キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

母校でもない中学の同窓会に出た2016夏

8/6土曜、母校でもない中学の同窓会に出た。

そのいきさつとかは、
バックナンバーでほざいてるな。

バックナンバー。
母校でもない中学の同窓会に出た(2010/05/06)
ふたたび母校でもない中学の同窓会に出た(2012/08/06)
母校でもない中学の同窓会に出て、飲みすぎて、すっ転んでヒザを強打したでござる(2014/08/04)

そんなわけで、おれにとっては
小学校の同窓会。
マイソウルタウン・オブ・溝の口へGOした。



よくわかんねえケド。
いまぞ勝負服ぞって感じで。
はりきっちゃって。

ちょっと前にマルさんにいただいた
ぐわぁTをまとうという、まったくもってイミフ。


小学校の同窓会。もとい
母校でもない中学の同窓会。

7、8年ぐらい前から盆暮れ、集まるようになった。
いつも幹事をやってくれる元チャンネーが
去年、お子さんが受験だったので
2年ぶりの開催。

おれはいつもどおり、2次会から。

なんでかっていうと。
1次会は中学の先生が来てたりして。
その先生は、小学校卒業と同時に
隣町に引っ越した身としては。
まったくおれの中学の先生ではないので。
居場所がない、ゆえ。



2年ぶりの開催。

小学校には並々ならぬ思い入れがあるので。
おんなじ日に開催された「ビアぼっち」を
断腸のおもいでぶっちぎってまで、
コンディションを調整する。

というwktkっぷりだったんだが。

2年のブランクが空いたこともあり。
懐かしい小学校時代のおともだち。
懐かしさはビタ一文ないものの、バックナンバーで
どんちゃん騒ぎしてなかよくなった
その中学の「同級生」。

との魔法はすっかり解け。
オールリセットの超絶人見知りちゃん回帰で。

ただでさえ、2次会からってんで。
アルコホール的に乗り遅れてんのに。
膝を抱えて座ったまま、誰とも話せない。

こんなことなら。
大失敗覚悟で、ビアぼっちで景気つけてから
乗りこみゃよかった。
とか、先に立たない後悔をしはじめたり。

2次会、21時からで、
時間的にはじゅうぶん、ビアぼっち行けたし。



見るに見かねた、「たまたま近くに座っちゃったひとたち」が
いたたたたまれなくって、話しかけてくれる。

「うおお、ひさしぶりい! 飲もうぜうえーい!」
「お、おうよ。。。」

「お、きょうも来たのね、キクちゃん」
「お、おうよ。。。」

「キクチくんてたしかアレだよね、西中じゃないけど、高津小っていう」
「お、おうよ。。。」

「キク、たしか自転車やってたよね」
「。。。」
「ばーか、マラソンだよ。なっ、なっ」
「お、おうよ。。。」
「きょうも狛江から走ってきたんだろ?」
「ち、ちげえよ。。。ちがいますよ。。。」

「Tシャツ、イカすな。ナニソレ? ぎゃははは」
「お、おう、似合うか?。。。」

こういう。
超絶人見知りが織りなす
圧倒的な存在感のなさ。

酒場に到着して、15分。
まだほぼ、OとUとYOしか発音してねえ。



むむむ。い、いかん。
イカンガー。

このままでは、おもしろくもなんともねえ。
いや、よしんば。
おれがおもしろく感じなくてもいい。

「コイツ、つまんねえ」
「誰だよ、こんなつまんねえヤツ呼んだの?」
とかおもわれたら、それはある意味
そのコミュニティでのおれイズデッド
ということになる。なっちまう。

なつちまう。中也なていで。
それは、イカンガー。



こんなはずじゃねえ。

チャリで溝の口に向かう道すがら思い描いてた
ウタゲでのじぶん像はこうだ(↓)。

「ティーーーーーーーッス!」
(あるいは「ぃよっ!」
東京ラブストーリーの江口洋介なていで)

からの。

「うおおお、キクちゃんじゃーーん!」
「うえーーい!」
「ぬおおお、キクさーーーん!」
「うえーーい!」
「小学校のときすきだった、キクチくん?(はあと)」
「ふっ」



