165位のデルポトロが2回戦で
第4シードのバブリンカを破った。
一見、大番狂わせ。
なんだが、いちんち経ったいまも
興奮がおさまらない。
*
テニスなんか誰もニシコリ以外
キョーミないだろうが、つづける。
*
デルポトロっていまは165位だが。
元世界ランキング4位。
全米オープンを制したこともある。
ので、大番狂わせとはちょと違う。
。。。
っていっても、どうも伝えきれねえな。
いま165位なのはおととし、去年と
たびかさなるケガでほとんど
ツアーに出ていなかったというだけで。
本来的な実力が165番目ってわけじゃない。
。。。
っていっても、どうも伝えきれねえな。
クソ辺境でサッコンの男子テニス界を語るとき。
「ここ10年以上、グランドスラムを
4人がほぼ独占してきたきわめて特殊な状況」
といってきた。
グランドスラムってのは
全豪、全仏、全英(ウインブルドン)、全米
っていう4大大会で。
4人、というのは
フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー(順テキトー)
BIG4と呼ばれてたり、する。
*
テニスって全盛期が長くて5年とか
わりと入れ替わりが早い世界なので
「10年以上」ってのはあきらかにおかしくて。
「BIG4を後継すんのは誰か?」
なんて、もう何年も前からいわれてて。
後継候補のひとりにニシコリもいるわけで。
ほかにもツォンガとかバブリンカとか
最近だと
おれはキリオスってすげえなとおもってるとか
フェレールのあの感じが
ずっとすきだぜっておもってるとか
そういうのは措いても。
いまだにBIG4中心にテニス界がまわってる。
それは逆にいうと、
それだけBIG4のレジェンドっぷりが
レジェンドすぎる、ということで。
*
デルポトロってのは、その
「BIG4の後継は誰だ?」レースの
先頭を突っ走ってた選手で。
ビッグサーブと
フラットでひっぱたく強烈なストロークが
とにかく、脅威。
上記のように、BIG4でほぼ独占されている
グランドスラムを取ったりもした。
ニシコリが赤丸急上昇って感じで
ランキングを30位台から20位台
えーっ、10位台まであげてきたよ!
ぐらい、飛ぶ鳥を落としてたときさえ。
デルポトロには一度も勝てなかった。
いま、絶対王者として君臨してるジョコも
デルポトロをすごく警戒してた
というぐらい。
。。。
うーむ。
やっぱ、どうも伝えきれねえな。
*
「デルポトロは超絶つおい」
というインパクトがアタマにあるので。
きのうやらかしたことに
なんだか、うれしい。
いちんち経ったいまも、興奮がおさまらない。
うっわっ、最初に戻った。
なにひとつ、ハナシが進んでねえじゃんか。
*
「ケガしちゃうってのはけっきょく
その競技に関する才能がないってこと」
*
ずいぶん前。
職場の裏ボスがそう言ってたことがある。
高橋由伸がケガを重ねてたころだったか。
いくら超絶センスを感じられるとしても。
「故障をしてしまう
=その競技にムリな動きをしてる」
ってリクツで。
たしかにイチローも
ハンマー投げの室伏も体操の内村も
表立って選手生命を脅かすケガをしたと
きいたことはない。
いろんな前後関係や細かいことははぶいて
ミョーな説得力があるなあとおもった。
*
じゃあ、と。
デルポトロとか高橋由伸とか
野口みずきとか伊藤智仁とか渡辺康幸とか
才能がなかったの?
っていわれると、
とてもむつかしいもんだいをはらみ出す。
よくわからない。
ただ。
彼らのほんとうの底にある実力って
どれほどだったんだか
みてみたかったなあとは、おもう。
「君臨しつづけるほどの圧倒的な才能」はすごい。
かたや。
「いっしゅんだけ、とてつもない輝きを見せる才能」もすごい。
どちらが、ではなく、どちらも。
才能っていったい、なんなんだろう?
*
あれだよな。「デルポトロ」ってまず
おなまえがかっけえよな。
デルピエロ、みたいな。
「産まれながらにして、こりゃモテますわな」
って感じがする。ぷんぷん。
「デルヒロシ」
だみだこりゃ。
ドラクエいくつだったっけ?
ラスボスのデスピサロと
じゃっかんこんがらがるのは、さておいても。

deathヒロシ。。。