キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「私がやりたかったのはこれだったんだなと実感しながら走る」

Sugiさんが、勝田マラソンのまとめ
表題のことをおっさってた。

こういう(↓)。
~40km 25:23 (502 505 502 506 502)
キツくて泣きそう(笑)。
でも私がやりたかったのはこれだったんだなと実感しながら走る。

あたしゃ、激しく心を揺り動かされた。


余談。
キクチクリ魔からのよぶんなタレコミ。

「Sugiさんって。ツイッターをはじめて
おれん中で『地上に舞い降りた天使』から
『すぐ隣にいるアイドル』って感じになりましたよ」

先週末、都内某所の居酒屋にて。
ムネコフさん。

ムネコフさんが
何を意図してそうおっしゃったのかは、知らん。
知らんが、なぜか深く共鳴した。

お会いするとかならず
こういうブッコミをかける。
ムネコフさんはおれさまちゃんをつかんで、離さない。

余談おわり。

っていうかココマデ。
余談しかしてねえ。



きょう。
マイコース1周12.3kmをカマした。

多摩川河川敷を。
超絶ビッグシティ・狛江から下流へ向かい。
4k先の二子橋を渡って上流へ向かい。
登戸の多摩水道橋を渡って戻ってくる。
わりと平坦なコース。

いままでいちばん走ってきた道だが。

スピード(持久力)練習の柱のひとつとして。
今シーズンあらためて、積極的にやろうとしてる。



現在の、主たるマイコース3本。

水曜にUC(帰宅)で、
きのう土曜、オネカンで
自己ベストを大幅更新でけた。

あとは、「1周」。
ゆうべから、きょうは自己ベストを更新するいきおいで臨もうと考えてた。

ん?
去年の秋とおんなじ展開じゃねーか!



きょうの多摩川河川敷。
上流から下流へ向けて、ハンパない風が吹いてた。
たぶん、おれがジョグをはじめて以来
最強にして、最凶。

そこで。
「自己ベストを狙いにゆく」
という気持ちに変わりはなかったものの。

「オニ向かい風区間をちゃんと走ろう」
という方針を立てることにした。

向かい風をちゃんと走ると
カラダのつおさとか上り坂の走りかた
を身につけられるし。



いざ、走り出す。

いつもよかアップを多めにする
というイキゴミを伴って。



二子橋を渡り、川崎側を上流へ。
いや、マジ、パねえ。

「向かい風の走りかた」うんぬん以前に
ふいに風向きが変わって
「斜めからの向かい風」とか
「いきなり真横から」とか
ぽまいは新浦かってぐらい七色の変化球を
織り交ぜられると、そのつど
貧弱なニクタイがよゆうで持ってかれる。

ぐらい。



進んでる感がまったくない。
ってよりもはや、押し戻されてる感。

ラップタイム、キロ15秒落ちちゃったり。

気持ちを奮い立たせようと
ジョックロックを口ずさんでみたりするも
もう、自己ベストなんかとうてい狙えない。

ん?
去年の秋とおんなじ展開じゃねーか!
アゲイン。

のに、なおも吹きつけつづける
ようしゃのないオニ向かい風。

MAJIでKOKOROORERU5秒前。
by キクチヒロシ世の末(ヒロ末)
って感じだ。

おもしろくもなんともねえな、コレ。



なあんて。
こぎたねえ悲劇のプリンスを気どりかけたころ。

天使が地上に舞い降りた。

「そうだ。きょうおれがやりたかったのはこれだったんだ」
向かい風をちゃんと走る。
これだよこれって、実感しながら、走る。

アズスーンアズそう考えるやいなや
なんだか推進力が増した。ような気がした。

じっさい速度があがったかどうかは、ともかく。
いまやるべきことが明確に見つかったおかげで
少なくとも「心が折れる」という選択肢は
なくなった。

なくなりましたとさ。



タイムはそれはそれは、ドイヒーなものだった。

きょう、多くのかたがレースで
すごい結果を出してるのを見て
うれしい反面、おれはなにやってんだって
心底みじめな気持ちになった。ショージキ。


でも、次にむつかしいきょくめんに立ったとき。
やりたかったのはこれだったんだな
って実感しながら走ればいい。

という武器は手に入れられた気がする。
きょうび。
武器?



「じゃあ、何をやりたいかちゃんと据える」
ということがなおさら重要で。

きょうのなら。
松「自己ベストを叩き出す」
竹「向かい風をちゃんと走る」
梅「心を折らないで走りきる」
みたいなことで。

勝ちか負けしかない、なんておっとこらしい臨みかた。

「松」の目がなくなったしゅんかんに
すべて切れて、やめちゃうね。
なにしたって、どうせ負けなんでしょ、って。
おれは、ね。

そんなわけで、松竹梅、どわいすきだぜ。
ハナシがズレまくりだぜ。