キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

去年の反省を活かしてバターになる(中)―バレンタイン30K@駒沢公園のつづき

バレンタイン30K@駒沢公園のつづき。
の、つづき。

表題はとくに意味があるわけではなく。
とりわけ、反省を活かしたところで
バターになんかなるわきゃ、ない。

そりゃ、セレブってクラスになりゃ、ぐるぐる回るだけでバターになんのかもしんねえけどよ。
パンケーキにバターって、欠かせないよねっ。


まずは朗報。

右足の甲が、痛え。
きのうの朝から。

歩くのにびっこひくていど。

でもでもたぶん、気のせいだ。
気のせいなんだからねっ。
モチベーションはけっこう高いんだからねっ。
痛いとこがあると、じゃまくさいねっ。

いじょっ。



自己紹介を豪華にスルーして
みなさんでアップがてら、まず1周。

半周ほどして撮影ポイントに近づくと、マルさん。
うっほー。

こんなの撮っていただく。
いい写真だなあとおもう。お借りします。
2016-02-14-13-45-13

ひとりだけポーズが違うのは。
目立ちたかったからでも
アマノジャクを発動したからでもなく
「おのれはラーメン屋か?」
ってギモンがよぎっちゃった、ゆえ。

意味がわからない。

写真を撮り終わったしゅんかん、
キャメラマンを撮ってるかたが何人かいて。
これが、ブロガーってひとたちなのかあ。
とおもった。

お借りします。
マルさん

キャメラマン、かっけえ。
キャメラマン、マルさん、かっけえ。
キャメラマン○△。

だてに、ぐるぐる回るだけでバターになってねえな。

なお「キャメラマン」ぶぶんは
巨泉かアッコになりきって音読推奨。



しかし、あれだ。
「カメラマン」って、和製英語すぎるな。
考えれば考えるほど、おかしい。

なんだよ、「カメラマン」って。
超人オリンピックかよ。

正しく英語では、
「フォトグラファー」つうらしい。
いま、あわててググったんだけどな。

その流れでいくと、カメラー、だな。
カメラー、なのらー、だな。

おもしろくなんともねえ、な。



そんなわけで
30k走がはじまった。

そんなわけってどんなわけだ?



去年のおんなじころの、駒沢公園。
おれはデカいチョンボを2つ、しでかした。
今年はその反省を活かして
立ち居ふるまおうとしてた。

タチイフルマー。

去年のチョンボ。
ひとつが、自己紹介。

もうひとつが、ジョグに向かう姿勢だ。
その捲土重来を期す。

あ。
「ジョグに向かう姿勢」ってえと
なんかこう高潔な匂いがするが
そんなんじゃねえ。

「ちゃんと完走する」ということ。



去年、なにを勘違いしたのか。
30k走に臨む前に5kTTをカマしたうえ
駒沢公園までの8kぐらい、ジョグしてく

という、とんだスットコドッコイをした。
身のほどを知らなさすぎる。

事前の感じでは。
「5kTTをカマす」

「ゆうゆうとシャワーを浴びる」

「ゆうゆうと朝飯を食う」

「キロ7ぐらいでゆっくり駒沢に向かう」

だったのに。
安定のねぼう。

どんなサーキットトレーニングだよって感じで
ムリヤリ5kTTをカマし
汗だくだくなまま、荷物だけを背負い
間に合わねえって焦り、キロ5で駒沢に向かった。

けっか、30k走をはんぶんで脱落。
当然、ですな。



今年は去年の反省を活かサー。

あまつさえ、ペースメーカー(PM)しまっせ
なんてしゃしゃり出たもんだから
なおさら、脱落するわけにはいかねえ。

なので今年は、
「ジョグで駒沢に向かう」
だけをすることにした。

ゆうゆうとシャワーを浴び。
ゆうゆうと朝飯を食って。



ん?

