バレンタイン30K@駒沢公園のつづき。
の、つづき。
表題はとくに意味があるわけではなく。
とりわけ、反省を活かしたところで
バターになんかなるわきゃ、ない。
そりゃ、セレブってクラスになりゃ、ぐるぐる回るだけでバターになんのかもしんねえけどよ。
パンケーキにバターって、欠かせないよねっ。
*
まずは朗報。
右足の甲が、痛え。
きのうの朝から。
歩くのにびっこひくていど。
でもでもたぶん、気のせいだ。
気のせいなんだからねっ。
モチベーションはけっこう高いんだからねっ。
痛いとこがあると、じゃまくさいねっ。
いじょっ。
*
自己紹介を豪華にスルーして
みなさんでアップがてら、まず1周。
半周ほどして撮影ポイントに近づくと、マルさん。
うっほー。
こんなの撮っていただく。
いい写真だなあとおもう。お借りします。
ひとりだけポーズが違うのは。
目立ちたかったからでも
アマノジャクを発動したからでもなく
「おのれはラーメン屋か?」
ってギモンがよぎっちゃった、ゆえ。
意味がわからない。
写真を撮り終わったしゅんかん、
キャメラマンを撮ってるかたが何人かいて。
これが、ブロガーってひとたちなのかあ。
とおもった。
お借りします。
キャメラマン、かっけえ。
キャメラマン、マルさん、かっけえ。
キャメラマン○△。
だてに、ぐるぐる回るだけでバターになってねえな。
なお「キャメラマン」ぶぶんは
巨泉かアッコになりきって音読推奨。
*
しかし、あれだ。
「カメラマン」って、和製英語すぎるな。
考えれば考えるほど、おかしい。
なんだよ、「カメラマン」って。
超人オリンピックかよ。
正しく英語では、
「フォトグラファー」つうらしい。
いま、あわててググったんだけどな。
その流れでいくと、カメラー、だな。
カメラー、なのらー、だな。
おもしろくなんともねえ、な。
*
そんなわけで
30k走がはじまった。
そんなわけってどんなわけだ?
*
去年のおんなじころの、駒沢公園。
おれはデカいチョンボを2つ、しでかした。
今年はその反省を活かして
立ち居ふるまおうとしてた。
タチイフルマー。
去年のチョンボ。
ひとつが、自己紹介。
もうひとつが、ジョグに向かう姿勢だ。
その捲土重来を期す。
あ。
「ジョグに向かう姿勢」ってえと
なんかこう高潔な匂いがするが
そんなんじゃねえ。
「ちゃんと完走する」ということ。
*
去年、なにを勘違いしたのか。
30k走に臨む前に5kTTをカマしたうえ
駒沢公園までの8kぐらい、ジョグしてく
という、とんだスットコドッコイをした。
身のほどを知らなさすぎる。
事前の感じでは。
「5kTTをカマす」
↓
「ゆうゆうとシャワーを浴びる」
↓
「ゆうゆうと朝飯を食う」
↓
「キロ7ぐらいでゆっくり駒沢に向かう」
だったのに。
安定のねぼう。
どんなサーキットトレーニングだよって感じで
ムリヤリ5kTTをカマし
汗だくだくなまま、荷物だけを背負い
間に合わねえって焦り、キロ5で駒沢に向かった。
けっか、30k走をはんぶんで脱落。
当然、ですな。
*
今年は去年の反省を活かサー。
あまつさえ、ペースメーカー(PM)しまっせ
なんてしゃしゃり出たもんだから
なおさら、脱落するわけにはいかねえ。
なので今年は、
「ジョグで駒沢に向かう」
だけをすることにした。
ゆうゆうとシャワーを浴び。
ゆうゆうと朝飯を食って。
*
ん?
きょうは
30k走のPMしたときのこと書こうとしたのに
簡潔にまとめようとしたのに。
まだ、駒沢公園に到着してねえぞ。
自己紹介から巻き戻しをしたままだぞ。
*
今回の敗因は、
「ちゃんとPMの役割を果たそう」
って考えすぎちゃったことだ。
ん? 今回も負けたのか?
