表題におもわせぶりに
「って」ってつけてみたケド。
ネタがみつからないときの埋め草的な
何の中身もない、ただの思い出話なので
何の示唆もないし、わざわざ読む価値はない。
*
ビルドアップ走ってあるじゃないすか。
何キロかごとに徐々にペースあげてく練習。
そんなに速くないペースから始めるので
一定のペースで走りきるペース走より
最初の精神的・肉体的負担は軽くて。
でいて。
どんどん追い込み度があがるので
カラダに適切な負荷がかけられる。
っていう、いいとこどりっていうか
実に効果の高いメニュウ。
*
ビルドアップ走じたいの説明を
なんでしてるのか謎だし
にしては、説明が雑すぎるのも謎で。
こんなんふうにして
「ただの思い出話」ゆえ
脈絡なくただ記憶をだらだら垂れ流す。
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陸上をやってた30年前。
「ビルドアップ走」ってメニュウは
まだなくって。
いや、あったのかもしんないケド
川崎の田舎の公立中学には
まだ、伝わってなくて。
中2の夏だったか、終わりごろだったか
「『ビルドアップ走』ってのがあるらしい」
ってなったときには、軽く衝撃的だった。
*
それまでは漠然と
「ペースアップ走」っつってたのかな()
ペースアップ走っつってたころは
方法とかもテキトーで
練習の柱のメニュウってより、あくまで
「たまには目先を変えてみるか」的なニュアンス。
の、メニュウ。
*
ちなみに。
「TT(タイムトライアル)」ってのは
高校に入ってからはじめて聞いた言葉で。
じぶんが中学のころは
「記録どり」って言ってて。
高校で陸上をつづけたやつが
「きょうのてぃーてぃーはさー」
って言ってるのを聞くにつけ。
「高校レベルってすげえな」と同時に
「いい気にスカしてんじゃねーよ」
っておもったりおもわなかったり、した。
昭和の終わりって、いろいろすげえ。
*
官九郎さんとはじめてお会いしたとき。
むかし陸上やってたって話になって。
官「ラダーとか、超やりましたよね!」
って、あるある的に言われたけど
おれのころはラダーなんてなかったし。
それはやっぱり
おれが川崎の田舎の公立中だからかな()
おもったりもしたんだけど。
同年代の誰に聞いても、
「ラダー? はーっ?」って感じだから
たぶん、そういうことだったんだとおもう。
昭和と平成の隔絶感、いろいろすげえ。
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そういう、恐怖のメニュウ「記録どり」。
日々の練習メニュウって
平日は、2時間ぐらい。
○アップジョグ、体操、ストレッチ、基本走
までが短距離も長距離も共通で。
↓
そのあと、
○ペース走かインターバル
↓(20分休憩)
○短いインターバル(100か200)
↓(20分休憩)
○補強、ダウン
って感じだった。
まいにち、ポイント練ぇ。
*
それが、たまに顧問の気まぐれで
基本走を終えてペース走しようとすっと
「きょうはこれから記録どりな」
って言い出して、「はい!」とかいう。
かぎりなくブルーに近いブルー。
平日の最凶メニュウ「記録どり」。
あ、1年に1回ぐらい
ハーレーってのもあったな。
*
中学レベルだと、試合で最長が3000m
駅伝のエース区間でも4.4kだったので。
200mトラックで
ペース走は15周(3k)~30周(6k)。
インターバルは1000×3or5か
たまに1500×3とか
2000、2000、1000とか。
そんな感じ。
短いインターバルは
200×10がメインで
たまに100×15とか300×8とか。
「ペース走」部をインターバルにすると
「短いインターバル」部はスロージョグとか。
あ、どうでもいいな。
いらねえ情報すぎる。が、つづける。
*
そこにある日とつぜん、
「ビルドアップ走」っていう黒船が
いきなり「ペース走」と同格な感じでもって
襲来してきた。
開国してくださーいよー。
ペルリ。いろいろナツい。
*
なんていうの?
わかりづらいたとえだけど。
テニスでグラフが圧倒的に一強だったとき。
モニカ・セレシュがその何年か前に
試合中に暴漢に襲われてブランクがあって。
そこから復帰してきて。
いきなり「暫定1位」っていう
大正義グラフと同格に出てきて。
セレシュのそれ以前を知らなかったので
「なんだこいつは!」
っておもったのと、おんなじ感じ。
「ビルドアップ走」
*
そのころのビルドアップって。
5周(1k)がひとつの単位で
200mトラック1周5秒あげてく。
60秒(キロ5分)
55秒(4分35)
50秒(4分10)
45秒(3分45)
40秒(3分20)
フリー。
あるいは、10周ごと
45、40、フリー、とか。
*
こうして俯瞰してみると。
カミさんのBU走ってやっぱ
ペース設定がものすごい適切だよね。
じぶんたちがむかしやってたのって
前半の負荷が軽すぎるな、いまおもえば。
*
でも、フリーで上げられなかったり
上げられ幅がそうでもないと
休憩後のインターバルが
「設定タイムを割ったら最初からアゲイン」
ってなったりとか、
いまおもえば全部ワケワカメ。
まあ、どうでもいいな。
*
で、書いてておもいだしたんだが。
「ビルドアップ走」が登場する前って。
ペース走をひたすら重ねる合間の日に
よく「追い抜き走」ってを、やってた。
追い抜き走、ナツい。
*
「追い抜き走」ってのは変化走の一種で。
みんなが縦1列に並んで走ってて。
↓
最後尾のひとが後ろから疾走して先頭に立ち。
↓
次に最後尾になったひとが後ろから
先頭まで疾走して。
を、順繰りにずっとやるやつで。
だいたい「きついペース走」の
1周5秒落ちぐらいでおこなう。
*
これがまた。
追い抜きの疾走が遅いとパイセンにどやされるし
先頭に立ったら立ったで
ちゃんとペースを落とせないと
「速えよ」ってパイセンからどやされるし。
かといって、先頭にたどりついて安心して
ペースを落としすぎると
「寸詰まりになってんじゃねえか」
ってパイセンからどやされる。
その調整が超ムズいってメニュウで。
おもいかえしますれば。
練習の効果って面では
あんまよく、意味がわかんねえ。
あれ、なんだったんだろう?
ただ、gkbrしてただけ。
*
。。。
*
って。
こんなもん、なんの意味もないじゃん。
おもいだしたところで
いまのジョグとはペースもぜんぜん違うし。
回復力なんか、すげえ衰えてて。
おととい昨日の妙なダメージが消えなくて
「きょうは走らないほうがいいに決まってる」
ってジャッジを下したんだが。
*
でもねでもね。
こういうクッソむだな
いらねえ情報だらけの思い出話。
ひょっとしてどっか
いまに活かせるエッセンス、あんじゃね?
それをうまくやりゃ、いまよりは
もうちょっとは速く走れんじゃね?
って、考えたりする。
いまのことを考えるのが
ちょっと、楽しかったりもする。
ぐらいにはジョグに対して前向きになってきた
らしいんっすよ。