いい感じで等間隔ということもあり
それを張り合いに進んでった。
*
その第1弾。
25k手前で家族。
去年とおんなじように、道路の反対側で
クルマを停めて待ってると訊いてた。
ゆるい左カーブの頂点に、
伯父と母親、ムスメっこの姿が見える。
調子がよかったこともあり、
てんしょんまっくす。
「きょうマジ、ゼッコーチョー!」
叫ぼうとおもったが、なんとなくやめといた。
じぶんがきょう、どれくらいで走れるのか
失神すんじゃないかぐらい、ワクワクしてた。
叫ばないで、よかった結果論。
*
25~30km
22:07/2:13:09(4:31、4:24、4:31、4:21、4:20)
22:22/2:13:58
ゆるやかな起伏を下って上り、下ってまた上る。
下りで変に自重せず、そのいきおいのまま
上る、をくり返す。
ちょっとくたびれてきたので、
ちゅうちょなく、無理ない感じまで落とす。
ムネコフポイント(28k過ぎ)から
爆上げするために。
でもなんかちょっと違和感。
「違和感」ってどこか痛いんじゃなくって。
カラダとココロがアンバランスっていうか。
気持ちは相変わらずノリノリなんだけど
そのわりにカラダがついてこない感じ。
ホントにビミョーな違和感なんだけどね。
*
トイレ対策ってこともあって。
前半は、まったく水分をとらなかった。
気温も予報に近く、けっこう高めだったし。
それが裏目に出ちゃったかなあ。
とか、アタマをよぎる。
*
ショッピングモール?の手前を左折。
ふたたび脳内でレッツゴー習志野が再生され
ジョックロックも鳴り出したので
大開放する。
「うしっ、行くぞ!」と。
TXの高架をくぐる前後の地味な起伏。
去年はこのへんで絶望したなとかおもいながら
そのあとのロータリークラブ?
ライオンズクラブ?のコーラエイドを
去年よか元気で通過できてるてめえに
まだ、ワクワクしてる。
*
が、キツクなってくる。
28kめ4分31。430を割っちゃった。
「利用する」っちゃ言いかたが
決定的に間違ってるんだが
第1折り返しの入口と出口のムネコフポイント
を、うまいこと利用させてもらって
爆上げの起爆剤にしようって切り替える。
っていうか、逆にいうと。
ご本人もおっさってたが
ムネコフさんのこの位置取りって
まっこと、適切すぎる。
⇒オレたちは何キロ地点で応援すべきなのか?
*
つくば市役所手前の第1折り返し。
通りを右折して1k弱進み、
折り返して1k弱進み、右折する。
そのT字路のあたりが、ムネコフポイント。
まず、第1ムネコフ。
「ムネコフさーん!」
交叉点の向こうにいるムネコフさんに
おのれの存在をアッピール。
*
ふたたびてんしょんが上がってきた。
誰かいるかな?って、スライドをみながら進む。
はんぶんぐらい進むと、motoさん。
え? motoさんが何でここに?
なんだか、ものすごくつらそうだ。
で、せっかく(?)motoさんが
本調子じゃなさそうだし
(おれ、こっから爆上げすっし)
まずはmotoさんに追いつくことを目標にする。
そんな機会、そうそうないし。
*
折り返すとすぐに、みそらさん。
去年もここでみそらさんとスライドして
そんときはもう余裕がなくって
ガン無視して進んだが、きょうはダイジョブ。
「みそらさーん!」
絶叫してあまつさえ手までぶんぶん振るが
ガン無視ぇ。。。
くそっ、マジかよ。
ただ脚速えくてただビジンなだけの
クソコミュ障め。
おもって、視力2.0を駆使してよくみると
みそらさんの耳には、イヤホン。
やっべ。クソみそら。
そういうことか。
アニソン聴いて、クソ集中してやがる。
おれとの差も、そんなにねえ。
キツくなってきたとかいってるバヤイじゃねえな。
油断してたら、すぐさされる。
気合いを入れ直す。
*
みそらさんの直後。官九郎さん。
「官九郎さーん!」
懲りずに絶叫すっと、返答。
ここらへんが、クソみそらとの違いだな。
元気になる。
かっきぃさんもきっと、そこらへんにいるはずだ。
探したけれど見つからなかったけれど。
(斉藤由貴を過剰意識ぇ)
彼ら彼女らにさされないよう
フンドシ締め直していくぜ。
おもう。
*
29k。ムネコフポイント。
去年は「こっから全員、ぶち抜くっ!」
ぶちあげた。
今年は何て言おうかな。
25kで家族の応援を受けてから
ワクワクしながらずっと考えてた。
第一候補は
「ふらっと(KSR)と、勝負しにいってくる!」
「これから、ふらっとを殺りにイキます!」