「じゃ、パンカーーーーーイッ!」
「うえーーい!」
「YEAHHHHH!」
「おれも乾杯させろおおお!」
「あたしもあたしもーーーー!」



ウイットに富んだトーク、
ペラペラペラペラーーーーーーッ

「ぎゃはははは」
「あいかわらず、おもしろすぎるー!」
「まじ、あの頃から変わらぬ、超絶天才ー!」
「こいつにゃ、かなわねえな、くそーっ」

「まあまあまあ、みんな、きょうも楽しく飲・も・う・ぜ!」
「○○ちゃん、ダンナさんを大事にしなきゃダメだぜ」
「ヒーーーーーッ!」


どんだけwktkしてたんだ、おれオンザチャリ。。。
現実はキビシーぜ。。。

こんなはずじゃねえ。
たしかに妄想が過ぎたかもしれん。
ただ、ちょっとは、挽回しなきゃな。

やにわに。
20秒でジョッキを2杯。

ゴクゴクゴクゴクゴクーーーーーッ。

パンパカパンパンパーーーーン!
お待たせしましたあ!

すっかり盛り上がり。
ということを認識してたのも、つかの間。

気づいたら。
自宅の寝室に横たわってた。
テレポーテーション機能が、板についてきたぜ。



楽しかった。
が、たぶん、ドロドロに酩酊して。

途中からたぶん。
酔っぱらったらいくらウザがられても
鉄のメンタルでくり出す。
で、おなじみの
「ビートたけしのものまね」
連発したんだろう。

けんのんけんのん。



。。。



4月生まれ、ということもあり。
小学校の中盤ぐらいまでは、
背がいちばん高いほうだった。

ただ、シゲノブというヤツがいた。

シゲノブは、幼稚園の年少組からおんなじクラスで。

ちなみに、幼稚園の年少組は
「きくぐみ」で。
きくぐみのキクチ、きくキクチ、ナドト
ギフテッド並みのオイシサだった。
ということは措いても。



シゲノブは、当時からいちばんデカくて。
いまも、いちばんデカい。

「おなじ齢のなかではすごくデカい」
を自負してたきくキクチは、
5歳やそこらで、世界の広さを、知る。

シゲノブはデカいだけではなく。
圧倒的なギャグセンスのもちぬしだった。
5歳やそこらのきくキクチは、たびたび
世界の広さを、知る。



きくキクチから40年近く経ったきょうび。

シゲノブはいまだに、圧倒的におもしろい。
カレがいるときといないときとで、
同窓会のおもしろさは、15倍くらい変動する。
ぐらい。

齢を重ねたシゲノブは
その人生の過程で「超絶下品な下ネタ」
というウエポンを手に入れ、
いまなお、成長し続けてる。

下ネタが下品すぎるのに、場は爆笑の渦。
おまけに酒がつよすぎるので、しまつにおえない。

どうおもしろいのか。

ここで再現したいのはヤマヤマなんだが
ウタゲ特有の再現しがたい瞬発力の笑いと
文字で書き起こしてもぜったいに伝わらない
という、文章力不足でもって
再現がむつかしい。

そういうもんだよね。くー。



あんまり独走をゆるすのもナンだなって。
すっかりいい気分になったおれもがんばってみた。

が、どんな必殺ネタも
シゲノブにとっては、ネタフリというか
いい養分というか、ナイストスが関の山。

瞬発力ってんで。
白い筋肉をめいっぱいはたらかせても
あまりに無力だった。

あげくのはて。
「ちっきしょー、やっぱ、あいつにゃかなわねえ」
「いやいやいや、キクちゃんもじゅうぶん、おもしれえから」
とか、なぐさめられちゃうシマツ。



「ぎゃはははシゲノブー、いいから早く結婚しろよ!」
「ばか! 相手がいねえんだよ。おれの相手を連れてこいよってば」

ほんのいっしゅん、真顔をさせたのが
せめてもの焼け石に水な反撃だった。


小学校の同窓会が大すきだ。
それはシゲノブに大爆笑するため
といっても、過言ではない。

いや、過言だ。
もう年末が、楽しみだ。