「井の中の蛙、大海を知らず」
狭い世界でオラついててもしようがねえだろ。
みたいな意味?
実は、これにはつづきがあって。
むかし聞いたことはあったんだケド
あらためて噛みしめて、
なんかいいな、とおもっちった。
*
あ、あれだ。
「実は」だの「むかし聞いたことがあって」だの
なんか感じわるげだが。
別に、おれ知ってたしってドヤ顔カマしたい
わけじゃなく。
そもそも、そんなドヤ顔するような
ごたいそうな知識でもねえほど
知ってるひとはふつうに知ってる言葉だよな。
*
「井の中の蛙、大海を知らず。
されど、空の青さを知る。」
ってのが、全貌。
「青さ」は「深さ」でもいいらしい。
「狭いところに閉じこもってたら
世界の広さはわからないかもしれない。
でもね、狭いところに閉じこもってるからこそ
一つの物事を突き詰められるってもあんじゃん」
って意味? 合ってる?
*
なんかこういうのって、いい。
ひねくれたりつよがったりして
無理やりプラス思考するとか
そういうんじゃなくって
ものごとはいろんな側面があるんだぜ。
ほら、こういう見方もあるじゃん。
って提示。
うん、いい。
世界の広さを知る良さはたしかに、ある。
一つのことを深く掘る良さもたしかに、ある。
どっちも、良さ。
*
っていう文脈で。
このたとえはちょっとそぐわないかもだが。
20年ぐらい前に
「老人力」って言葉が流行ったことあって。
「身体の機能が衰える」んじゃねえんだ。
それは「老人力がついた」ってことなんだ。
って意味合いで(?)使われてて。
なんか、チクチクした。
ただの言葉のすり替えっていうか
現実を直視せず傷をなめ合う、っていうか。
*
いっぽう。
「下り坂人生」って言葉もあって。
どうせ下ってるんだから
その下りをぞんぶんに楽しもうぜ。
って意味合い(?)で使われてて。
「老人力」と「下り坂人生」
そもそも2つの間に大差はないんだろうが
後者のほうに、共感でけた。
っていうのに、近い。
多角的かつ、まっすぐに見てるからだろうか。
たとえがねじれてるし、長い。。。
*
まあ、コリクツこねてもしようがなくて
たぶん、こんなんただのこのみで。
「100冊の本を読むより
1冊の本を100回読むほうがすき」
っておのれの性質にはしっくりくる。
ってだけのことなんだろう。
*
。。。
*
「されど、空の青さを知る。」
的なことから、もうひとつ。
おのれに近いところにググッと引き寄せて
うまく展開してこうってもくろんだものの。
空の青さ(深さ)になぞらえられるもの。
身近に、見あたらなかったでござる。。。
まだ、井戸の湧き水を手で掬って
ちゃぷちゃぷ飲んでるだけだったでござる。。。
*
こないだの土曜。
はじめて「あの現場」にいってみた。
2週間前に萌え太郎さんとジョグしてて
「あすこ、舗装路できたらしいっすよ」
って小耳にはさんで。
舗装路を見に行こうって走ってって。
あ、そういえばあれから5年以上経つのに
近くは何度も通りがかってるのに。
まだ、どこかで認めたくないっていうか
なんとなーく、近づきたくないまま
一度も川原に下りてったことねえな。
はたと気づいて。

あ、これじゃねえな。てへっ。

彼が最期に見上げたかもしれない
はざまからのぞく小さい空は、
されどとても青くて、深かった。
ブログの書き方。
まだ、よくわかってない。