「明日から朝、パパといっしょに走ろうか?」
「うん、いいよ」
キタコレ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
つくばマラソンから4日たった木曜の夜。
超絶ビッグシティー・狛江にある超絶豪邸で
交わされたそんな会話から、
この、書き手が飽きたら途中でもソッコーで
終了するであろう不定期連載は、はじまる。
*
「ソレ、なに気どりだよっ!」は、措いて。
*
おととしから体育の重点校(?)になり
マラソン大会が開かれるようになった
ムスメっこの小学校。
今年度のマラソン大会は、2/12(日)
11月最終週ベースで、あと11週ある。
*
例年12月。
「生きる意味を考え出してしまう」程度に
仕事ブームがやってくるおれも
今年は人並みの生活が送れそうなフインキ。
あんど、秋シーズン終わってやれやれ、から
(せっかく珍しく人並みな年末なんだし)
リスタート切っておきたい時期。
とはいえ、気持ち的にカラダをそう
動かしたくない時期でもある。さみいし。
*
ムスメっこは、
おととし4年生のときは4位
きょねん5年生のときは3位、だった。
ちなみに、去年のやつ。
⇒【ソクフォー】ムスメっこのマラソン大会(2016/01/31)
親のひいきの引き倒し目線によると
「今年は1位、ねらえんじゃね?」
なので。いっしょに走りゃ。
○ムスメを強化でける。
○おれも早起きでける。
ウインウインってやつじゃねえか。
*
ただ。
ムスメっこへオファーを出すに際して
おれには一抹の不安があった。
「便乗していやおうなく早起きでける」
というメリットはあるものの、
当のムスメっこが
「早起きして走るの、やだ、ムリ」
と、蹴られつづけてきた。
今年の冬も、夏も。
なので今回も、なかばダメモトで
提案だけしてみるつもりだった。
ムスメっこはあんがい負けず嫌いなので
「去年3位だったじゃん」
「あれ、ショージキくやしかったでしょ」
「でも、いまから練習すれば」
「今年はイケるよ、ゼッタイ!」
ナドト、二の句を用意して。
そんな謀略が張りめぐらされてるとも知らず
ムスメっこ、あっさり、冒頭。
「うん、いいよ」
キタコレ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
*
「ただね。。。」
ん? なんだなんだ?
ムスメっこは、かなり腕の立つ交渉人である。
たとえば、2人でスーパーに行く。
にょうぼうと行ったときには
買ってもらえるお菓子は100円制限。
だが、おれがムスメっこをしつける気など
さらさらねえことは、熟知してる。
「将来のためのしつけより、
いま、いかにポイントを稼ぐか」
が大事、デアル。
でいて、ムスメっこはぐいぐいは来ない。
「ななちゃん、迷ってんだよねえ。。。」
138円のチョコと、
三ツ矢サイダーキャンディ1袋200円超。
「いいよいいよいいよいいよ!
ママにナイショでどっちもいっちゃえ!」
とか。
たとえば、2人で本屋に行く。
「今月号の『ちゃお』あったよー!」
買ってほしいとは、けしていわない。
ぐいぐいは、来ない。
うーん、しようがねえ。
「お、お、おうよ! や、やるな!」
「ほかに買いそびれてる単行本とかは、ねえのか!!!」
とか、そういう。
*
「ただね。。。」
交渉人・ハズ・カム。
なんだなんだなんだ?
「みーたんもいっしょに走るって」
訊けば。
まったく偶然なのだが。
翌日金曜から、朝、なかよしのみーたんと
いっしょに走ろうねって話はついてたらしい。
というのも。
去年、ムスメっこと3人でジョグした
おんなじクラスの、いぶちゃん。
そのおかげかどうかは知らんが。
いぶちゃんはマラソン大会本番で
前の年より大幅に順位を上げた。
それを訊いて「今度はあたしが!」
みーたんは、考えたらしい。
みーたんは、「ななパパ」の
虎穴に入りたがってるらしい。
キタコレ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
ななパパだか、キクバカだかは
てんしょんまっくす。
*
交渉人・オブ・ムスメっこによると。
みーたんは、
マラソン大会の順位を上げたい、だけでなく
ものすごくすなおだし
約束はぜったいに守るし
一度はじめたことはやりとげる子で。
「だから今年はみーたんをえらんだ」と。
おめえナニサマだよ。
と、おもわなくもないし。
ムスメっこ、なんだか計算高えな。
とおもわなくもないが。
そんなことは、
翌朝からムスメっことジョグでける
キタコレ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
で、雲散霧消してしまい。
あまつさえ、クラスメートによる
「ななパパといっしょに走りたい」爆弾の
キタコレ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
で、有頂天になっちゃったんであった。
うれションだだ漏れな感じで、つづく。