あ、タイトルは出オチでとくにイミナシね。
12月8日はジョン・レノンの命日だから
何かジョン・レノンのこと書こうとおもってて。
そしたら中学か高校のとき読んだ
高橋源一郎の本のタイトルが浮かんできて。
どうせなら表題を
かっきぃさんのブログっぽくしちゃえ。
ってだけのこと。
*
高橋源一郎の『ジョンレノン対火星人』。
内容なんか、ビタ一文憶えちゃいねえ。
が、読んだときすげえ衝撃を受けた。
ということだけは、憶えてる。
どうでもいいな。措く。
*
で、別に命日ってだけで、
生誕も没後も、とくにキリのいい年でもねえのに
なんでいまさら書こうとおもったのかわからない。
たぶん、ワタナベさんのブログを読んでから
ラジオでたてつづけに
ジョンレノンの曲を聴いたっても、あるんだろう。
そのなかで。
季節的に『クリスマスのおうた』とか
『イマジン』とかそういう、代表曲中の代表曲
的なのを流しゃいいのに
インスタントカーマを流してるとこがあって
なんだかミョーに納得しちゃった。
ってのも、あるんだろう。
*
で、おれはわりかしジョン・レノンが大すきなんだが。
たぶんそんなひと、世界に10億人単位でいるとおもうし。
リアルタイムではほとんど知らないし。
ホント、なんでいまさら
書こうとおもっちゃったんだろうな?
ジョンレノンが撃たれたのは1980年で。
おれが6歳のときだから
知っててもよさそうなもんだが。
リアルタイムの記憶はほとんどない。
母親は団塊の世代で
がっつりビートルズ世代のはずなのに。
「不良が聴くものだとおもってた」
と言ってるようなアレだったので。
ビートルズに触れるような
家庭環境下には、ビタ一文、ない。
*
かといって、別に。
母親がとくだん生まじめだとか
母親の家がすげえ厳格だったとかではなく。
ビートルズを聴く中高生がマジで不良だった
とかでも、ぜんぜんなく。
1960年代の日本の田舎って
そんなもんだったらしい。
情報量的にも、伝達速度的にも。
*
ビートルズとかジョンレノンはわりと大すきで。
たぶん、同年代の音楽やってないひとのなかでは
トップクラスに知ってるほうだと、おもう。
ってそのつまんねえ矜持、意味あんだろうか?
「お相撲さんのなかではトップクラスにマラソン速い」
みたいな。
ともあれ。
ビートルズ世代のボスと、濃厚に打ち解けられた
要素のひとつに「ビートルズを語れる」
があったことは、間違いない。
って、ボスと打ち解けられた要素を考えてみると
「おさけ大すき」
「野球大すき」
「ノンポリ中のノンポリ」
「無宗教中の無宗教」
思考系統のほとんどだいたい全部じゃねえかよ。
っておもったりおもわなかったりする。
*
あ、出し抜けにフェイバレットを挙げとくわ。
1 アデイインザライフ
2 ジェラスガイ
3 ストロベリーフィールズフォーエバー
別にこれがベスト3とかそういうわけじゃなくて
パッとおもいついたのがこれ、ってだけのこと。
ほかにも「こっちのがすきかも」ってのいっぱいある。
が、めんどくさくなるので、措きまする。
*
「ビートルズで誰がいちばん好き?」
みたいな野暮ったい質問があるとすると。
「ジョン」って答えるのが
気恥ずかしかったりする時期がある。
なんかこう、斜に見てる感っていうか。
だからといって「ポール」ってのもアレだし。
とかで、「ジョージ」とか言っちゃったりする。
じっさい、ポールの曲ブームとか
ジョージの曲ブームみたいのが
もちろんリンゴの曲ブームみたいのも
定期的に訪れたりもする。
ってのは、措いても。
何周かして、けっきょく。
「ジョン」ってこたえる。
ぐらい、ジョンレノンが大すきなほうだ。
*
で、ジョンレノンは大すきなんだけど。
狂信的に、盲目的にすきかっていうと
別にそこまでではなくて。
いや、「そこまでではない」っていうと。
そうすきでもないように取られちゃうが
大すきは大すきで。
それは何なんだって考えたら。
たぶん、歌とか声とかがすきなんだ。
ということに気づいた。
逆に何で
「狂信的に、盲目的にすきなわけではない」
かというと、わけわかんねえ芸術家気どりとか
全裸でベッドインとか、チョーきめえっていうか
ものすごくやだなあっておもってて
「日本人を代表して、ほんっとうにゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」
って気持ちでいっぱいだ。
*
何らかの作品が発表されたとき
その作り手の素性、素顔、みたいのを探るとき
とかく「作品を、作り手自体に投影する」
的なことがおこなわれがちだ。
あれ、何なんだろね?
「健やかなる精神は健やかなる肉体に宿る」
の曲解パターンみたいなやつ。
そういう意味では、おれはジョンレノンに関しては
作品を作り手と切り離して
考えることができてるんだろう。
だからどうしたてわけじゃないし
そこらへんを話しはじめると長くなるので、措く。
でも、そういうのってあんがい
大事なんじゃないかって、おもう。