*
キロ5のひとがいっせいにスタートした。
当初、人数が多いので何組かに分ける
というハナシだったが。
雨が降ってたので、ジョギングコースは貸切状態。
逆にエイエイオーって感じでいいな
とおもった。
*
語弊覚悟で申しますれば。
おれはこの日「たかしさんがコンプリートする」
をお手伝いしたいとだけおもって、臨んだ。
そういう意味では。
先頭からなかなか声をかけたりでけなかった。
たかしさん、控えめに中段にいらっさるし。
それでも。
ほかのPMのかたは
柔軟に中段や後ろにまわったり
遅れそうなひとについて励ましたり。
うらまやすい。
官九郎さんとか。
おれなんか、昭和生まれの明治男って感じで
マサカリサンデーって感じで
「前でひっぱらないと」
ってなんか変にガンコになっちゃった。
たまにチラチラ、振り返るだけ。
そのわりには、ペースがテキトー。
PM、むつかすい。
いつも走るときとは違うこと考えてると
キロ5分がやけにキツイぜ。
*
中盤すぎだったか。
雨と風がいちだんとつおくなってきた。
雷まで鳴ってる。
後ろを振り返る。
まだみなさん、余裕がありそうだ。
体感一定でいくより、タイム一定でいくことにする。
とーこーろーがっ。
そこから1、2周して後ろをみたら
なんだか閑散としてた。
うわあ、やっちまった。
。。。
さびしい。
たかしさんもSugiさんも、いねえ。
もっとちゃんと目くばせして、
臨機応変な対応とかいうやつをすりゃよかった。
PM失格じゃねえか。
でもでも。
まだ粘ってるひともいらっさる。
アタマを打ちのめされながら、
そのままの感じで、進んだ。
それにしても、いわさんとかムネコフさん
まったくよゆうな感じが、すげえな。
*
いわさんといえば。
弥勒菩薩いわさんといえば。
ん? 半跏思惟だっけか?
アップをしてるとき。
「なんか脚、太くなってませんか」
って、言ってくだすった。
コレが、すげえうれしかった。
もしおれがキクコさんだったら
もしくはいわさんがイワコさんだったら
ためらいなく抱きつきにゆく、ぐらい。
*
駒沢公園のジョギングコースは
1周2100mちょい。
30kには14周ちょい。
14周終了時点で500mぐらい残ってたが
走るのをやめた。
ジコマン的に、たかしさんとゴールをトゥギャザーしたい。
とおもったからだ。
あさましい。
*
カラダが冷えちゃうので100mほど
コースを逆行して歩いてると。
たかしさんが、現れた。
いや、たかしさんぽいひとだけど
たかしさんかどうか、近づくまで確証できなかった。
おもえば。たかしさんが必死な姿
見たことがない。
常にじゃっかんうさんくさいスマイル
ってイメージ。
この日はそんだけ
歯を食いしばってたってことだろう。
*
たかしさんのジャマをしないよう
並走しはじめたが、どう考えても
ジャマでしかなかったぽい。
たとえば。
おれのGPSが30kに達した。
「おれは30kいきましたが、
たかしさんはあとどれくらいすか?」
だーかーらー。
たかしさんはラスト、
必死にがんばってらっさるんだって。
話しかけてんじゃねえよ。
「あと100mぐらいです」
答えさしてんじゃねえよ。
紳士だな。
「へえ、おれのガーミンより短めに出るのかあ」
ノーテンキにおもったもんだが
なんのことはねえ。
14周終わった時点でおれ、
100m戻ってんじゃねえか。
時計を止めて。
とか。
バーカバーカ、バーカ。
*
こうして。
15回ぐらいぐるぐる回ったのに
ロード・トゥ・バターはまだまだ遠かった。
バターになるの、やけにむつかしいぜ。
つづく。