日本橋三越に「金子みすゞ展」を観にいった。
あれから、というもの、
飲み屋で目の前にどんな上玉なチャンネーがいたとしても、
なぜか金子みすゞのほうが気になって仕方なかった。
※あれから=みんなちがって、みんないい。(2010/08/10)、可愛い顔をして寝とるね(2010/08/11)
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会場は、平日の昼間だというのにすごく混んでいた。
みんなどうして金子みすゞを知ってんだろう?
確かに、
金子みすゞの作品はいま、小学校の教科書にはアタリマエに載ってるらしい。
にしてもだ。
金子みすゞ歴でいえば、おれはおもいっきりニワカ。
去年、朝のしたくをしながら子どもとみてた教育番組で知ったぐらいだから。
でも、もし子どもがいなかったら教育番組を観ることもないし、
知るきっかけもなかっただろう。
じゃあ、あの会場にいたジジババもとい大勢のひとびとは
どうやって金子みすゞを知り、触れたんだろうか。
金子みすゞ自体ずっと埋もれてて、再評価されたのがほんの30年ぐらい前のことだっていうし。
。。。
表題は「芝草」の一節。
きのう一夜漬けをしていて、ズキューンときた作品だ。
なぜか著作権があるらしいのでコピペできないが、
ググればいくらでも出てくる。
金子みすゞに入れるか入れないか、
試金石になる1篇だとおもう。
つまり、こういう作風のどこがいいの? っていう人は
どれをみても、理解はできないだろう。
おれは、妙な気どりやてらいが(見受けられ)ないところに
直感レベルで首肯できる。
ひと言でいうとそんな感じ。
そもそも、どうして金子みすゞにズキュンときちゃったか、
話し出すと長くウザくなるのでいずれ。
ちなみにおみやげコーナーの戦利品。
金子みすゞってピンクで書いてあるのが図録。
みずいろいのがクリアファイルで、
手前の2枚、ベージュなのは直筆の絵はがき。
クリアファイルは娘へのおみやげ。
「私と小鳥と鈴と」がプリントされてる。
絵はがきは迷いに迷ったすえ、
「私と小鳥と鈴と」(手前)と「大漁」(奥)にした。
やっぱり原体験つうのは強烈で、
確かにいい作品がいっぱいあるんだが、
けっきょくおれは「私と小鳥と鈴と」に帰ってくる。
「いろんなカップヌードルを試したけど、
やっぱスタンダードがいちばんうまいじゃん」
なていで。