あと
「おれきょう、すごいことになりますよっ!」
「東京でおれのきょうのタイムを超えてってください! でも、カンタンには超えられないぐらいの爆走、しちゃいますけどねっ!」
ふらっとさんのくだりはともかく
「おれきょう~」は、どうでもいい。
ムネコフさんへの謝意がねえ。
「東京で~」は、長え。
いずれも却下。
ともかく。
ムネコフさんがソコにいらっさる。
ということがありがたすぎるので
何らか、謝意を表さないといけない。
*
で、決まらないまま、ムネコフポイント。
「motoさん、ダイジョブすかね?」
超絶アドリブりょくぇ。。。
*
ムネコフさんがもうひとつ、グッとくるのが。
通過したあと、後ろ姿に声援をくださることだ。
「キクチさーん、ここからですよー!」
もうね、ムネコフさんの
これは言いすぎかもしれないケド
人間力って、すげえなって、おもう。
てんしょんガン上がり、する。
ペースもちょっと、戻ってくる。
29k4分21、30k4分20。
こっから、さらに上げたるっ。
*
30k地点を越え、左折する。
こっから35k。
国土地理院のT字路までの田舎道が
単調でわりかしつれえ。
スタート直後、筑波大構内で
がんがんパスされ。
口の堀陸橋(5kすぎ)から30kまで
ほぼ抜かれることなく、逆にパスしてきた。
でも、つれえ。
どうすっかな。わりと疲労してるし。
爆上げのタイミングを探りつつ
現実にキツくなってきてるじぶんに
軽くムチを入れてる中だるみ区間。
沿道の応援が、まったく途切れる区間。
ひとり、女性がやたら大声で叫びつづけてる。
*
ああ、こういうひと、いるよね。
地味に、ありがたいよね。
ヒトゴトみたいな感じで、近づいてく。
せっかくだから、ハイタッチでもしちゃおうかな。
まったく知らねえひとだけど、その場のいきおいで。
とか、考えてる。
だんだん近づいてくる。
Tシャツを幟みたいに掲げてる。
黄色いTシャツ。
そうだよね。
目印になるもんね。
「あ、それ、ぐわぁTじゃね?」
ああ、ぐわぁTってメジャーだし
そういうひともいるんだあ。ヒトゴト。
ぐらいの感じで、さらに近づいてく。
女性、ずっと叫びつづけてる。
*
3m前。
「えっ!!!! このひと、知ってる!!!」
マルコリーニじゃねえか!
すれ違う寸前にきづいて、慌てて声をかける。
「みそらさんっ!!!」
折り返しのアニソンショックで、いいまつがえる。
いいまつがえたのにも気づかないまま
ブンブン、手を、振る。
マルさんも、おれを認識してくだすったようだ。
「おめぇ、キクチよぉ、タラタラ走ってんじゃねえよぉ!」
いかにもマルさんなていで。口調で。
*
おれね。
いっしょに走ってるひとたちとの
スライドとかでのエール交換とか
家族の応援とか、
ムネコフさんの背後からの絶叫とか、
(のちの)村の大応援団とか。
どれもものすごくうれしくて。
じぶん一人ではとうてい出ないような
パワーをいただいて。
そこに優劣とかは、けしてねえんだが。
なんつうか、マルさんの
「タラタラ走ってんじゃねえ!」
つくば最、グッときちゃった。
心根にガツンときちゃった。
マルコリーニに、惚れそうになっちった。
マルコリーニ、あんますきじゃないのに(!)
マルコリーニに、惚れそうになっちった。
*
去年の春、アワスリー(ウタゲ)の帰り。
つぶれたおれとタクシーに同乗してくだすって。
おれんちの最寄り駅から歩いて
おうちまで送ってくだすって。
(そっからマルさんは、10kあまりも
世田谷の豪邸まで歩いて帰ってった)
多摩川の河川敷を、夜中、2人で歩ってた。
あまりにも申しわけねえなあ。
って、おもってて。
次に飲んだとき、感謝っていうか謝ったら
「せっかく暗闇で2人っきりなのによお
チキン野郎、『ダイジョブですか?』って」
「あたしを押し倒すぐらい、しろよぉ!」
って言われたのもキョライして。
なんだか元気が出たw
おれ、タラタラ走ってるバヤイじゃねえよな
おもった。
マルコリーニを押し倒す感じで
爆上げしてこう、っておもった。
マルコリーニに、惚れそうになっちった。
マルコリーニ、あんますきじゃないのに(!)
マルコリーニに、惚れそうになっちった。
アゲイン。
*
。。。
*
あっ、きょうゴールまでいこうとしたのに
ハーフから8kっか進んでねえ。。。
「ハーフまで」の前エントリー。
スマホ的に2ページ目までいくぐらい
クソ長くなっちゃったので、
反省を活かして、きょうはここまで。
つづく。