キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ムスメっこのマラソン大会チャレンジ その3

その2のつづき。

11/28夜、ゴマンエツで飯を食ってると。
「ジツはね、ななちゃんがね。。。」
と、にょうぼう。

なんだなんだなんだ?

トーンからして、けしてプラスじゃねえぞ。
この感じ。

どこか傷めた?
早起きがつらい?
もう走りたくない?



いやいやいやいや。
アレだよ。

「ジツは吉報でしたー」ってパターンだ。
ハイハイ、わかったわかりました。

おれのほうはおれのほうで
カマトトぶって、不安づらしてりゃいいのね。
「え? どうかした?」

「うん」

。。。

。。。

ためてやがる。やるな、にょうぼう。
みのもんた的なやつね。

待ちます、待ちますよ。
からの、ハイドッカーン、でしょ。
うん、ドッカーン。
ドッカーーーーーーーン、な。
お約束は、大事。

。。。

。。。

「うん、みーたんと2人だけで走りたいって」
「女の子同士、もっと話したいことがあるみたい」


ガビーン(←20世紀ぇ)
あるいは、がちょーん(←20世紀ぇ)


そ、そうすか。オヤジはすっこんでろ。
って、ことっすね。
からの~、は、なしなのね。
ウラのウラは、ふつうにオモテ、なのね。

思春期、おそロシヤ。。。



とか、もうね。
我を見失ってダジャレをカマすじぶんに
「そんなんだから思春期発動されんだよ」
ネガティブスパイラル花盛り。

カーニバル、あるいはフェスティバル。

「お、お、おうよ。。。」
動揺が隠しきれない。



あまつさえこの、伝言ゲームな感じ。

直接言ってくれりゃいいのに
第三者(にょうぼう)から伝え聞くとか。



中2のときだったか。
気になってしようがない女のコがクラスにいて。
でも、チキンハートなもんだから
とてもとても、本人には言えない。

チキンハートなうえに、クソブサイクで
チョーネクラなニキビづらなもんだから
とてもとても、本人には言えない。

分際はわきまえてる。
遠くから眺めてるだけで十分ですってば。



そんなある日の放課後。
おれが不在の教室で。

「キクチは○○ちゃんがすきらしいよ」
どういう話の流れからか、○○ちゃんに伝わった。
らしい。

○○ちゃん、そりゃロンのモチ
二つ返事で拒絶しますわな。



なんてことが行われてたということを
翌朝登校して誰かから聞いた。

なにおれの知らないとこで
おれ、勝手にフラれてんだろう?

すげえ欠席裁判だ。

おれの想いが、おれ不在の場で、
誰かから○○ちゃんに伝わり
「○○ちゃん激しく拒絶」ってことが
誰かから、おれに伝えられる。

面と向かってフラれたほうが、100倍ラクだわ。



みたいな苦い想い出がフラッシュバックした。

という、わざわざここで書く
必要性がまったく感じられないことを
わざわざ書いちゃうぐらい

狼狽した。しますわな。



「でも、それはまいにちじゃなくって。
たとえば『月水金はいっしょに走る』
ってことにすりゃいいんじゃない?
って、ななちゃんが言ってたよ」

それがムスメっこ、
あからさまにうろたえてる42歳男性を
大きくクリアするクレバーさでもって
折衷案というか、妥協点を提案する
小6女子の口から出たものなのか。

あるいは、目の前で中年オトコが
あまりにもうろたえてるもんで
ちょっとでも狼狽を和らげようとする
にょうぼうの、とっさの機転なのか。

真実は知らないし、
そんなこと、どうでもいい。



とりあえず、明日火曜朝はおれ、蟄居。
次の出番は、あさって水曜。

11/30水曜朝。
本来なら、出番にもかかわらず。
「そんなん、知るか」
かんぜんにやさぐれ、フトンから出ない。
ていうか前夜、りょうたさんとかと飲みすぎて
アタマ、ガンガンだし。
おとなげなく、ぶっち。

12/1木曜朝。
「どうせもともと蟄居な日でしょ」
ぶっち。っていうか雨だったのかな。
で、中止。

12/2金曜朝。
「さすがに、ちょっと行っとくか」
平静をよそおい、ちゃんと起きて
準備をし、みーたんを待ちかまえる。



もともと。
ムスメっこと走ろうと提案したのは。
おれのなかに源氏物語絵巻が展開されてて。

「ムスメっこと走る」というテンションを
いい張り合いにして、ちゃんと早起きする。

まず、1人でマイコース10.6kをジョグ。

ムスメっこがジョグに慣れてきたら
なわとびを取り入れる。

子どもたちと2kぐらいジョグをする。
(=おれにとってはダウンジョグ代わり)

平日朝でまっくす60kぐらい稼げる。
そうはうまくいくわけないので。
1人のジョグを仮に2日サボったとしても
40kは稼げるじゃん、と。

おまけに、なわとびもカマせるじゃん、と。



まあ、そんな源氏物語絵巻は
やっぱ夢物語でしかなくって。

この週、
月曜、子どもたちと2k。
(とんでとんでとんで)
金曜、子どもたちと2k。
まさかの、計4kぽっち。

うぃず、ノーなわとび。。。

現実って、そんなもんだよね。
おれ、何を描いてたんだろ。



いいオトナなおれがそんな
およそオトナとはおもえないやさぐれを
展開してるなか。

子どもたちは、雨が降った1日を除き。
まいんち、ちゃんと、東名まで走ってる。
エライ!
親の顔が見てみたい。

ただ、ちゃんと走ってはいるものの
おそらく、ペースは相変わらずだろう。
ムスメっこのトレーニング
としては、やっぱちょっと足りない。

そこをどっかで打開せねば!



伝言ゲームでもって
まさかの「約30年ぶり2度目のフラれ」
を体験してしまった父親。

(あ、コレ、高校野球でよくある
「3年ぶり7回目の出場」テイストに
寄せようとしたのに、わざわざ
説明しなくちゃわかんないばかりか、
説明したのが野暮って感じになっちゃった。
措きまする)

ともあれ、そんな父親は
新たな野望をムクムクさせるんであった。

つづく。