あ、コレ。「夢」ったって。
「将来やりたいこと」とか
「なんらかの真理のその向こう側」とか
そういうんじゃなくって。
ただのふつうに寝てるときにみた夢の話で。
そんなんわけで、
生産性も示唆もオチもへったくれもないっすよ。
*
ジョグをしてて公園を通りがかったとき
その公園でイキった若者がスケボーをしてて。
若者のスケボーのしかたが。
ちょっと非常識すぎるっていうか
見逃せないホド、逸脱したものだったので
通りすがりにキツめの捨てゼリフを吐いた。
「いざとなったらダッシュで逃げりゃいいや」
「まあ、逃げ切れるだろう」と。
*
案の定というか
若者がブチ切れて追いかけてきて
「てめえ、マジぶっ殺す」って剣幕で
あまつさえ手にナイフなんか握ってるので
うっわ、ガチなやつかよ。
って、必死で逃げた。
*
けっきょく、何とか若者をまいて
でも、うかつに外をうろついてたら
なんかのはずみではちあわせて
大変なことになったら大変だってんで
目の前の民家に事情を説明して
何時間か、時間をつぶそうとして。
*
丘の上にある一軒家に、ピンポーン。
中から20歳ぐらいの若奥様が出てくる。
ひととおりの説明をして匿ってもらおうとするも
怪しがられて、中に入れてくれない。
まあ、そりゃそうだよな。
こんなシジュウがらみの汗だくでキモいおじさん
だしぬけに「家に入れてくれ」ったって。
そんなん、かかわりたくねえに
決まってんじゃん。ふつう。
*
「そこをなんとか!」
「いやいやいやいや」
って、押し問答をくり返すうち。
20歳ぐらいの若奥様が
あっちのほうに向かって、叫ぶ。
「なんか、怪しい人がひつこいんだけどー」
ダンナさんが帰ってきたらしい。
しかしして、振り向くと
そのダンナさんはさっきのスケボーくんで。
左手にスケボー、右手にナイフを持ってて。
「うわあああ、マジやべえ、終わった」
っておもってるうちに、目が覚めた。
*
なんか、やな夢みちゃったな。
とりあえず、ジョグでもしてくるか。
ってんで、走ってると。
すげえサシコミ。
アズスーンアズ・火急を要する案件。
*
一刻の猶予もなさげなので
目の前の家でトイレを借りることにする。
ピンポーン。
女性が出てきたので、事情を説明する。
こちとらの鬼気迫る勢いに押されたのか
ぶじ、トイレを借りられることに。
セーーーーーフ。
あっぶねえ。ふうううう。
*
ことなきを得てトイレを済まし
女性にお礼を言いつつ、顔をみると
さっき夢で見た若奥様。
差し込みに必死すぎて、
どんなひとか、顔をみるよゆうなかったのな。
「うっげ、デジャブかよ」
「おお、こういうこともあるのねん」
おもってると、玄関、ガチャ。
「みいつけたあ!」
*
入ってきたのは、
左手にスケボー、右手にナイフを携えた
さっき夢でみた若者でしたとさ。
「マジかよ。。。」
「ガチで終わったわコレ。。。」
gkbrしてるうちに、目が覚めた。
今度の目覚めた先は、リアルの現実。
*
。。。
*
こういうの、劇中劇ってえの?
「夢のなかで夢をみる」
って形態の夢をみたのは、はじめてだ。
*
「変な夢」って、たまにみるじゃないすか。
殺人犯になる夢とか。
むやみにリアルっぽいエロい夢とか。
空を飛べるんだけど、
平泳ぎじゃないと飛べなくって
なんだよだせえなっておもってる夢とか。
亡くなったひとが出てきて
「このひとは亡くなったひとじゃね?」
って認識してるんだけど。
その亡くなったってのは実はフェイクで
「いやあ、あんときはマジびびったよね」
って本人がカラカラ言ってる夢とか。
トイレが7つ、風呂が5つあって
地下通路が駅に直結してる、っていう
すげえでっけえ家に住むことになって
「こんなん、夢に決まってるから
目覚めないようになるべく引き延ばそう」
っておもってる夢とか。
第一志望の受験なのに
どうしても会場にたどりつかない夢とか。
で、いて。
「まあ、落ちても」
「(現実にかよった)学校に戻りゃいいや」
っておもってる夢とか。
部活の試合でスタート直前、
「いやあ、おれもう44だし
いまのこんなんじゃ、予選も通過できねえよ。
どうしよう。最近、けっこう飲んでるし」
って、ワケワカメなこと考えてる夢とか。
*
夢の内容はともかくとして。
「変な形態の夢」って、
どんなの見たことあります?
(なんで急にですますぇ?)
この「夢の中で夢をみる」的な。
*
よく、言うじゃないすか。
現実に出くわした場面で
「あ、これおれ知ってる」
ってなる、いわゆる「デジャブ」とか。
夢が現実になる、「正夢」とか。
夢であることを認識する、っていうか
上記「でっけえ家」的なやつと違って
じぶんでねらって夢を見に行き
それが夢であることを認識してるので
内容を意のままに操れる、とかいう
「明晰夢」とか。
うんぬんかんぬん。
*
むかし、一度だけあるのは。
「続きもの」
ある夢をみて、
それがけっこう楽しくって。
翌日、寝たらその続きがみれて。
おんなじ感じで翌日も、っていう
三夜連続の超絶感動(?)巨編。
「楽しい夢」って記憶だけで
どんな夢かは忘れちゃったケド。