キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

おまえは何を目指してんのか

あ、表題はたいそうゴリッパだケド
「おとといときのう、ウタゲりました」
ってだけのハナシなので、どうかひとつ。


おとといときのうのウタゲ。
共通してるのはどっちも
大学時代のサークルということ。

大まかに分けると
おとといがおれ、最年少。
きのうがおれ、最年長、という。



おとといは、インドに住んでるパイセン♀が
帰国してるってので催されたウタゲ。

よりによってたいがいの会社が
仕事納めの日ってはどうなの?
は措いても。



このパイセンはおれの1コ上。
1コ上の代の女性は、ガチでみんなすげえキレイで。
「かつては」とか言わなーい。

もし合コンでそのメンツが出てきたら
なんの美人局だよってぐらい、ジョーダマぞろい。

いや、おれ、
合コンって行ったことほぼ皆無だから、
合コンをたとえに出したとこで
ほぼ妄想、なんだがな。

そのメンツで何かユニットを組みゃ
いまで言やあAKBナンタラ並みに売れんじゃね。
ぐらい。

いや、おれ、
AKBナンタラってぜんぜん知らないから、
そんなもんたとえに出したとこで
ほぼ妄想、なんだがな。



で、そのインドから一時帰国したパイセン
ナカイさんってんだケド。
ってのは、ビジョ軍団のなかでも
おれのど真ん中スタッライクで。
とくにおれがいっぽうてきに大すきで。

ものすごくビジンさんなうえに
酒が大すきで
ギャグセンスもバツグンで
おまけにテニスもチョーうまくて
おまけのおまけにおれさまちゃんなんかと飲んでくれる
っていう、

