ガンプよしおさんの書いたことに対して
「ブログの思春期みたいなもんでしょっ」
的なぶった斬り方を見かけたので。
「(自称)いまなお中2病あるいは小5病」
として、イッチョカミしとく。
*
直感的な感想として。
「ああ、出た出た!」
ぶった斬り方に対して、な。
*
あのう。
いちおう言っとくと、以下
「おれはこうおもう」ってだけで
誰かをdisろうって気は、ビタ一文ない。
ああ、クソめんどくせ。こういうの。。。
*
30前後のころ。
仕事をだんだん覚えてきて
量も質もこなせるようになってきて
「おれ、けっこうイケるんじゃね?」
万能感的なものを持ちはじめた。
目の前に現れる相手(?)を
次から次へとさばいてく。
そのスピード感に勝手に酔ってた。
*
すぐ近くにいた「デキる」パイセンが
まさにそういうさばいてくタイプで。
その手際のよさが身につきゃ
おれも「デキる側」にいける。
そこを目指そう!
っておもってて。
なんとなく、そのラインに乗ってきた。
おもった。
*
ある日、そんなんふうに
右へ左へさばきつづけた1日の終わり。
ふと、おもった。
「これをつづけてたら、
おれ、中身なしおになっちまう」
指示代名詞だらけの悪文だな。
まあいいや。
*
「さばく」ってのは
「つまり」を追い求めることで。
よく言えば「1を聞いて10を知ろうする」
っていうか、そういう競技(?)。
でもでも。
つまりつまり考えてると
たしかにスピードは上がるんだけど。
思考の中間ぶぶんをすっとばすっていうか
たんじゅんに接触時間を切りつめるので
あとに残るものが少ない。
じぶんの実になるものが少ない。
それって、どうなんだろう?
*
それからなるべく
「つまり」を考えることはよして
すげえ当たり前(とおもってる)ことでも
「ほんとうにそうなのだろうか?」
「それでいいんだろうか?」
「『おれは』それでいいとおもってんだろうか?」
いちいち、考えることにして。
いまに至る。
*
わりと当たり前になってきた物事を
一定の期間を置いて、
リセットして考え直すことにしてる。
スピードはガタ落ちしたが
少しは「あとに残るもの」が
でけた気がするし
ひとつひとつが実になってる気もする。
*
「思春期」って。
あるていどオトナになって振り返ると
青さばっかが際立つ、
恥ずかしい時期じゃないすか。
「なんのために生きてるのか?」
「これをやってなんの意味があるのか?」
「おれの未来はどうなるんだろう?」
いまとなっては馬鹿馬鹿しいことを
クソまじめに考えたりすんじゃないすか。
太宰治とか読んじゃったり。
紅茶に砂糖を入れずに飲んでみたり。
*
かとおもえば、一直線に。
ワケワカメな運動部の理不尽には
やたら従順だったり。
20も30も上の親にはタメ語なくせに
たかだか1コ2コ上のパイセンには
ペコペコペコペコしてみたり。
エロいことばっか考えてたり、とか。
矛盾だらけっていうか、
頭のなかがじぶんで制御でけないカオスで。
*
でいて。
そのころに読んだ本とか聴いた音楽を
いまでもすごく覚えてたり。
いわゆる「黒歴史」な言動とかを
思い出すといても立ってもいられないほど
恥ずかしくなっちゃうのって。
裏返せば、そのころそれだけ。
いちいち、真剣に考え、取り組んでた
ってことなのかもしれない。
*
なので、
ブログで思春期な物言いをするってのは
ある意味、根本的なことを考えてる
とも、言えるわけで。
*
あ、コレ。
自己弁護したいわけじゃないっすよ。
ガンプよしおさんの冒頭のリンク先って
根本的なことをおっさってるわけじゃないすか。
目をつぶっちゃったり
そういうものとして処理しちゃったり
しがちなことを、ちゃんと目を見開いて
未処理なまま、抱えてるわけじゃないすか。
裸の王様に「王様は裸だ」って
おっさってるわけじゃないすか。
*
それを総括したり
マウンティングすることは、
本来的にできないはずで。
たとえば、思春期と嗤ってたころの
「じぶんはなんのために生きてるのか?」
って問いに、
さぞかし成長したであろういまのじぶんは
ちゃんと答えられるのか?
確たる解答を見つけたのか?
(少なくともおれはさっぱりわかってない)
って話とおんなじようなもんで。
解決はせず、ただ、やり過ごしただけ。
そのやり過ごしを
「成長した」「オトナになった」
ってえのかどうかは
知らねえし、どうでもいいけど。
*
なんとなくの違和感とかそういうのって
理屈じゃない部分もあって。
というか、理屈にしようがないこともあって。
でいて、
抱いた「なんとなくの違和感」は
言葉ではうまく説明できないかもだけど
当人にとってはなんとなく
正解で、あったりする。
ファミレスでチキンかステーキか迷って
「きょうはなんとなくチキンだな」
っておもう回路みたいなもん。
わかりやすくたとえようとして
よけいわかりにくくなるパッターンぇ。。。
*
いろんなひとが
いろんな背景やスタンスや思考でもって
「マラソン×ブログ」っていう
クソ狭い世界に集ってんだから。
当然、違いはいろいろあって。
ってのは「言うまでもないこと」で。
*
「言うまでもないことなんか
言うのは文字数の無駄なんだから
『言うまでもない』
ってわざわざ書くのは下の下」
的なことをむかし、誰かに言われて
膝を打ったことがあるんだが。
*
たぶん。
ヒトサマがわりとまじめに吐露してるのを
「思春期」ってラベリングするのも
「言うまでもないこと」で。
背景には、これもたぶんだけど
それなりの信頼関係とか
あんのかもしんないケド。
。。。
おっとっと、まあいいや。
この先、どう書いても
ちょっと表現がキツくなっちゃって
言わんとしてることからぼやける。
ので、もうよす。
略すと「もす」。
*
おれは44のくせに
年甲斐もなく思春期しつづけたい。
いい意味で。