キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

レディーボーデン

「スーパーに行くなら、ついでに
あたしのアイスを買ってきてくれてもいいよ」

わけのわかんない言葉で送り出され、
ムスメっことスーパーへ。

ガリガリくんかパピコを人数分せしめて
お茶を濁しとこう。

おもって。アイスクリーム売場。
目の端にレディーボーデン。
ムスメっこに訊くと、食ったことないと。

人生において、それはなんかいかんのではないか、と。



子どものころ。

父親が仕事帰り。たまーに買ってくる
ファミリーサイズのレディーボーデンには。
すべてのワクワクが詰まってたような気がする。

同時に
「オトナになったらコレを、
独り占めしてぜんぶ食ったるぜ!」
野望を抱くに十分な夢がこめられてた。

そんなシロモノ。
そんなこんなで。
んじゃ、と。ちゅどーん(↓)。

おいしかったでーす(はあと)。
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プレミアムアイス。
的なものがアタリマエになった当世。

30円のアイスキャンデーや
おうちの冷凍庫で凍らすアノ
真ん中でパキッと割ってチューチュー吸うやつ
生協のモナカ

が、アイスのほぼすべてだった時代。
に、元気に貧困に育った身としては。

いまの子どもにとって
レディーボーデンがどういうものかは
わからん。

変わらず「ウホッ」なのかもしれないし。
「なーんだ、ハーゲンダッツじゃねえのかよ」
「レディーボーデンとか、知らねえよ」
かも、しれない。



にもかかわらず。
なんで、スーパーのアイス売場でおれは。

「レディーボーデンを知らないような人生は
なんかいかんのではないか」

と、おもったんだろう。

レディーボーデンそのものというより
それらを取り巻いてたワクワク感
なのかなあ。

サタデーナイトポエムぇ。。。