キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ムスメのスイミングを見学してたら、ブーメランがじぶんに返ってきちゃってず~んってハナシ

swimming20140816
小4のムスメ。
スイミングに通いはじめて
1年ぐらい経つ。

土曜はスイミングの日。 ====


1年前。
学校のプールの授業がやでやで
プールがある朝いつも
お腹痛くなっちゃってたのがウソのように。
いまは、それはそれは
楽しそうにやってる。

見学しますって書いて本人に見せる(2013/09/06)

習いはじめがわりと遅めってこともあり
級もとんとん拍子で上がってきてた。



水中じゃんけんだの、けのびだの
ばた足だの、クロールだのを順調にクリアし
こないだの土曜から、背泳ぎに昇格。

とりあえず、25mプールの半分を
ビート板を持ってばた足・オブ・背泳ぎ
だ、バカヤロコノヤロ。



で、これがよお。

(「ビート」で乗りかかっちゃった船。
推奨環境は「たけしなていで黙読」)

というわけでございましてっ。

背泳ぎのばた足なんか
やったことないもんだから
進むの進まないのって。

スタートはこう壁を蹴るから
しばらく惰性で進むんだケド

10m手前でその勢いも終わっちゃって
いくら足をバタバタしても
もうまったく前に進まないわけ。

しようがないから
やっちゃったりなんかしてね。
バカヤローって。

ちゃんちゃん。



たけしなてい。
あんがいむつかしいな。やめ。



背泳ぎのばた足、はじめてなもんだから
いくら足をバタバタしても
さっぱり進まない。

背泳ぎ初体験。
じぶんが何メートル進んだか
天井の目印でわかるってホド、
場数も踏んでないもんだから
「いまどこらへんだろ?」
「もうすぐ12.5mかなあ?」
って感じで、脚をついて周りを見わたす。

まだ、残り数メーター、ある。

コレ。
テキトーにちょろまかそうとおもえば
ちょろまかせるキョリ。



見学ルームのガラスのこっちから
おれはムスメに熱視線を送る。

「残り数メーター
がんばってちゃんとばた足するんだ!
そのちょっとした差が
積もり積もってデカイ違いになるんだぜ!」



親バカクソ野郎的に。
ウチのムスメっこは世界一いいこなので
残り数メーター、ふたたび天井を向き
背泳ぎのばた足をつづける。

おれ、心のなかでガッツポーズ。
「さすが、おれのムスメっこ!」



いやいやいやいや。

おれのムスメっこ度が
濃厚であればあるホドたぶん
確実に、ちょろまかしに行く。
はず。



ジョグで。
と、こっからいきなりつじつま合わせにゆく。



ジョグで。
ポイント練習で1000mのTTをやるとする。

「1km地点ですよ~」の標識まで、あと100m。
やべえ、チョーキツいケド
がんばってラストスパートしてみる。

あと20m。
うーむ、キツいってもんじゃねえぞ。

で、そっから。



おれは、標識を駆け抜けるまで
ちゃんとラストスパートし続けてるか?

残りをゆるめて、ラクしちゃったりしてねえか?



TTなんだから、最後まで駆け抜けるのが
いいには決まってる。

「そうなんだろうケドね」って
「けっこうがんばったし」ナドト
つごうのいい言いわけをトッピングして

残り惰性→標識ぴったんこでストップ

なんてことは、してねえだろうか?
してるよな、たびたび、オッフン。



親バカクソ野郎が放ったブーメランは
威力を増しながら、
親バカクソ野郎のもとに返ってきちゃって。

そもそも「ムスメ、エライっ!」
ってだけのハナシなのに。

すっかり自問自答はじめちゃって
「なんか、おれもちゃんとしなくちゃな」
ナドト反省しちゃって。

すっかりしおらしくなっちゃって
いつもスイミング後に寄るスーパーで
酒も買わずに帰ってきちゃいましたとさ。

次の日。
ビルドアップ走して、ゴールを勢いよく
駆け抜けてみました、とさ。

ちゃんちゃん。