オフェンス100、ディフェンス100
どんな関学ファイターズだよ
ぐらいのパーフェクト超人。

ロンのモチ、モテねえおれには高嶺の花すぎ。
あまりにも高嶺の花すぎて逆に
なんの躊躇もなく「大すきっす!」
って言えちゃう、ぐらい。



おれが大学4年のころ。
ナカイさんが就職した直後の4、5月なんかは
毎週末、サシあるいは数人で飲んでて。

「飲み足りないっすね」とかって
夜中にお互いの実家に乗り込み
飲んでつぶれて、お泊まりする、という。

でいて、色っぽいことはなにひとつ起きない
起きようもないっていう、そういう間柄。

二日酔いで夕方まで倒れてて
「帰りがてら、飯でもいっしょに食いましょ」
って、居酒屋で終電までどんちゃん騒ぎするとか。



パイセンがご結婚なさった日。

ダンナさんとはじめてお会いした。
サークルで開いた「ナカイおめでとう会」。
まあ二次会がてら、居酒屋で飲んでるってだけなんだケド。

おれさまちゃん・オブ・酩酊は
ダンナさんにごあいさつ。

「ひとつよろしいでしょうか?」
と、富豪刑事なフカキョンよろしく。

「ご結婚おめでとうございますなんですが
おれは、ナカイさんが遠くに行っちゃうようで、さびしいす」

そんなこと言うかね、ふつう、っていう。
でも言わずにおれなかった、っていう。
キクチくんのことは訊いてるよ
って、ニコニコ応じるダンナ、でっけえ!
っていう。



盟友・キャトゥが結婚第1弾のとき。

式はバリでやるってなった。
当時、ナカイさんはジャカルタにいた。

せっかくだから、キャトゥの結婚式に出て
ジャカルタのナカイさんを訪ねよう。

トーゼンのように、そうおもいますわな。

バリでタクシーでボられたり
パーティーをしたビーチで
3日後に自爆テロが起きたりしたのは措いて

デンマサールもといデンパサール空港から
ジャカルタのスカルノハッタ空港に飛んだ。

2泊させてもらって
さんざん喋って、ごちそうになって、飲んだ。
「インドネシアはフグがわりと安い」
って、長嶋茂雄的な食いかたを実現させたり。

おれの最初で最後のプライベート海外。
マジ、死んじゃうんじゃないかぐらい
楽しかった。



。。。



って、ここまでおとといの飲みの
前フリなのね。。。

おはようございます。キクチだお。



続けます。
それでも、駆け抜けます。



そういうウタゲ。
てっきり4、5人のウタゲかとおもったのに
行ったら12~13人いた。

みんな、ゴッキゲーン。
すでに、盛り上がってる。

おれはこれはてめえ勝手なジジョーだが。
校了直前で前々日も完徹とか
いろいろカラダがボロボロだったりして
ハイテンションにまったくついてけない。

あんだけ大すきなナカイさんにすら
ごあいさつのひとつも、できない。



まずいなあまずいなあ
ミョーにヘンだなあって感じで
何もできないムダな時間が過ぎる。



「おまい、きょうも走ってきたんだよね?」
「ええ、大阪から」

とか、中身ゼロな会話。
このブログぐらい、中身ねえ。
温度差を埋められねえ。
ショージキ、おもしろくもなんともねえ。
隙あらば帰ろう。

なんておもっちゃったりなんかする、ぐらい。



ジョグしてることなんか
ジョグしてないひとにとっちゃ
どうでもいいことだよね。

とばかりに、
「おめえのツイッター、いつも『走りました』ばっかじゃんか」
とか集中砲火、あびる。

いやいやいや。
12月なんか、ぜんぜん、恥ずかしいぐらい
走ってないでしょ。

って、ガチ心の叫び的なことは
走ってないひとに言っても仕方ないので、措く。



おれが遅れて座った席。
目の前にヤツがいた。
一生で1人か2人、出逢えるかどうかの
希少種だとおもってる。
パイセンだケド、おれは呼び捨てちゃう。

モリヤさん、っていう。
呼び捨ててねえじゃん、は措いて。
いちおうね。

まあモリヤさん。
すでに、ベロベロに酔っぱらってる。



おざなりトークがつづくなか。
モリヤさんがおれに問う。

「キクチはジョグで何を目指してるのか」と。

マラソンをはじめて。
マラソンのタイム短縮を目指すひともいれば。
ウルトラを目指す人もいて
トレイルにいくひとも
チャリやスイムに走るひともいる。

そんななか。
ツイッターやブログを見てて。
おまえは着地点がさっぱりわからん。
それでいいのか、と。

もし、困ったことがあったら
いつでも酒一杯で、相談に乗るぞ、と。



おれはおれで。
「サブスリーを目指したいんす」
とは、言えなかった。

現状のじぶんとの
あまりにも大きいギャップに
口にすることも、はばかられる、そんなもん。

でもなんか、
そういう目的地をちゃんと設定しないと。
せっかくの趣味で、それなりにやってんのに
ぜんぶ宙ぶらりんになっちゃうよね。

って、ハッとした。

集中砲火を浴びてたときに誰かが言った
「キクチって走ってばっかで仕事してねんじゃね?」
→少なくともこの数ヶ月、てめえの5倍ははたらいてるわ! このクソが!

って言いたくてしようがなかったみたいな
おのれのちっぽけな感じは、どうでもよくなっちった。

コイツ、さすが、おれさまちゃんが未婚だ
もとい見込んだだけのことはある。
っておもった。
おもいましたとさ。



おとといのウタゲで。
おれはどうしても、
ナカイさんと2ショットを撮りたかった。

でも言い出す勇気がなく
時間が過ぎてゆく。

ころあいを見てオネガイ、する。

ナカイさんは大人気なもんだから。
2ショットとはゆかずとも
楽しく、パシャ、する。コウ。

IMG_2089

右下、ナカイさん。
左下、モリヤさん。
右上、これから話題になるひと。
左上、いまさらなんで★で隠すのか。おれ。



写真の右上に映ってるカノジョ。
同期オンナ。来年から中国に行くらしい。
って、プチ情報は措いても。

「『女性』の好みがおれと丸かぶり」
ってわけのわかんない意気投合が
仲よくなったきっかけだったりする。

モリヤさんがおれのブログについて語ってるとき
「おれにも一家言、ありまーす」
ってていで、こいつが凸してきた。

「キクチのブログはつまんないケド
キクチがリンクを貼ったブログは
例外なくおもろい!
リンクだけを楽しみにブログを読んでる」

と。

とくに、緊縛のひととなんとかだおってひとが
サイコーなんだそうだ。



おれとて。
緊縛のひととかなんとかだおってひとの
ブログは大すきだ。
こんなクソ辺境の1億万倍、おもろいとおもう。

でもでも。その情報提供に、接頭語
「キクチのブログはつまんないケド」
いらなくね?

