キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

しゅんかんいどう

通勤電車で居眠りをしていて。
代々木八幡直前でパッと目が覚ましたら
といめんに座ってる人がすげーイケメンだった。

渡部篤郎が日焼けして筋肉つけた感じ。



そのイケメンっぷりに
ついガン見してしまって。

ほどなく、気づいた。
「あんまじろじろ見すぎるのも、ナンだな」



あまつさえ渡部篤郎似のイケメンおじさん。
黒さ、太さ、見ようによっちゃ
亀田の親父に似ていなくもない。

ちょっとつおそう、である。
もしオラつかれたらめんどくせえし。
それ以前にやっぱ、ガン見するおれはナンだし。

居眠りなていを続行することにした。



ものの。
どうっしても篤郎が気になっちゃって
こっそり、見てみることにした。

15秒後ぐらいに、薄目を開けると。

渡部篤郎似のイケメンおじさんだったはずのひとは
90歳ぐらいのおばあちゃんに変身してた。

マジ、クソびびった。



おれが居眠りなていを続行することにしたのは
代々木八幡を過ぎてだいぶ経ってからで。
薄目を開けたのは、次の参宮橋に着く前だから。

乗り降りなんか、あるはずねえし。

そういう理屈うんぬん以前に。
「とうぜん篤郎だとおもって見てみたら
90代の熟女だった」
って事実が、あんがい地味に衝撃的すぎて
熟女を二度見した。



まあ、あれっすよね。
魔術とか怪奇現象とか
そんな大それた話でもおもしろい話でも
あるはずはなく。

勘のいいひとっていうか
ふつうに考えれば、わかりますよね。

あつろうは
斜め向こうのちょっと離れたところに
すまして立ってましたとさ。



「渡部篤郎に似てイケメンで
色黒で筋肉もあってつおそうで
あまつさえ、熟女に席を譲る」
とか、どんなパーフェクトジェントルマンだよ。

朝から気分がいいぜコノヤロー。



覿面、とか? そういうたぐい?
いらねえ情報。