キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「呼び出し」と「絶望的にジョグする気がないときあるある会談」(前編)

8月15日の昼下がり。
こんなメッセージがすっとんできた。
marucolini20170815

「ご予定があるようでしたら・・・」
とあるが、これは拒否権のない呼び出し。
召集、あるいは徴集と換言してもいい。

ドキドキしながら「ぜひぜひ」と返した。



というのも、ですね。

マルさん、地図夫さん(マル旦那)
そしてユキねえさんには
どでかい借りがあるゆえ。



。。。



さかのぼること、およそ2ヶ月前。
6月19日。

突発性難聴が治り、有頂天で。
「これからガンガン、ジョグしたる!」
「連夜、飲めや歌えやの全快ウタゲ山びこ打線じゃ!」

息巻いてるおれさまちゃんに
うれしいおさそいが届いた。

マ「おめえ、キクチよぉ。渋谷で飲るぞぉ」

マルさんご夫婦と3人でウタゲ。
数日前からものすごく楽しみにしてて。



楽しみにしすぎたあまり。
出だしからアルコホールを
キロ2ぐらいでツッコみ。

あまつさえ、風の噂をキャッチした
ユキねえさんが凸してきて。

てんしょんまっくすになったおれは
気づくと、おうちの寝室にいた。



朝方。
目の上がごわごわ、うっとうしいので
ベリっとそれをはがしたら
ブラッド的なものが噴き出してきて。

「なんだなんだ?」

洗面所で鏡をのぞきこむと
眉間から眉毛にかけて
フランケンシュタインみたいな
傷跡があって。

顔がボッコボコに紫に腫れてる。



夜が明けて起きたにょうぼうが
前代未聞に鬼神のような顔をして
説明してくれた情報を総合すっと。

○店だか渋谷駅だかで
酔っぱらって階段を踏み外し

○顔面から落下

○救急車で搬送

○にょうぼうに連絡をとってくださり

○にょうぼう、タクシーで病院へ

○治療を終え、タクシーで帰宅

救急車で暴れ。

打ちどころがアレだってんで
CTスキャンをとろうとしたケド
暴れててブレブレでよくわかんなかった。
そうだ。。。



横たわるおれに。
「あんた、ほんとジャマ!
どいてよ、もう!」

出会って四半世紀ホド。
前代未聞の阿修羅面怒り、だ。

「まずマルさんご夫婦に
ちゃんと謝っときなよ!」

「もうホント、一歩間違ったら
死んでたかもしんないんだからねっ!」

ドア、バタンッ!

いちいち、ごもっともである。



。。。



おれは、というと。
記憶にあるのは。

あるじゃないすか。
酩酊のふちで。のちのち断片的に
「言われてみればこんな光景あったかも」
フラッシュバックするパッターンで。

起き上がろう起き上がろうとして。
「キクチ、アタマ動かしちゃダメだよ!!!」
ってマルさんにどやされ続けてたのは。

まわりの風景から
救急車のなかだったのかな()

ぐらいしかわかんなくって。
これがおれの初救急車!



だもんだから。これはさすがに。
「ネタ的にオイシイ」とかぬかして
ブログに書くわけにはいかねえ。

迷惑のかけ方が不快指数100パーだし。

おれがあいつらだったら
「キクチとは二度とねえですな」
って、おもう。ゼッタイ。

ので、奥歯に何かがはさまったような
こういう、過去エントリー。
リハビラー(2017/06/25)
デキるオトナの生産性の上げかた、みたいなこと(2017/06/27)



からの~。
冒頭のメッセージ。

ね?

これは「おさそい」じゃなくて
「呼び出し」「召集」なのよ。
おれからすっと。

下北沢という名の「体育館の裏」に。
拒否権も、黙秘権もとうぜん、ない。



でもでも。
おもいっきしポジティブシンキングすっと。

そういう
「キクチとは二度とねえな」
なことやらかしたのに。

声をかけてくだすった。
ということが、うれしかった。



あ、いや。
うれしいっていうか
ありがたいっていうか。
なんていうのかな。

よしんば、出席裁判でも弾劾裁判でもいい。
フルボッコはロンのモチとして。
「フルボッコにされる機会でさえ与えられた」
みたいなニュアンス。



そんなんビビリ100に決まってるし、
できれば避けてとおりたいケド
焼け石に水的な菓子折りを小脇に抱え

乾杯するやいなや、差し出す。

。。。

地図夫(←なんで敬称略なんだぜ?)
「いやあ、あれはちょっとビックリしたよ。
あ、もうこの話はもういいや、やめとこう」



(え、そんなん?)
(なかったことにしたいレベルなの?)

マルさんご夫妻もユキねえさんも
すごくやさしいひとたちで、かつ
成熟しきったオトナでいらっさるので
なごやかっぽいフインキを
出そう出そうとしてくだすってるが。

「あ、もうこの話はもういいや、やめとこう」

ぐらいの黒歴史ですよね。
そりゃ、そうっすよね。

こ、これは。。。
お、おもった以上に、闇、深ええええ!

おのののののく。



表題。
「呼び出し」と「絶望的にジョグする気がないときあるある会談」

自他ともに認める
純度の高い「ランブログ」としては。
前半部「呼び出し」は、ほんのマクラで
後半部が主題なつもりだったのに。

前半部はさらっと触れるにとどめて
後半部がっつりいく予定だったのに。

ジョグの話なんか、
まだまだ先のほうで、霞んで見えねえ。
それどころじゃねえ。。。



ここまで、あの晩のことについて。
おれが知ってるのは
にょうぼう情報のみ。

にょうぼうは、身元引受人として
にょうぼうが到着するまで
病院にいてくだすったマルさんご夫妻
のことしか、認識してない。



それとて、
にょうぼうの断片情報だから
知らないことはいっぱいあるんだろうが。

ユキねえさんが登場してきてない。

「ひょっとしてユキねえさんは。
コトのテンマツをよくは知らねえのか?」
ぐらい、おもってた。ショージキ。



乾杯して。
そのユキねえさんがクールに
いや、一部ゲキアツに
コトの次第を語りはじめ。

おれはユキねえさんの
辣腕ぶりを知ることになるのであった。

つづく。