小4のムスメ。
スイミングに通いはじめて
1年ぐらい経つ。
土曜はスイミングの日。 ====
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1年前。
学校のプールの授業がやでやで
プールがある朝いつも
お腹痛くなっちゃってたのがウソのように。
いまは、それはそれは
楽しそうにやってる。
→見学しますって書いて本人に見せる(2013/09/06)
習いはじめがわりと遅めってこともあり
級もとんとん拍子で上がってきてた。
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水中じゃんけんだの、けのびだの
ばた足だの、クロールだのを順調にクリアし
こないだの土曜から、背泳ぎに昇格。
とりあえず、25mプールの半分を
ビート板を持ってばた足・オブ・背泳ぎ
だ、バカヤロコノヤロ。
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で、これがよお。
(「ビート」で乗りかかっちゃった船。
推奨環境は「たけしなていで黙読」)
というわけでございましてっ。
背泳ぎのばた足なんか
やったことないもんだから
進むの進まないのって。
スタートはこう壁を蹴るから
しばらく惰性で進むんだケド
10m手前でその勢いも終わっちゃって
いくら足をバタバタしても
もうまったく前に進まないわけ。
しようがないから
やっちゃったりなんかしてね。
バカヤローって。
ちゃんちゃん。
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たけしなてい。
あんがいむつかしいな。やめ。
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背泳ぎのばた足、はじめてなもんだから
いくら足をバタバタしても
さっぱり進まない。
背泳ぎ初体験。
じぶんが何メートル進んだか
天井の目印でわかるってホド、
場数も踏んでないもんだから
「いまどこらへんだろ?」
「もうすぐ12.5mかなあ?」
って感じで、脚をついて周りを見わたす。
まだ、残り数メーター、ある。
コレ。
テキトーにちょろまかそうとおもえば
ちょろまかせるキョリ。
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見学ルームのガラスのこっちから
おれはムスメに熱視線を送る。
「残り数メーター
がんばってちゃんとばた足するんだ!
そのちょっとした差が
積もり積もってデカイ違いになるんだぜ!」
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親バカクソ野郎的に。
ウチのムスメっこは世界一いいこなので
残り数メーター、ふたたび天井を向き
背泳ぎのばた足をつづける。
おれ、心のなかでガッツポーズ。
「さすが、おれのムスメっこ!」
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いやいやいやいや。
おれのムスメっこ度が
濃厚であればあるホドたぶん
確実に、ちょろまかしに行く。
はず。
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ジョグで。
と、こっからいきなりつじつま合わせにゆく。
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ジョグで。
ポイント練習で1000mのTTをやるとする。
「1km地点ですよ~」の標識まで、あと100m。
やべえ、チョーキツいケド
がんばってラストスパートしてみる。
あと20m。
うーむ、キツいってもんじゃねえぞ。
で、そっから。
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おれは、標識を駆け抜けるまで
ちゃんとラストスパートし続けてるか?
残りをゆるめて、ラクしちゃったりしてねえか?
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TTなんだから、最後まで駆け抜けるのが
いいには決まってる。
「そうなんだろうケドね」って
「けっこうがんばったし」ナドト
つごうのいい言いわけをトッピングして
残り惰性→標識ぴったんこでストップ
なんてことは、してねえだろうか?
してるよな、たびたび、オッフン。
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親バカクソ野郎が放ったブーメランは
威力を増しながら、
親バカクソ野郎のもとに返ってきちゃって。
そもそも「ムスメ、エライっ!」
ってだけのハナシなのに。
すっかり自問自答はじめちゃって
「なんか、おれもちゃんとしなくちゃな」
ナドト反省しちゃって。
すっかりしおらしくなっちゃって
いつもスイミング後に寄るスーパーで
酒も買わずに帰ってきちゃいましたとさ。
次の日。
ビルドアップ走して、ゴールを勢いよく
駆け抜けてみました、とさ。
ちゃんちゃん。