きょうは
30k走のPMしたときのこと書こうとしたのに
簡潔にまとめようとしたのに。

まだ、駒沢公園に到着してねえぞ。
自己紹介から巻き戻しをしたままだぞ。



今回の敗因は、
「ちゃんとPMの役割を果たそう」
って考えすぎちゃったことだ。

ん? 今回も負けたのか?



キロ5のひとがいっせいにスタートした。

当初、人数が多いので何組かに分ける
というハナシだったが。
雨が降ってたので、ジョギングコースは貸切状態。

逆にエイエイオーって感じでいいな
とおもった。



語弊覚悟で申しますれば。

おれはこの日「たかしさんがコンプリートする」
をお手伝いしたいとだけおもって、臨んだ。
そういう意味では。
先頭からなかなか声をかけたりでけなかった。

たかしさん、控えめに中段にいらっさるし。

それでも。
ほかのPMのかたは
柔軟に中段や後ろにまわったり
遅れそうなひとについて励ましたり。
うらまやすい。

官九郎さんとか。

おれなんか、昭和生まれの明治男って感じで
マサカリサンデーって感じで
「前でひっぱらないと」
ってなんか変にガンコになっちゃった。

たまにチラチラ、振り返るだけ。

そのわりには、ペースがテキトー。
PM、むつかすい。

いつも走るときとは違うこと考えてると
キロ5分がやけにキツイぜ。



中盤すぎだったか。
雨と風がいちだんとつおくなってきた。
雷まで鳴ってる。

後ろを振り返る。
まだみなさん、余裕がありそうだ。
体感一定でいくより、タイム一定でいくことにする。

とーこーろーがっ。
そこから1、2周して後ろをみたら
なんだか閑散としてた。

うわあ、やっちまった。

。。。

さびしい。
たかしさんもSugiさんも、いねえ。

もっとちゃんと目くばせして、
臨機応変な対応とかいうやつをすりゃよかった。

PM失格じゃねえか。

でもでも。
まだ粘ってるひともいらっさる。
アタマを打ちのめされながら、
そのままの感じで、進んだ。

それにしても、いわさんとかムネコフさん
まったくよゆうな感じが、すげえな。



いわさんといえば。
弥勒菩薩いわさんといえば。
ん? 半跏思惟だっけか?

アップをしてるとき。
「なんか脚、太くなってませんか」
って、言ってくだすった。

コレが、すげえうれしかった。

もしおれがキクコさんだったら
もしくはいわさんがイワコさんだったら
ためらいなく抱きつきにゆく、ぐらい。



駒沢公園のジョギングコースは
1周2100mちょい。
30kには14周ちょい。

14周終了時点で500mぐらい残ってたが
走るのをやめた。

ジコマン的に、たかしさんとゴールをトゥギャザーしたい。
とおもったからだ。
あさましい。



カラダが冷えちゃうので100mほど
コースを逆行して歩いてると。

たかしさんが、現れた。
いや、たかしさんぽいひとだけど
たかしさんかどうか、近づくまで確証できなかった。

おもえば。たかしさんが必死な姿
見たことがない。

常にじゃっかんうさんくさいスマイル
ってイメージ。

この日はそんだけ
歯を食いしばってたってことだろう。



たかしさんのジャマをしないよう
並走しはじめたが、どう考えても
ジャマでしかなかったぽい。

たとえば。

おれのGPSが30kに達した。
「おれは30kいきましたが、
たかしさんはあとどれくらいすか?」

だーかーらー。
たかしさんはラスト、
必死にがんばってらっさるんだって。

話しかけてんじゃねえよ。

「あと100mぐらいです」
答えさしてんじゃねえよ。
紳士だな。

「へえ、おれのガーミンより短めに出るのかあ」
ノーテンキにおもったもんだが
なんのことはねえ。

14周終わった時点でおれ、
100m戻ってんじゃねえか。
時計を止めて。

とか。
バーカバーカ、バーカ。



こうして。

15回ぐらいぐるぐる回ったのに
ロード・トゥ・バターはまだまだ遠かった。

バターになるの、やけにむつかしいぜ。

つづく。