キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ご近所のうわさ

先週の土曜、10/11。
そう、ボッチ練が終わった夜
去年のPTA広報のひとたちとウタゲをした。

前回はコレ、のまんなかへん

メンバーや状況はだいたい、おんなじ。
1度目2度目は「広報誌でけたっ!」
3度目の前回は「1年間おつかれしたっ!」
って名目がひつようだったケド。
もはや4度目、名目なんて、いらねえ。


午前中に30k走ったもんだから
で、昼寝をかまさずにいたもんだから
ただでさえ、ねむい。

でもでも。
もし酔態をさらしちまったり
いねむりなどかまそうものなら、村八分にされる。

というドキドキワクワクのもと。
おれ以外みんな女性。
というドッキドキワックワクのもと。

記憶を飛ばすことなく
気持ちよくスコーンと酔っぱらった。



今年度は学校関連、なにもやってないので
地域の情報、ガッコの情報があきらかに入ってこなくなった。

そういう意味では
「さいきん、どうよ?」
をインプットするいい機会だぜ。



なんてことはなくて、ただ
「せっかくお知り合いになったんだから
たまには飲みましょうねーだ」
ってなもん。

年度末にそうは言ってはみたものの
こうもつづくとはおもわなかった。
ショージキ。



じぶんで言うのもヘンだが。
今年度の広報委員のかたへの
引継ぎはカンペキだったとおもう。

4月の一発目の委員会に顔を出したところ
今年度は印刷物をつくる関連の仕事とか
ノウハウのあるひとがいないっぽかったので

困るだろうなあって老婆心バリバリで
マニュアルをつくってお渡しした。
『タッチ』で。南ちゃんが新田妹に渡したレシピ、ぐらいの。
ちょっと、ちょっとちょっとなマニュアル。

風のウワサでは
ちょっとちょっとマニュアル。
ちょっとは役立ててもらえてるらしい。
よかた。



ウタゲは毎度のごとく
したたかに酔っぱらった淑女を
送りおれさまちゃんオオカミがどうの。

ということもまったくなく。
ひたすら飲みまくり。

高学年や中高生のムスコを抱える母親の
「思春期のオトコは何を考えてるんだ」
みたいなギモンに
40歳にして中二病絶賛継続中のおれが、
全力投球で、答える。

という図式。

あるいは、どうでもいい単語をひろって
5分ぐらい妄想を広げていじりまくり
「キクチさんのせいで
ハナシがまったく進まないじゃないすかー」
ってゲラゲラ笑ってもらう。

という図式。



「奥さんの気持ちはわかりますケド
お宅の息子さん、いまアタマのなかはエロ120なんですよ。
そういうオトシゴロなんですから」

などと、10代の代弁者をきどる。
「とにかくもう、学校や家には」
尾崎なていで。

「エロ本やエロ画像をみつけても
どうか見なかったフリをしといてやってください。
母親にそこをつっこまれると、
一生のトラウマになりますから。
ムスコさんがグレても、いいんですか! 奥さん!」

などと、10代の代弁者をきどる。
「話しーたくーな、いー」
紀世彦も、尾崎だ。



去年の広報のなかには、今年もPTAやってるかたがいて。
今年のひとに訊かれるという。

「ところで去年のキクチっての、アレ、無職か?」と。

訊かれたひとは答えたらしい。
「なんだかふつうにオツトメしてるらしいっすよ」

ただでさえ魑魅魍魎が跋扈する淑女界。
そんなふんわりした情報を投下しちまったら
かっこうの餌食一直線、じゃんか。

と、おもわなくもないが、まあいい。



たしかに。

いまムスメは小4で。
小1のときに広報委員をやって。
小3のときにまた広報委員をやった。

小3のときは月に一度、各委員長が集う会合に出るはめになった。
それとは違う日に月に一度、広報委員の会合に出るはめになった。
年3回発行の広報誌が佳境のときはなんやかや、
まいんちのように小学校に出入りしてた。

