キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ジョン・レノン VS 火星人

あ、タイトルは出オチでとくにイミナシね。

12月8日はジョン・レノンの命日だから
何かジョン・レノンのこと書こうとおもってて。
そしたら中学か高校のとき読んだ
高橋源一郎の本のタイトルが浮かんできて。

どうせなら表題を
かっきぃさんのブログっぽくしちゃえ。
ってだけのこと。



高橋源一郎の『ジョンレノン対火星人』。
内容なんか、ビタ一文憶えちゃいねえ。
が、読んだときすげえ衝撃を受けた。
ということだけは、憶えてる。

どうでもいいな。措く。



で、別に命日ってだけで、
生誕も没後も、とくにキリのいい年でもねえのに
なんでいまさら書こうとおもったのかわからない。

たぶん、ワタナベさんのブログを読んでから
ラジオでたてつづけに
ジョンレノンの曲を聴いたっても、あるんだろう。

そのなかで。
季節的に『クリスマスのおうた』とか
『イマジン』とかそういう、代表曲中の代表曲
的なのを流しゃいいのに
インスタントカーマを流してるとこがあって
なんだかミョーに納得しちゃった。
ってのも、あるんだろう。



で、おれはわりかしジョン・レノンが大すきなんだが。
たぶんそんなひと、世界に10億人単位でいるとおもうし。
リアルタイムではほとんど知らないし。
ホント、なんでいまさら
書こうとおもっちゃったんだろうな?

ジョンレノンが撃たれたのは1980年で。
おれが6歳のときだから
知っててもよさそうなもんだが。

リアルタイムの記憶はほとんどない。

母親は団塊の世代で
がっつりビートルズ世代のはずなのに。
「不良が聴くものだとおもってた」
と言ってるようなアレだったので。

ビートルズに触れるような
家庭環境下には、ビタ一文、ない。



かといって、別に。
母親がとくだん生まじめだとか
母親の家がすげえ厳格だったとかではなく。
ビートルズを聴く中高生がマジで不良だった
とかでも、ぜんぜんなく。

1960年代の日本の田舎って
そんなもんだったらしい。
情報量的にも、伝達速度的にも。



ビートルズとかジョンレノンはわりと大すきで。
たぶん、同年代の音楽やってないひとのなかでは
トップクラスに知ってるほうだと、おもう。

ってそのつまんねえ矜持、意味あんだろうか?
「お相撲さんのなかではトップクラスにマラソン速い」
みたいな。

ともあれ。
ビートルズ世代のボスと、濃厚に打ち解けられた
要素のひとつに「ビートルズを語れる」
があったことは、間違いない。

って、ボスと打ち解けられた要素を考えてみると
「おさけ大すき」
「野球大すき」
「ノンポリ中のノンポリ」
「無宗教中の無宗教」

思考系統のほとんどだいたい全部じゃねえかよ。
っておもったりおもわなかったりする。



あ、出し抜けにフェイバレットを挙げとくわ。

1 アデイインザライフ
2 ジェラスガイ
3 ストロベリーフィールズフォーエバー

別にこれがベスト3とかそういうわけじゃなくて
パッとおもいついたのがこれ、ってだけのこと。
ほかにも「こっちのがすきかも」ってのいっぱいある。
が、めんどくさくなるので、措きまする。



「ビートルズで誰がいちばん好き?」
みたいな野暮ったい質問があるとすると。

「ジョン」って答えるのが
気恥ずかしかったりする時期がある。
なんかこう、斜に見てる感っていうか。

だからといって「ポール」ってのもアレだし。
とかで、「ジョージ」とか言っちゃったりする。

じっさい、ポールの曲ブームとか
ジョージの曲ブームみたいのが
もちろんリンゴの曲ブームみたいのも
定期的に訪れたりもする。
ってのは、措いても。

何周かして、けっきょく。
「ジョン」ってこたえる。

ぐらい、ジョンレノンが大すきなほうだ。



で、ジョンレノンは大すきなんだけど。
狂信的に、盲目的にすきかっていうと
別にそこまでではなくて。

いや、「そこまでではない」っていうと。
そうすきでもないように取られちゃうが
大すきは大すきで。

それは何なんだって考えたら。

たぶん、歌とか声とかがすきなんだ。
ということに気づいた。

逆に何で
「狂信的に、盲目的にすきなわけではない」
かというと、わけわかんねえ芸術家気どりとか
全裸でベッドインとか、チョーきめえっていうか
ものすごくやだなあっておもってて
「日本人を代表して、ほんっとうにゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」
って気持ちでいっぱいだ。



何らかの作品が発表されたとき
その作り手の素性、素顔、みたいのを探るとき
とかく「作品を、作り手自体に投影する」
的なことがおこなわれがちだ。

あれ、何なんだろね?
「健やかなる精神は健やかなる肉体に宿る」
の曲解パターンみたいなやつ。


そういう意味では、おれはジョンレノンに関しては
作品を作り手と切り離して
考えることができてるんだろう。

だからどうしたてわけじゃないし
そこらへんを話しはじめると長くなるので、措く。

でも、そういうのってあんがい
大事なんじゃないかって、おもう。