キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ブログにおける間(ま)みたいなこと

いわゆる演芸、
漫才やらコントやら落語やらお芝居やらで
おもしろさの要素は間(ま)で決まるんだぜ。

みたいな、みんな知ってるようなことを
クソシロートが高説ぶりたいわけじゃなくて。
でもちょっと、知った口をききたくって。

間(ま)についての、おもいつき。
フラッシュアイディーア。



あ、先に言っとくと。
おれ自身は、というと
間(ま)というものが致命的に使えなくて。

だからこそ、このクソ辺境でもそうなように。
伝えたいことがあると
とりあえず言葉を重ね、だらだら長くすりゃ
どっか拾ってもらえんだろ、とおもってる。
(でもって、それがことごとく裏目に)

ので、間(ま)をうまく使えるひとは
うらやましくてしようがないし
トレーニング(?)によってあるていど
身につくものかもしれないケド、キホン
持って生まれた感覚なりセンスだと諦めてる。

なので、高説とか知った口なんかじゃ
けしてなくて、ただの嫉妬だ。



ここから、だらだら書いたんだが
いらなそうなので中略しますね。




間(ま)にかんして。
じぶんが、ブログで気をつけてるのは
句読点と改行。

句読点と改行がアレだと
おんなじことを書いてても、読みづれえ。
読みづれえってのはすなわち
リズムが悪い、間(ま)のとり方がなってない。
ってことで。

ブログなんてものは、
原稿用紙に書くわけじゃないので
改行の仕方とか、行アケの仕方がモノを言う
ってことも、大いにあるとおもってる。

とか、前にどっかでくり返し言ってんな。



でも、それっていうのは。
元あるものに細工をほどこしたに過ぎない
もので。

なんていうか。
すげえ根本的なところに戻ると。
クソブサイクが美容整形したようなもんで。

いくらカネをガンガンかけて
最高級の技術でもって手術をしたところで
素で超絶イケメンなひとには
どうやったってかなうべくもない。
みたいな。



たとえいくらおもしろいことを
畳みかけたところで、
間(ま)のとり方によっては
おもしろくもなんともなくなってしまう。

落語でおんなじ演題をやっても
このひとがやると何度きいても腹抱えるのに
こいつのはくすりとも笑えない。とか。

漫才のこのネタは
このコンビの空気感だからこそ笑える。
みたいなことで。



糸井重里の「ほぼ日」で。
糸井重里が誰かと対談する企画がすきなんだが
コレおもしれえとおもって
うへえって関心するのって

よくよく考えると、写真の使い方だったりして。



写真ったって、しょせん対談企画だから
せいぜい、糸井重里(とか対談相手)が
語ってる像か、笑ってる像か、
考えこんでる像。

言ってみりゃ、ただのオジサンの写真。
ビジュアル的にとくにキレイでもない。

が、その挿むタイミングがゼツミョーだったりして
それこそが間(ま)の妙だな
っておもったりする。



ハナシがあいまいすぎるので、たとえば。
コレは対談ではなく語りなんだが。

「ほぼ日」で、おれ的には歴史に残る
名コンテンツに「2013年あんこの旅」
っていう、糸井重里があんこの魅力を
あますところなく語る、ってのがある。

「2013年」てんだから、もう
4年近く前のコンテンツだ。

そのなかの「小豆ジャム」ってのが
もう、テキストだけで抱腹絶倒もんなのに

マジメな顔して語る糸井重里の写真が
まったく適切な場所に挟み込まれてることで
さらにその抱腹絶倒を増幅させてる。
糸井 で、ある日ぼくは、
バタートーストに小豆のジャムをのせたら、
これはうまいだろうなぁと、自然に考えました。
の直後のやつとか。



間(ま)って、こういうこと。
むやみに射しこめばいいってもんじゃないし。
たとえば写真だとしても
オモシロ画像ならなんでもいいってもんじゃない。

ここしかねえってとこに
ここしかねえものを、挿しこむ。
あるいは、挿しこまない(何も言わない)

らへん。

間(ま)のとり方が心地いいブログって
読んでておもしれえよなあ。
そういうの、書けるようになりてえなあ。

って、おもいましたとさってだけのハナシ。

クソ辺境は、
画像をそんなに使わない部類なので
テキストだけでうまく間(ま)をとれたら
いいなあって、どうすりゃいいんだろうなって
考えるだけ考えてる。



。。。



きょうは書くネタがなくって。
途方にくれてたところ、さるインスパイアから
こんなん、どうでもいいエントリー。


なお。
きょうちょっと書こうとおもってた
「おれにとっての『萌えコース』への想い」
は、またいずれ(やんねえフラグぇ)。



間(ま)っていう意味では
授業中、学生がうるせえとき。
教員が「うるせえ」とか「静かにしろ」
って言うんじゃなく、しばらく黙っちゃう
ってテクも、なかなかだなあっておもう。


会議とかプレゼンでも
それで「うっ!」って目をひく
みたいなこと、あるよね。