どれも例外なく、へージツの午前中。
におこなわれる。

ふつうの会社員だったら
物理的にそう、出られるもんではない。
有給をつかうったって。



いやあの。
おれさまちゃんだって、ふつうの会社員だ。

たまにスーツなんか着ると
いまだに着られちゃってる感じだし。

「地震が起きたら歩いて帰宅しなきゃなんないから」
なんてほざいて
ジョギングシューズをふだん履きとして、通勤しちゃったりしてる。

そんな、ごくふつうの会社員だ。

時間の融通は、なんとかなった。
なぜか。

まあ、会合にいつもいるからオクサーンがたからみれば
仕事してねんじゃねっておもうのも
アタリーマエー。だ。



そんなわけで。
PTAやる親なんて、ほっとんどが母親。
しかもこんなご時世、
仕事してるひとのが多数派だったりする。

PTA会長は男性だケド、
それは代々「父親の会」みたいな秘密組織から選出されてる。らしい。

ムスメの通うガッコでは
おやじーず、っていう。



オヨネーズ
オナッターズ、がキョライする。
なんとも昭和なネーミングセンス。

こういうセンス、キラいではない。
んだが、おれは属してない。

ちょっと楽しそうだなともおもったが、
団体行動めんどくさそー、が先に立っちゃった。ゆえ。



で、イインチョが集う会合に出ると、
男性はPTA会長とおれと校長先生だけ。
古今東西、男性をみたこたね。
っていう、幾三の晴れ舞台。

レーザーディスクはなにものだ!? と。
東京さ、行ぐだ。と。

年度末のあいさつでは
「1年間、ハーレムでホント楽しかったでーす」
をおもいっきり棒読みでほざき
会場が割れんばかりの冷笑を頂戴した。

もちろん、アレだ。
「年度末だし、たぶんみんなひと言
あいさつさせられんだろうなあ」
を見越して事前に考え、
小学校に歩いて行く途上、くり返しつぶやいて練習したうえで。

なにしろ人見知りとゼロアドリブスキルを
兼ね備えた逸材なもんだから。



もちろん、アレだ。
味を占めて広報委員の最後のあいさつでも
おんなじセリフをくり返し
おんなじように満場の冷笑を頂戴して
おれは、それはそれはご満悦のようすだったようだ。



しかし、アレですな。
表題「ご近所のうわさ」ってのは
「キクチ無職なんじゃね?」で早々に投入しちゃって
あとはさいきんおなじみのシリメツ。
何を言ってんだコイツ、状態。

まあ、つづける。



広報委員のひとたちとは
去年のいまごろから飲むようになった。

それまではバッファローマン並みに
人見知りパワーを1000万ぐらい発揮して
モジモジしてた。

もうしわけ程度に小声でほざく
「今度飲みいきたいっすねえ」
は空まわりしつづけた。
半年って、どんだけ人見知りなんだろう。



おれが父親だてらに
淑女の園・PTAにしゃしゃり出たのは
地域の、しかもわが子と同年代の子を
持ったひとと、つながりがほしかったから。

って言うとエラソーだが。
うまくつながりができりゃ
「今度みんなで飲み行きましょー」
ってなるのは当然の流れだとおもってたし

そういうことは当然おこなわれてるはず
とおもってた。



んだが。
レアケースだったらしい。

父親の会とか、
子どもの野球チームや
サッカーチームなんかでは
イベントが終わると打ち上げをするらしいが
PTAの委員会単位ではまず、
やんないらしい。

子どもの面倒を見なきゃなんないから。
ってのは、たしかにあるかもしれない。

だっつったって、
土曜でダンナさんが休みならば
子どもをまかして出てくることはできるはず。

よしんば、子ども同伴だってかまわないわけで。
おれらは、何のとどこおりもなくできてるわけで。

要は、PTAの委員会にはそういう慣習なり文化がない。
ってだけなんだろうケド。



去年の広報委員が性懲りもなく集う
名目などなくなっちゃったウタゲ。

地域の情報を仕入れるだとか
子育てについて情報交換する。
ナドということはほぼ皆無な、ふつうのどんちゃん騒ぎ。

なお次回は年末近辺に開催される、らしい。



みたいなことも、
今年の広報委員のかたたちに伝わってるそうで。

それがまた、不安がらせてしまってるらしい。
「広報は定期的に飲むもんなんですか?」
いやはや、きまじめなかただ。

いやいやいやいや。
そんなウタゲ、つまんねえだろうし
それこそ、アルコールなしで十分だろ。

でもどうせなら、おれにちょくせつ
訊いてくれればよかったのに。

「ええ。なんだか平成15年くらいから
そういうことになってるらしいんですよお」
って、ものっすごいマジメな顔で
お答えするのにな。