つくばマラソンの陣地のできごとは
きょうも、延期。もったいぶる。
ここで書こうとしてるのは、ただの
KNJ(家族の事情)で、それは
おれにとってはものすごい大切なことだが
ヒトサマにとってはどうでもいいことなので
これ以上みる価値はない。
ということだけ、あらかじめ申し上げておきまする。
*
きのう、イトコの結婚式に出てきた。
つくばマラソンのとき、世話になった
茨城の伯父のムスコ、の式である。
「つくばマラソンのとき」っていうか
4月のかすみがうらマラソンも
毎年、前泊させてもらってる、親戚。
*
茨城の伯父は。
おれの母親のすぐ上の兄。
母親は5人きょうだいの末っ子。
5人きょうだいはあまねく
最低3人以上子どもがいたりとか。
とりあえず人数が多い。
イトコの連れ合いレベルすら軽く脳みそが
沸騰してるのに、
その子どもがぼちぼち結婚しだしたりして
もう完全に訳がわからなくなりはじめてる。
ちなみに、イトコの子どもは
「いとこ違い」っていうらしい。
マメ、な。
ちなみのちなみに。
父親は11人きょうだいで
あまつさえぶっちぎりの末っ子なので
イトコ階層のボリュームゾーンから外れてて
イトコ階層すらあんま把握できてない。
父方も母方も、盆暮れ
わりと集まってたのにな。
*
母方の親戚。
おれが子どものころは盆暮れ
母のいなかの浜松に集合してた。
母方のイトコは、ボリュームゾーンが
だいたいおれから5~10上で
浜松に行きゃよく遊んでたので
きのう、15年ぶりだかに会ったイトコも
気持ち的になんのブランクもなく
「タカちゃん」「ヒロシくん」呼ばわりで
昔話に花を咲かせられる。そういう感じ。
ただ、わりと最近だとおもって話してると
軽く四半世紀とか30年前のことだったりして
じぶんらもクソじじいになったなあ
とか、笑い合う感じ。
ひさびさに、濃厚な遠州弁を浴びまくった。
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とりとめがなくなりすぎたので
一度書いたのを、大幅にカツアイ。
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茨城の伯父とうちの母は5人きょうだいの
4番目と5番目。
齢が2つしか変わらないとか
伯父が優秀なひとなので、母はその伯父を
むかしから全面的に慕っている。
っていうのはどうでもいいとしても。
*
これは前にどっかで触れたことだが。
そもそもうちの両親が結婚したのって、アレだ。
東京の大学に入ることになって
上京した茨城の伯父。
大学の寮が川崎の溝の口にあって。
貧乏で仕送りもろくになかったし
学習塾のアルバイトをしていた。
その教室ってのが、父の実家の目の前の
材木屋の離れで。
そこで、父も書道教室を間借りしてて。
そのどっかの時点で
父と浜松から出てきた貧乏学生がバッティングし。
父が浜松から出てきたその青年を気に入り
めぐりめぐって、その青年の妹と結婚して
おれが生まれた。
的な縁もあるが、これもどうでもいいな。
*
でもこれは父親から訊いた
ざっくりしすぎたハナシで。
伯父とかほかの親戚から訊くと
ずいぶんと違うハナシになってんだが
それもここではどうでもいい。
*
。。。
*
きのう結婚したのは、茨城の4男。
親戚のニックネームって
「(伯父伯母のファーストネーム)おじさん」
「(住んでるところ)のおじさん」
っていう2パターンだったりするが。
母方はだいたい「住んでるところ」。
上3人は浜松なので町名。
和合とか、村櫛とか、元浜、とか。
なので、茨城の伯父は「茨城」。
うちは「川崎」だ。
このパターンは、
引越したりしても呼称はおんなじで。
うちはいまでも「川崎」で。
「狛江」とか「超絶ビッグシティー」
に変わることは永遠に、ない。
*
で、何が書きたいかというと。
おれはきのう、なんだかすごくうれしくて。
感極まってしまった。
ムスメができたサッコン。
ヒトサマの結婚式に出ると、
じぶんがどっち側であろうと
新婦の父親に感情移入しちゃうようになったが
それは措いて。
*
というのも母方の親戚は、ここ数年。
バッドニュースつづきだった。
伯父伯母の連れあいが亡くなったり。
イトコ階層だって、年齢的にはまだ
働きざかりなのに、けっこうな病気になったり
亡くなったりが、たてつづいた。
親戚が集まるのは葬式ばっか、だった。
*
中でもショッキングだったのは。
3年前にイトコが事故死したことで。
「茨城」の長男。おれの1コ下。
それからというもの。
これはおれの思い込みかもしんないが。
いつも笑顔の絶えなかった茨城の伯父伯母が
心から笑えてない感じがしてて
「でもまあ、しようがないよなあ」
っておもってた。
春と秋にマラソンで前泊するときも
すげえ歓待してもらえるし楽しいんだが
どこかに何らか影が支配してるというか
何となくみんな気付いてて
でも誰も積極的には触れない感じというか。
*
そんな伯父伯母が。
きのうは、ずっとすげえニコニコしてた。
ひっさびさに、心から喜んで、笑ってる。
のを見てたら。
「ああ、ほんとうによかったなあ」って
こっちまですげえうれしくなっちゃって、
感極まっちった。
そして、飲みすぎちった。