コウ、
「拝啓」「前略」
「いつもたいへんお世話になっております」
じゃねえんだから。

カノジョが凸して
おれがすっかり凹する。

っていうね。



ともあれ。
すっかり時間を忘れ
終電やべえやべえって
あわてて帰ったんでした、とさ。

ナカイさんは相変わらず超絶ビジョで。
でも
「コイケって苗字のひとはみんな、英語ぺらぺらだけど日本語が拙い」
ナドト、
当時たまたまサークルに帰国子女の「コイケさん」
が2人いただけなのに、一般論に落とし込む。

なんていう、気持ちいいセンスのもちぬしだった。

じゃああれか。
ジョンソンさんとかフランボワーズさんとかミハイルビッチさんとか
日本に帰化しようって際にはもれなく
「コイケ」を名乗れ、ってわけか。



きのうはきのうで。
サークルの忘年会、だった。

2日連続でってのはたまたまだし。
きのうのは今度はおれが最年長
なんだが、じゃあ
前の日のメンツとまったく隔絶されてるか
というと、そうでもない。



ウタゲは昼の12時から、だった。
毎年、家族連れでくるひともいるので
今年はわが家も家族で参戦してみた。

まあ、にょうぼうもおんなじサークルだし。

とはいえふだん、
サークル関連のウタゲには
ほぼおれが単独参戦する。

だって、やじゃん。
なんか変な感じになるし。
あまつさえにょうぼうはさほど
ウタゲにもサークルにも、おもいいれなかったりするし。

えー! そうだったのー!?
っていうね。



おれがいたサークルってのは
学校自体、わりと男女半々って感じだったので
自給自足率が高かった。

まあ、おれは死ね死ね団してたので
いくら自給自足率が高かろうと
まったく関係なかったんだケド。



ちなみに。母校のエ腐乱大学は。

アタマがいいわけでも
スポーツがつおいわけでもない
何の特徴もないガッコで。

おれがいた20世紀の終わりごろから
「来たる少子化に向けて」
みたいなことを謳ってはいたものの

じゃあ何したかっていやあ
「新しい校舎を建てる」とか
「校庭に全面人工芝を貼る」とか
まったく筋違いなことばかり。

なので、ただでさえFランなのに
凋落に歯止めがかからないっていう
とりえは山手線の駅から徒歩0分ってだけ
っていうオワコン大学でも、ある。

大学じたいに大したおもいいれはないので
オワコンでも何でもいいんだが
いちおう母校なので
このまま消滅する、みたいなことはカンベンしてほしい。

ぐらいのもん。



席に着くと、隣にすわった
栃木SCが大すきすぎて、もはやそれ宗教じゃん
って後輩が下卑た笑いを浮かべながら、言う。

「あすこにいる後輩♀A、Bと
こっちにいる後輩♂C、Dが同席しないすかねえ」

訊くとかつて、
AC、AD、BC、BD
っていう組み合わせコンプリートがあったんだそうだ。

なんていうの?
「!」と書いて階乗と読む、みたいな?

いちじるしくどうでもいいし、
おれが卒業したあとのことだから、知んねえ。
でもなんか、おもろい。

若いってカンジダ、もとい感じだ。



30分ぐらいして、1人遅れてきた後輩。
「コイツはひょっとしてむちゃくちゃビジョじゃんか」
って数ヶ月前にやっと気づいた
って後輩。

アズスーンアズ席に着くやいなや。

「あすこにいる後輩♀A、Bと
こっちにいる後輩♂C、Dが同席しないすかねえ」

ゲスい。でも、おもろい。

逆におまえらできてんじゃねえの
ぐらいのシンクロ。



12時から飲んでたもんだから、
14時すぎには2次会行こうって、なる。
2次会に行く。

18時ごろにゃ、3次会行こうって、なる。
おれはそろそろ帰ろっかなっておもう。
ムスメ「行きたーいっ!」
3次会、行く。

ムスメはウタゲのフンイキが大すき
なんだそうだ。

21時ごろにゃ、さあどうしましょって、なる。
おれはそろそろ帰ろっかなっておもう。
前の日も相当飲んだし、ねむい。
ムスメ「行きたーいっ!」
4次会、行く。。。

けっきょく帰宅したのは、0時すぎ。
帰り道で「コレ、来年までもうないのー?」
などとほざいてる。

帰宅すっと。
2次会でドロンしたにょうぼうは
とっくに夢の世界に旅立ってた。
にもかかわらず。



親がウタゲで、そんな深夜まで子どもを連れまわすとか。
なんて、ひでえハナシだ。

ってふうに、映っただろう。
まわりからすりゃ。

でも、違うんである。そんな感じで。
逆、なんである。

「てめえ、ちゃんとしつけろ」
なんて正論は通用しない。
なぜならおれの辞書にムスメをしつける
なんてコトバはもともと掲載されてないからだ。



昼から12時間のウタゲ。
たしかに、体力的にキツかった。
おサイフ的にも、激痛だった。

「今年はこれで年を越す」って
念のため用意しといたカネが
すべて吹っ飛んだ。

でもでも。
おたくのムスメさん。
なかなか有望じゃね。

「きょうはお父さんとサシ飲み」
なんて10年後の夢も抱けちゃうかもねん。

夢、抱いちゃうよ、おいさんは。