映画『東京オリンピック』がすきだ。
ふだん映画はほとんど観ないんだが
あの画の感じ、というかフンイキがすきで。
テレビでやってると、ついつい。
きょうの午前中も、観てしまった。
映画には、昭和39年の東京の
街の風景がよく出てくる。
「1964年」よか「昭和39年」
ってほうがそぐう。そんな感じの風景。
たとえば。
マラソンの折り返し、飛田給の駅前には
とうぜん、味の素スタジアムなんてまだない。
でも、あすこをアベベが走ってたんだなあ。
と、ちょっと、感慨。
たとえば。
選手たちが練習をする織田フィールド。
グラウンドのまわりは今みたいに木がなくて
近所の平屋建ての民家がよく見わたせる。
そんなとこでボブヘイズが練習してたんだなあ。
ちょっと、感慨。
*
そう考えると、4年後にふたたび開かれる
東京オリンピック。
52年前の映像をみてるうちに、もっとこう。
「おらが村に五輪ピック来るぜYeah!!」
ぐらいな感じで、純粋に、バカっぽく
楽しんどいたほうが、いいような気がしてきた。
ちょっと。
政治的なこととか
カネがいくらかかるとかってほうに
目がいきすぎて。ついつい。
ひややかに見ちゃってやしねえか、と。
そういうんじゃなくって、もっとこう。
政治とか、かかるカネのことは
エラいひとたちにまかして。ショミンは
ショミンで勝手にwktkしてりゃいい。
んじゃねえか、と。