多摩川の河川敷を走ってて、
知り合いに出くわしたことがない。
ブログ村に登録したころは
「そのうち知り合いも増えて。
『ここらへんでいつもお会いしますよね』
みたいなひとがでけたり。
『かならず知り合いに会っちゃうから
じぶんのペースで走りきれなくて困るよー』
みたいなことになったらどうしよう」
ワクワク、していた。
*
ブログ村には。
多摩川をホームコースにしてるかた
けっこういらっさる。
にもかかわらず、ふつうにジョグしてて
出くわしたことはない。
だもんだから。
千葉の海岸沿いのかたがたの
「走ってると『motoさーん』って声が遠くから聞こえた」だの
「ぐうぜん○○さんとバッタリ。しばらくお話ししながらごいっしょした」
ってのは、都市伝説で。ややもすると
リア充自慢のでっちあげじゃねえか。
ぐらいのことをおもってた。
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。
*
多摩川河川敷ってっても。
「月例川崎」でsugiさんやヒロダディさん、
ハロさん、まさかずさんとお会いしたり。
世界六大レースの一角としておなじみな
「狛江ロードレース」の会場に
プロシードさんがママチャリで
ひょっこり現れたりするのも。
テンションはそうとう上がるが
ちょっとニュアンスが違う。
偶然性? 突発性?
みたいなものに飢えているんである。
多摩川民というものは。
*
そんなきょうび、昼下がり。
こんなLINEがすっとんできた。
萌え太郎さんである。
偶然というにはじゃっかん
仕込み臭を帯びてるものの。
予定なくいきなり「どうよ?」的な突発性。
そうそうそう、こういうのこういうの。
苦節42年、とうとう来ましたね。
もとい、いらっしゃってくだすったんすね。
二つ返事でごいっしょさしていただくことにした。
二人称の不自然さは、つっこまない。
*
なお。
萌え太郎さんとは家が5kと離れてないので
いっしょに走りたいっすね
みたいなハナシはしていた。
先々週の日曜。
そして、きのう。
熱心にさそってくだすって、うれすい。
連続でつごうが合わなくて、
申しわけないなとおもってた。
っていうか。
「萌え太郎、あんなマスクして
あんがい肉食オラオラ系だな」
おもったりおもわなかったり、した。
(敬称略)
サッコン、にわかに美女ガーの注目を集める萌え太郎。
こうやってネガティブ情報(?)
を流布することによって。
幻滅した美女ガーが間違えてキクチに振り向くのではないか。
あるいは、官九郎さんが往年の輝きを取り戻せるのではないか。
そう、おもったりおもわなかったりして。
(敬称略アゲイン)
*
でもアレだよな。
このやりくちって。
「けっきょくキクチの悪だけが露呈して
ますます総スカンを喰らう」
の黄金パターンだよな。。。
杉山、潮崎、鹿取、ぐらい。
五十嵐、盛田、佐々木、ぐらいの。
*
集合時間の5分前。
おやくそくした場所に行くと。
萌え太郎さんはすでに、スタンバってた。
まじ、好青年だなとおもった。
挽回に、必死だ。
で、15kほど。
諸事情によりキロ6オーバーでぽくぽく。
ジョグしにきたんだか
ジョグを口実におしゃべりをしにきたんだか
ぐらい、ずっと喋りつづけてて。
すげえおもしろかったんだが
そういうのをつぶさにブログに書くのは
なんでか知らんが控える風潮があるので
てめえのどす黒い胸の中に秘めとく。
※どす黒いのはキクチの薄っぺらい胸であって、トークの内容はまったくどす黒くない。
*
印象深いトークをひとつだけ挙げるならば。
きょう午前中にご家族で、しかもご本人は
お子さんをおんぶして高尾山を登ってきたのに
まったくラクショーな感じでジョグしてて
ビックリした。
「TJARで優勝した選手なんて
18㎏の重りを背負ってフル3時間6分で
走っちゃうらしいですよ」とか。
萌え太郎さんよ、おまえさんは
何とくらべて、何を目指してんだっておもった。
あと。
フルを3時間半を大きく上回ってたり
ウルトラを完走したりしてるのに
ほぼ土日しか走ってないとか
ビックリした。
なんだその、ぽてんしゃる。
あと。
電灯おじさんと人間くささの話。
。。。
「ひとつだけ」じゃねえじゃねえか。
つうか、電灯おじさんと人間くささの詳細は!?
措きまするぞ。
*
そんなわけで。
おれはすげえ楽しかったんだが。
話しぶりからして、たぶん。
萌え太郎さんは「走りはじめて2年目」として
「走歴だけは少し長くなってきたこのクソバカ」
に、ジョグに関する有益なことのひとつも
聞き出そうとしてたんだとおもう。
だが、それに応じられたかどうかはギモンだ。
応じられてない自信がマンマンだ。
っていうか、だいたい。
それをしたいんなら
あきらかに人選ミスだ。
責任転嫁ぇ。
*
こんなんで、萌え太郎さんは、
ふたたびいっしょに走ってくれるだろうか?
別れたあと、キョライした。